MRT Muscle Release Technique 筋肉をゆるめる技術は
さとう式リンパケア で やってきた 軽く 触れる 揺らす(回す) 撫でる という
微弱刺激を利用して 筋肉をゆるめる技術に特化し 痛みや苦しみのある筋肉に直接作用し
痛みや 苦しんでいる 人を 解放 Releaseしていくテクニックです。
筋肉を緩める技術の背景
私は中学生の時から腰痛持ちで 20代の時に入院もしました、年に1度はぎっくり腰をしていました。
大学を卒業し 新入医局員の時に ギックリしない酷いぎっくり腰をしてしまい
全く動けなくなりました。酷いぎっくり腰 寝返りも打てない そのまま大学病院で入院です。
わかったのは2分脊椎 生まれつきの奇形で 背骨が割れている
マッサージで悪くなる ストレッチ(牽引)で悪くなる 医者に言われた運動で悪くなりました
ところが スキーやウインドサーフィンという 腰に悪そうな運動はしていたのですが
やると軽くなるのです。朝痛みがあるのですが ゆっくりとゆっくりと動かしていって
身体があたたまると 痛みが消えている、、、、
筋肉はゆるむと痛みは消えるのだ、、、、 筋肉が膨らんで 痛みが消えたのだ
何が違うのか????
筋トレは筋肉を収縮させる訓練だ
ゆっくりと動かすということは 筋肉を収縮させているのではなく
筋肉の収縮と拡張をくりかえしているのだ
筋肉を動かして 筋肉がゆるんだ 拡張した
筋肉は収縮と拡張をくりかえして拡張していく
縮んだ筋肉を引っ張っても 拡張しない
パン生地を引っ張っても パン生地は拡張しない
筋肉は触れる 揺らす 動かすことで 拡張していく
筋肉は収縮ではなく拡張が大切なのだ
縮んだものを 内側から拡張させていく 腔を広げていく
筋肉の束を広げていく これが筋肉をゆるめる技術 MRT 筋ゆるだ
筋肉をゆるめる 解剖の知識
筋肉束の中は 血管が豊富である
筋肉の外側は 木綿のような綿(めん)状のファシア =コラーゲン繊維
とその外側は 真綿のような (わた)状のファシア =コラーゲン繊維
に包まれていて その綿には血管は少ない
筋肉は活動が多く エネルギーと酸素を非常に多く消費する
筋肉束内では 筋肉の収縮と拡張によって 酸素と二酸化炭素 栄養素と老廃物がより多く出入りする
筋肉以外の場所では エネルギーと酸素はあまり消費しないので
酸素と栄養素はゆっくりと流れる
筋肉(毛細血管が豊富)
毛細血管から出てきた血漿成分は9割が毛細血管で回収
↓
リンパ球血小板を含む リンパ間質液のほどんどは真皮内の毛細リンパ管に回収される
リンパ管
毛細リンパ管のほとんどが真皮内に存在し ここで 血管からでてきた
リンパ間質液を回収している。
筋肉をゆるめる理論
毛細リンパ管の弁を開く
1、皮膚を固定して 筋肉を動かす(筋肉をゆらす)
2、皮膚をずらす 皮膚を軽く触れる
筋肉拡張時に 血管から血漿成分がでてきて 筋肉収縮時に リンパ間質液(でてきた血漿成分)が 血管に再吸収される
※血漿成分とは赤血球を含まない薄い黄色ががった透明な液体である
血管に再吸収される体液は 水分だけで 血管からでてきた 血小板や 白血球は血管には吸収されないで
筋肉束の外側の流れていく
筋肉収縮時に 筋肉の束から 筋肉の束の外へ リンパ間質液が流れ出す
そのリンパ間質液(血管からでてきた血漿成分)は ファシア を伝わり 真皮内に移動し
真皮内の毛細リンパ管に回収されます。
毛細リンパ管の弁を開かないと 体液は循環しにくくなり リンパ間質液が 皮膚や
間質に滞りやすくなり 流れが悪くなり 皮膚や臓器の 酸素や栄養素が滞りやすくなる
すごく大切なのが筋肉の滑走なんだよね
筋肉の滑走に一番大切なのが筋膜(木綿状のファシア)の伸展ではなく
綿(わた)状のファシア の拡張
それをやっているのが 筋肉をゆるめる技術のセミナーです。
つづく