今年はミュージシャンの訃報が多いと巷でも言われておりますが。
個人的には、夏頃から、
多感な10代はじめという時期に出逢い、リアルタイムでライヴへも通い聴いていた方々の訃報を立て続けに聞くこととなり。
ISSAYさん
akiさん
ときて、
櫻井敦司氏でかなり打撃を受けましたがそれでもなんとか落ち着いてきたところへ、
トドメのHEATHはさすがに堪た。
真実、言葉では表せない程の喪失感、虚無感である。
今でも、FC旅行、
最前列でライヴを体験できたり、
一緒にジェルキャンドルを造ったり、
ツーショット写真二枚目の時にHEATHのコサージュが顔に刺さったり、
香水ふりふりしてくれたり、
が、
未だに信じられないのに。
私達からの質問に応えてくれる時間、
「願いが叶うなら何を願いますか?」
に対し、
少し考え込んだあと、
「…やっぱりいいです、自分で頑張ります。」
と答えた。
これがこの人の本質なのだろうと思った。
私がエックスを知り好きになったのがSilent Jealousyだったので、ベーシストはTAIJIの頃でしたが、
気付くと脱退し殆ど記憶もないので、
私にとってのエックスのベーシストはHEATHでしかなく。
滅多に雑誌も買わなかったので、
「HEATH加入!」の記事の切り抜きを集めたものを、当時通っていた塾で貰ったな。
他校の人たちばかりだったが、それぞれ「学校の子に『エックス関係があったら頂戴』って頼んであるから」と、
色々集めてくれていた。なんかすみません。
LUNA SEAやラルクなんぞも頂いていたななんかすみません。
塾の先生にもインディーズ時代のエックスを聴いていた人がいて、
「新しいベース、カッコいいな!コレあげるよ!」
と、インディーズ時代のロクf付録の『KURENAI』のレコードを頂いた。
HEATHじゃないじゃん(笑)。
いえいえいえ、今も大切に保管しておりますが。
hideの訃報を聞いた時にも、暫くは何がなんだか何のことやら訳がわからず、
クラスメイトからの「お葬式、行くの?」に
「え、誰の?」状態でしたが。
一介のファンにとっては当然ながら、近しい方ではないので、より唐突で実感がわかないものだと思うのですが。
いつか、前向きに受け止められる時が来る筈なので、
そう出来るよう、努めて参る次第です。
マイナスキブンのまま、彼らを受け止めたくないので。
ただ、
ISSAYさん、あっちゃん、HEATHという縁も深いデカダンス美人三英傑を一気に失ったことは、
我が国の音楽界にとって、今間違いなく悲しい出来事である。