「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」1~3期 | 雑踏に紛れて

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「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」

 

1期、12話+番外編+OVA

2期(続)、13話+OVA

3期(完)、12話。

 

 

通称「俺ガイル」

知らないうちにバカ売れしてた作品。

 

キャラデザと声優がバッチリ決まったのか・・・。

とにかく好きなシリーズ。

 

続が始まったときには、心躍ったし、

完が始まったときには、狂喜した、笑。

 

この上、第4期、「結」の話まで上がっている。

これは登場人物「由比ヶ浜結衣」メインの話ではないかと、

噂を聞いたくらい。

 

だとしたら・・・だとしたら、もう見逃すわけにはいかない。

 

まぁ、このところのラノベ原作で、見事なキャラデザと声優陣でアニメ化。

この路線ではあるのだけれど、当初ここまでいいとは思わなかった。

 

何せ、タイトルが・・・笑

大丈夫か?みたいなタイトルで、消費豚としては、どうなんだ?と。

 

なのに、思いっきり(勿論いい意味で)期待を裏切ってくれた。

そりゃ設定も物語もあるあるではある。

 

でも何だか放っておけない作品なのだ。

その魅力ってなんだろうとずっと考えている。

 

確かにキャラはかわいい。これはもう殆ど正義だ。

王道の設定も展開も、正義と言って差し支えないのかもしれない。

 

でも、よーく考えれば、そういう作品というのは既に溢れかえっている。

日常系学園モノ、冴えない主役と美女のハーレム構造。

結局はそのぼんやりした雰囲気の良さであったり、

空気感とか、いわゆるほのぼのとか、そんな要素なんだろう。

 

正直、異世界転生ものは最早食傷気味ではある。

もういいかな、と思わないでもない。

 

そういう意味では日常系はいつだって王道として存在し得る。

そりゃ何だかんだ言ったって、サザエさん的なお手本が存在するのだ。

日常のネタというものは、決して尽きることがない。

 

でもまぁ、劇中に出てくる、奉仕部という部活・・・。

普通なら入ろうとは思わない。

 

そこはうまい具合に入部をさせるようなところから、物語は始まる。

多分この奉仕部っていうのが基礎になってる。

だって、それこそまるでよくできたネタ帳の中に、

飛び込んでゆくような、そんなことが可能な設定なのだ。

 

ひとつのテーマに縛られることがない。

奉仕して欲しい分野というのは、もういくらだってあるのだから。

 

要はボランティアなわけで、もしかしたら、こういう部活が、

実際に採用されている学校なんてのもあるのかもしれない。

 

僕らの頃にはそんなものはなかったけれど・・・。

そんな高校生なんていなかったし、みんな自分の欲求で精一杯だった。

 

今でこそ、NPOとかボランティアみたいなものは、

ごく普通に当たり前にあって、そういうのがない方が不思議なくらいの時代。

 

でも、その昔はそうではなかった。

有志なんて、ホント偽善みたいに思われてた頃だってあったし、

暇人の集団だと蔑まれていたことだってある。

 

なのにそうではなくなった。

結局動機なんてどうでもいいのだ。

結果的にどこかで誰かの役に立っていさえすれば、

それは自己満足だろうが、偽善だろうが、暇つぶしだろうが、

何だっていいのだ。寧ろ良すぎる。いい人の匂いしかしない。

 

毎度のことながら話が逸れた。

 

ともあれ、そういう日常の中に僕らが求めるものはある。

特に非リアな人たちにとって。

 

こんな青春あったら良かったな、っていう不変的な憧憬と、

多くの人の中に眠る心残り。

 

だから受け入れられる。

些細なことでいいのだ。

そんなドラマチックじゃなくていい、いや、そうであってはならない。

地味なこと、あーあるある、わかるー、っていう共感覚。

それなのだ。

 

うーむ、正直何度でも見直したい・・・が、

人気があり過ぎて盤が値崩れしない。

残念だけれど、配信でも観られるだろう。

いつか、ゆっくり見直して密かな悦に浸るとしよう。

 

その前にもう一度配信で、最初から観ておくか。

もうね、それくらいお気に入りの作品である。

 

そして、4期がめっちゃ楽しみだ。

噂で終わってほしくない!!

 

それでもって、やっぱり、自分を顧みて、

こんなだったら人生は変わっていたかもしれない、

なーんて思ったり思わなかったり。