さわかみファンドに向く人,向かない人 | Market Cafe Revival (Since 1998)

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四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う」である(This time is different.)。


=自己宣伝= 暇なら読んでチョ


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☆ 休日のせいか,日経の家計欄に「さわかみファンド」のことが書いてある。個人的な感想だが,さわかみファンドに向く人と向かない人がいると思うのでそのことを書く。


☆ さわかみファンドに向かないのは,何も考えずに契約したらすぐ買ってしまうような人だ。それは毎月定額であっても同じだと思う。


☆ さわかみファンド。実は契約しているが,まだ買っていない。しかし月二回送ってくる月次報告書から運用担当者のメモまで全部読んでいる。もちろん情報のフリーライドが目的ではない。さわかみファンドの運用者のスタンスや考え方を見ているのだ。


☆ さわかみファンドから青い封筒の運用報告書が着いたら,最初に「運用状況」を見るといい。どの銘柄にポジションを持っているか一目瞭然だ。この段階で自分の持ち株とさわかみファンドの主要銘柄がほぼ一致しているなら,その人には二つの選択余地がある。①自分のポジションを閉じてさわかみファンドを買う。②自分のポジションをそのままにしてさわかみファンドの購入は見送る。


☆ おそらく「サブプライムショック」以前からのポジションであれば含み損があり,今年始め頃からのポジションであれば含み益があるはずだ。だとすれば大抵の投資家にとって②が望ましい。


☆ このように,さわかみファンドは有無を言わさず押し売りするようなファンドではなく「納得したら参加して欲しいし,参加するなら月次買い付けでじっくり長期で財産形成に役立てて欲しい」というスタンスが明白なファンドである。日経をはじめ,一部の自称投資家氏のごとき「当て物クレクレ投資家もどき」は買うべき商品ではないのだ。


☆ それにしても自分の相場をしている間は,どうやっても小額でしか参加できそうもない(´∀`)。。。