NOVEMBER 30, 1985 | The Extended

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2013年にリリースされた80's 12インチ・シングル・ディスク・ガイド「The extended」。そのブログ版。以前は洋楽中心でしたが今回は邦楽を中心に、各アーティストの初12インチ・シングルを紹介していきます。何卒、よろしくお願い致します。

NOVEMBER 30, 1985

 

This Week No.1 Sheila E. /A Love Bizarre(Extended Version)

 

 

 

「シーラEはいいらしい」誰が言い出したんでしょう?この言葉。

 

西海岸を代表するラテン・パーカッショニスト、Pete Escovedoを父に、Coke Escovedoを叔父に持つという、Prince Familyいちのエリート・アーティスト、Sheila Escovedo。元々プロのパーカッショニストとして活動していた彼女を見初めたPrinceが自分のバンドに引き入れた。その後、彼女はソロ活動と平行してPrinceとのセッションを数多くこなし、レコーディングにも参加。詳しくはWikiで検索してください。

 

そして、Princeのプロデュースによるファースト・アルバム『The Glamorous Life(84年)』でデビュー。84年といえばPrinceのモンスター・アルバム『Puraple Rain』がリリースされた年。その後、84年11月から85年4月までSheila Eは、パープル・レイン・ツアーにオープニング・アクトとして参加。そのツアーで行った先々の街で、合間をぬうようにレコーディングをしながら完成させた(ーRed bull Academyのインタビューより)セカンド・アルバムが『Romance 1600』だ。

 

 

このアルバムは、ツアーも終盤を迎えていた85年にPrince自身のレーベル、Pasry Parkからリリースされた(同年4月に、レーベル第一弾としてPrince自身のアルバム『Around The World In A Day 』がリリースされた)。ファースト・シングル「Sister Fate」をリリース後に、映画『Krush Groove』に出演するという完璧なプロモーションを経て、満を持してリリースされたのが、このセカンド・シングル「A Love Bizarre」。

 

 

 

Princeが共同プロデューサーを務めたこの曲は、Album Versionが12分を越える超大作(後半に仏民謡「フレール・ジャック」のフレーズを入れる遊び心も)。しかも、PrinceとSheila E.のダブル・ヴォーカル。しびれますね。12インチ・シングルにはそれと同じヴァージョンとeditされたShort Versionを収録。ちなみに、同曲の7インチ・シングルは、「Part.1」と「Part.2」に分かれて収録されている。往年のSoulやFunkのアーティストがレコーディングされた長いジャム・セッションの良いところをeditし7インチ・シングルにするという手法を踏襲している。

 

 

 

 

Coverd:Monrose/A Love BizarreI AmStarwatch, Warner Music 2008

 

 

 

 

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