『七月大歌舞伎』2025 松竹座 五 | D-DST

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独り言。

『口上』

背景は松竹座も斧琴菊、
左右は音羽の滝と清水寺でした。

役者絵も斧琴菊🙌



松竹座では七代目が不在なので、
仁左衛門丈が進行をおつとめになりまして。

つい先ほど、戦を起こす人間社会の愚かさ、虚しさ、を渾身魅せていらした姿が嘘のような純真ど天然進行 。
無意識にあざといぞ、ニザえもん!
一気に会場は朗らかモードに。

そうこうしている間に、今月公演休演の情報が⋯。
我が国が誇る正真正銘国宝のお一人、
どうかご自愛いただき、復活をお待ちしております。


何度も申し上げているように、私の歌舞伎観劇はかなり偏っているので、


そういえば孝太郎丈観劇ってあまり記憶にないな、少ないよな、と思っていたのですけれど、
御本人談、やはり菊さんとのご共演自体は少なかった様です。

リズム良く心地良く、お話が止まらない。
客席も笑いが止まらない。

こんな楽しい方だったなんて。




今回の大阪公演の口上では、菊さんプロジェクト(NINAGAWA十二夜から始まる、菊さん発の一連の新作歌舞伎作品集を、勝手にこう呼んでいる)
に出演された方々も多く、

なんだかより「ホーム感」ある印象。


信二郎時代より、そういえば皆勤賞の錦之助丈。
誰よりもドヤ感アピールしてらしてかわいい。

当然なのですが、みなさま、トークスキルも高すぎて、
客席も全力で受け止めないと御利益逃すキブンです。


「まだまだ話足りない感の中、強制終了せねばならん感」も醸し出ていたり。

改めて歌舞伎俳優さんのスゴさを実感するのでありんあす。


7月までの観劇日記は8月中にはまとめよう目標でしたが、
地味に体調不良の波があり、遅れ、
ようやくココまでやってきました。

数日前より、山奥京都もいきなり涼しくなってきまして、
猛暑だったこの頃が既に懐かしいです。

六月 歌舞伎座公演より。