MAY 2, 1987
This Week No.5 Cyre /Last Chance
ワン・ヒット・ワンダー。いわゆる一発屋。一曲のヒットで成功するアーティスト。12インチ・シングル・カルチャーにおいてもこういった楽曲単位で流行の波にのるアーティストは多い。このキイレ(??)もそう。ニューヨークはブロンクス出身の彼女は、数々のR&Bグループのバック・シンガーとして活躍後、この曲でソロ・デヴューを果たした。
プロデューサーは、ジョシュ・アニマル・ディアズ。ニューヨークはクィーンズ出身。DJアニマル名義で伝説的クラブ〈Palladium〉他でキャリアをスタート。その後、ラジオDJとして〈WKTU-103.5〉、〈WHTZ-Z100〉、〈WQHT-Hot 97.1〉でプレイ。エレクトロ~ラテン・フリースタイルを得意としていたようだ。
同時にレコーディング・エンジニアや音楽制作もスタート。エレクトロの古典、マン・パリッシュの「Hip Hop Be Bop」、スペシャル・リクエスト「Salsa Smurph」、ジョンズン・クルーのアルバム『Lost In Space』、テクノの古典、サイボトロン「Clear」(12インチ・シングルには彼のリミックスがメインで収録された)など、数々のダンス・クラシックスでミックスやリミックスを担当。エレクトロ・クラシックスの影には必ずと言っていいほど彼の名前があった。
また、自身のユニット、Xレイ・ヴァージョンで「Video Control」、ザ・バガーズで「The Bugger Groove」他のエレクトロ楽曲を残している。
そんな彼が、エレクトロと親和性の高いラテン・フリースタイルを手掛けたのがキイレと組み、当時ヒップホップ専科として名をはせていたレーベル〈Fresh〉からリリースしたこの「Last Chance」だ。87年のポップス・マーケットにおいてラテン・フリースタイル人気はまだ健在で、ダンス/クラブ・チャート4位を獲得した。
12インチ・シングルには、自身の手による「Club Version」、「Instrumental」、「Last Dub」、「Mad Animal Beats」、「Airplay Version」を収録。特筆すべきは、全てのヴァージョンにおいて当時エディターとして数々の楽曲にハサミをいれていたチェップ・ニューネスが参加していること。楽曲編集はもちろんのこと、サウンド・エフェクトとしてのエディットがどのヴァージョンにもきっちり収録されている。彼の冴え渡るエディット・スキルを楽しむなら「Last Dub(01:35以降)」がオススメだ。
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Last Chance
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Last Chance (Club Version)
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Last Chance (Last Dub)
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Last Chance (Mad Animal Beats)
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