ルパンが好き(原作、アニメ、LUPIN THE THIRDシリーズ、総て好き)であることは勿論、
先ず、次元役がサブさん(笑三郎丈)に震えました。
20年ほど前ですが、とあるライターさんがサブさんについて
「女形として優れた役者さんであることは間違いないが、口跡良く長身、勿体ないなあと思う。立役も、もっと観たい!」
といった感想をお書きになっていて、
その後、実際にサブさんの立役は『三人吉三(通し)』十三郎観劇の機会に恵まれ、
立ち姿美しく清々しく、女形とはまた違う色気が漂い、大いに納得しまして。
ただ、如何せん白塗りたおやか系。
私の中の立役サブさんはソコ止まりだった、
そんなところへ、次元大介。
立役、というか漢役(おとこやく)。
クールで渋くてニヒルなくせに情に篤い仕事人。
絶対観たいやん。
スタイル良くないと着こなせないであろうマント衣裳で颯爽と現れ、
大きな動きをするでもなくとも抜群の存在感。
ハスキー気味で軽口たたく様はまさしく次元大介で。
芸幅広すぎる。
サブさん、漢役も物凄くハマる。
◇
笑也さんの不二子ちゃんは、キャスティング解禁時は意外に思いました。
が、扮装ショットがリリースされ、ああ、そうか、笑也さんの、こっち路線か!と腑に落ちる。
嘗ての劉備を彷彿させるような、意志のブレない表情。
「自分で自分を護れるのがいい女」の不二子ちゃん像でした。
お茶目な芝居も、実に笑也さんぽい。
そう、間違いなく「不二子ちゃん」だけど、「笑也さん」でもある。
歌舞伎界に於いて笑也さんの出現はセンセーショナルだったと伝え聞いておりますが、
良い意味で「歌舞伎の女形ぽくない」ところがその所以のひとつではないかと改めて思います。
古典歌舞伎には見られないような女性キャラクターを、
ちゃんと歌舞伎に落とし込んで造ってしまわれる。
勿論古典も大好きだし、古典、基礎があってこそですが、
新作がどんどん出て来ている昨今もとっても楽しいし、
そうなると、こういう、不二子ちゃんや笑也さんが今までおつとめになったお役たちのようなキャラクターも必要になってくると思うので。
現代のこのタイミングに、出てくるべくして現れた役者さんのお一人だなと、
笑也さん観劇するたびに思います。
ルパン歌舞伎の舞台は桃山時代ですが、
実際、この時代なら女性の隠密は暗躍していたと思いますし。
廓での男前な立ち居振る舞いも、超絶カッコ良かった。
◇
斬鉄剣の生い立ちの様な伏線だったので、十三代目の魅せ場が多くて十三代目ファン、歓喜です。
ちなみにアニメシリーズなら1st、LUPIN〜シリーズの原作寄り劇画風味、
ど三白眼の十三代目が好物です。
ケンケンとっても似合っていました。
十三代目、モノにしてしまってました。
初演の松也んに続き、音羽屋贔屓として嬉しい十三代目役のキャスティング。
齢15歳の右近襲名の頃から観劇してきたケンケンが、
大好きなキャラクター役で南禅寺での名台詞で登場。
いきなり実に感慨深い(涙目)。
親戚のおばちゃん目線でうるうるしてしまいました。
全身全霊全力のお褌姿も迫力でした。
今作は鷹之資丈のお褌も登場するし、
今夏はお褌強化期間でしたわ。
お褌と言えば、稲瀬川ならぬ玄界灘勢揃いでのお揃いお衣裳、
ルパンのお褌がこの柄で安心した。
舞台でもちゃんとこのお褌着用で安心した。



