笹沢左保『 招かれざる客 』
著者のデビュー作。( ’60 )
どの作者も同じだと思いますが、「 この作品で世の中にデビューする 」となると、アイデア盛々+テクニック満載で勝負を賭けるのでしょう。
今作もそれに違わず、ミステリーの美味しいところがてんこ盛りです。
しかし、徳間文庫のこのシリーズ、最近リリースされてない気がする。
刊行、終わっちゃったのでしょうか。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
長編デビュー作繋がりで、赤川次郎『 マリオネットの罠 』( ’77 )
ユーモア・ミステリーで著名な作者もこの作品はユーモア色が無く、サイコ・サスペンス+アクション小説に仕上がっています。
読者を楽しませようというエンタメ精神が、デビュー作から溢れ出しています。
話は変わりますが、この小説を買った近所の書店が閉店しました。
普段使いしていて、とても重宝していたのですが…。
「 紙の本は売れない 」というのは良く聞く話ですが、何とも寂しい気持ちです。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
早坂吝『 探偵AI / 犯人IA 』シリーズを一気読み。
昨今のAI進化を上手くミステリーに落とし込んだシリーズで、読んでいて楽しい。
何せ、発展途中のAIが考えたんだから、突拍子も無いトリックや展開も許される。(笑)
よくこんな事を考えついたもんです。
✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕✕
今更ながら、『 進撃の巨人 』を読み始めました。
途中で止める事が出来なくて(笑)、しばらくは小説を読む時間が無さそうです。