ネトフリさんで髑髏上の七人に出会ってしまった。
その軌跡…というほどのものではないけど、自分の記事のリンク貼っときます。
そして今回の「Season風」では捨之介と天魔王の一人二役設定が“復活”する。
松山ケンイチが捨之介と天魔王を演じる。
復活とはいっても私が最初にみたのは、一人二役設定ではなくなった回からだったので、一人二役が逆に新鮮。どんな対決になるのか楽しみだった。
今回も別バージョンの七人たちと比べてみたり好き勝手に思ったことを書いてみますが、すべて個人の感想です。決して役者さんや作品を批判しているわけではないことをご了承ください。
さて、私の好きキャラ、いつも妖艶な無界屋蘭兵衛は向井理が演じる。先だって始まったテレビドラマ「パリピ孔明」の孔明だ。
申し訳ないくらいこの方には萌えない。
それぞれのヴァージョンによって変わる演出や設定があってセリフも細かいところは変わったりするけど、ここぞといういくつかのセリフは毎回変わらないものがある。いろいろ練ってもきっとそこは絶対な捨てられないセリフなんだろうと思う。
決めゼリフや、殺陣、表情などもちろん向井君は美しく真摯に蘭丸兵衛していたが、どうしてもやっぱり私は早乙女太一の蘭丸兵衛が好きらしい。
好きキャラを色んな人が演じるのを好き勝手にアレコレ思うのは楽しい。
極楽太夫は田中麗奈…ちょっと若いなぁという印象。若いというか可愛いらしくて、太夫にはもうちょっと大人で憂いのある感じが欲しい。先に見たりょうや松雪泰子のイメージがあるせいかもしれない。ワカドクロの小池栄子はまた別のイメージだが、最初に見た配役のせいか特別枠感もある。
「Season風」では(ほかのバージョンからは)セリフがどんどん変わっているんだな、と実感した。自分が好きだった展開や、セリフがなくなっていたのが残念だったりした。
それは演者に合わせたキャラ設定や関係性を変えているのか、ストーリーをわかりやすく不要なシーンをカットしたりしてるのだろうか。もともとのシーンやセリフの組みなおしなど、作り手の作業を見てみたいと思ったりもした。
同じストーリーを違う演者で作り直すのはどんな作業なんだろう…
「風」はテレビドラマを見ているようだ、と感じたところがいくつかあった。全部ははっきり覚えていないが、蘭兵衛の殺陣+歌のシーンもその一つだった。バックに流れた歌が時代劇を彷彿とさせたからだろうか。まあ実際舞台を見てたら全くそうは思わなかったのかもしれないが。
ラストの、七人が別れてゆくシーンは好きなのだが、極楽太夫と兵庫のやり取りは、「花」以降あまり好きじゃない。毎回ぜんぜん違うアプローチにしてほしい。なんでだろう。他は特に思わないのに、この二人のに関しては「風」で特にそう思った。今回の兵庫キャラがそのシーンに(私には)しっくりこなかったような気がする。
捨之介の松山ケンイチはアクロバティックな技を入れつつの殺陣だった。
蘭兵衛は髑髏城に乗り込んでゆく際に刀を置いた。
印象的なシーンもあったけど、ちょっとだけ期待から外れてしまった。期待が大きかったのかもしれない。
次は月。月は、「上弦の月」と「下弦の月」の2チームである。
さて、上弦の月は天魔王:早乙女太一が一番の楽しみ。
また宵の良い時間になってしまった…明日までお預け。
再見