『歌舞伎鑑賞教室』
@南座
前編に歌舞伎の講釈
後編に妹背山女庭訓
歌舞伎観劇はかれこれ27年ほど、
祖母からそそのかさ…教授されながら演劇界片手にのめり込んでいた時期も含めたら30年以上は経つのかな(遠い目)
(観劇歴ダケは年齢の割に長い方だとおもいますが、間違っても見巧者とは思いません、観方、相当偏ってますので)、
それでもこういった入門編公演は結構好きなのでありんす。
己も初心に還ることが出来るので。
己自身も人様へお話する際の勉強になりますので。
◆
で、歌舞伎「講釈」、とある。
お恥ずかしながら講釈というものはこの度初めて体験したのですが、
無茶苦茶面白かった!!!!!
解説は講釈師・旭堂南龍さん。
夏日となった暑い日でしたのでマスク無しでしたが、
もう、声出して笑いまくってしまいました。
これこそが『話のプロ』なのだなと。
なんなのあのリズム、テンポ。
明瞭で爽快で、神懸かっていた場回し。
結婚式の司会をお頼み申したいお方・第一位(←?)でした。
片岡愛治郎丈、
後半で後見を務められる
片岡千太郎丈、
片岡佑次郎丈、
片岡當史弥丈、
そして黒衣さんも交え、
実演や図解など、とにかく解りやすく軽快で楽しく。
日常、職場でもお手本にしたいこの話術。
もっともっと学びたいこの話術(※本日は歌舞伎の講釈です)。
うらめしや(千太郎丈)に翻弄される様、見得も見事で。
踊りもお出来になる(無知ですみません、講談師さんとはそもそもそういうもの、踊れる方なのでしょうか(汗))。
ツケ打ち、立廻りの実演として、
佑次郎丈と愛治郎丈の忠臣蔵立廻りがありましたが。
講談のリズム、抑揚、キレ、
立廻りのテンポ、間合い、緊迫感、
それらをまとめるツケ打ちの、
なにこのグルーヴ!!!
超絶楽しいのですが!!!
奇跡のコラボ的に仰ってましたが、
いえ、
是非是非今後ももっともっとやっていただきたいこの異種格闘技戦。
え、もう幕間!?(驚!)
ああ、学校の授業もこうだったらよかったのに!
つづく。