『團菊祭 五月大歌舞伎』2025 壱 | D-DST

D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。

観劇日が楽日間近でしたので、遅れ馳せながらですが。
いよいよ始まりました、菊さん&菊之助さん襲名フェス。


いえ、もう、わたくし個人の感想としてはフェスの様相です。
東を向いても西を向いても正面向いても菊さんまつり。

改めまして、八代目 尾上菊五郎、六代目 尾上菊之助
襲名おめでとうございます。
出演者各位、スタッフ各位も、盛り立ててくださりありがとうございました(←何様目線)。

無事に五月團菊祭も千穐楽を迎えられたとのことで何よりです。 
 そして六月公演も開幕、本日初日です。

 わたくしにとっての歌舞伎の原点・菊さんの襲名公演ということで、 
実際観劇し、思うところだらけで既に感無量、 
菊さん以外の部分でも本当に感動の連続でした。 


 お席も、お昼3列目、夜最前列、共に花道近くという、
 来年あたりわたくし大怪我するかもしれません。 

 そんな身に余るお席からの、相変わらずの自分勝手感想録がしばらく続きます。



昼夜共に演目に、其々異なる『三番叟』が用意されている襲名公演月。
そんな全力の祝祭一月を噛み締め、入場、着席。

気持ちが急きすぎ、いきなり間違えて夜の部チケットを提示、
当然の様に半券切られるという大失態を犯したことはナイショです。


『寿式三番叟』ルーツはお能とのことで、
華やかながらも静粛な空気から始まった。

翁、三番叟の舞とは、
天下の泰平、平和。五穀豊穣を願うもの。


我々民間レベルでは、
日本人としてのアイデンティティ、文化文明、先人たちの遺産に敬意を表し、繋ぎ、新たに昇華し進化させ、護ってきている一方で、

いとも容易く棄て去る輩が跋扈している。
そいつらがどうやら国を動かす存在であるから始末が悪い。

壊すことは簡単で、
一度壊れてしまったものをもとに戻すことが並大抵ことではないという当たり前に、

気付けない輩が多すぎる。

それだけの覚悟を持って行動出来ない輩が多すぎる。

自分さえ良ければいい、が多すぎる。


↑少々言葉が荒くなりましたが。


昨今、身の回りで起きている彼是が過ぎり、
対照的に今、目の前で披露されている天下泰平、安寧への祈り、
鍛錬され洗練され継承されてきた『芸』を観、

心が大いに揺さぶられる。

子供の頃に感じていた危機感が如実になりつつある中でも、

そうではない、理想の崇高な世界もまだまだ、生きているんだ、と。

まだ、絶望しちゃいけない、とおもった。


寿式三番叟。


当初は襲名公演相応しいお祝い演目、と思っていた程度でしたが、

観劇しているうちに、なんだか浄化されてゆくような、厄を落としていただいているような気分になった。


如何せんFFXを除いて歌舞観劇は10年ぶりなので(特に歌昇丈、種之助丈は恐らく初観劇)、

五色の若手の皆さま、其々個性もありつ見事に踊られるようになられ(←何様)、
観応え聴き応え魅力たっぷりでした。

千歳(米吉丈、雀衛門丈)も、元は男性が演じるお役だそうで、
このお二人だからこその女形アレンジだと思います、
舞台もより華やかで。

女性の場合は着付もこうなるのね、など新しい発見もあり。

又五郎丈は、歌昇時代によく観劇していた記憶。
というのも、祖母が大絶賛していたから。
祖母の賛美眼がいかほどのもんやねん疑惑はありますが、
もうすっかりラスボス感域の安定感で圧倒されます。(←語彙力⋯)。

冒頭翁の舞の重圧感あってこその、後のゴレンジャーまつりだと思います。


そんなわけで、

いきなり1幕目から色々考えすぎて、入ってくる情報も実にタイムリーで。

結果的に全編通して物凄く濃厚な観劇となりました。

菊さん登場する前に力尽きるかとおもった⋯

まだお昼の部、一幕目。