☆ おぞましい光景だ。それは確かに40数年前から存在したからおぞましさの大衆化が進んだといっていいのだろう。ある(鉄道が廃止になる>列車の定期運用が終わる>車両の運用が終わる)事情で決まったことの最終日に向けての○○い沙汰の話である。
☆ 以前もどこかで書いたことがあるが,40数年前の蒸気機関車運用終了の際のSLブームでも撮影の名所に多数のマニアが入り込み(そこは私有地だ)地主は入場料を取ろうとし,その話を聞いた機関車の運転士はその現場で煙を噴き上げるのをわざと止めた(地主への抗議としてと言われているらしい)。
☆ また今は3セクの立派な鉄道が走っているあるローカル私鉄の廃止の際には,その鉄道会社が大切にしていた古い蒸気機関車を丁寧にお化粧して走らせたら「厚化粧して」などと心ない言葉を吐いた者がいた。廃止が決まってからその日までどれだけの人がその機関車の再登場に力を尽くしたかなど気付きもせずに。まだある。有名なローカル私鉄の廃止の際の混乱は今もYouTubeで見ることができる。別の私鉄では廃止が決まり荒廃しつつあった職場で「葬式鉄」に対する対決姿勢まで見られたという。
☆ こういう話は全てこないだの東京駅のsuica騒動と同じだ。祭りがあれば一緒に騒ぎ,目端が利けば金儲けを狙う。なんだろう。この人達は。鉄道が大事なのではなく,鉄道のある記録の中に自分を溶け込ませて自分が生きた証拠でも残したいのだろうか。そんなもの。死ねばハイそれまでよ,なのに。
☆ お目汚ししました。気晴らしに1曲どうぞ。