あっという間に一月経ってしまいましたが。
FFⅩ歌舞伎のフライヤーも届き、益々昂り冷めやらぬ。
音羽会さんでもチケット取り扱いがあって良かった。
実に、8年振りとなります、歌舞伎観劇。
BDや、テレビ放送の録画などを観て凌いでいた約8年ですが。
それらを観ていてもつくづく思う、
アーロン。
何故松緑さんではないのか。
音羽屋さん贔屓で長年菊五郎劇団で育って参りました人種の立場から申しますと、
ティーダ →菊さんで、シーモア→松也くん、
ならば、
アーロン →松緑兄さん
で最高キャスティングだったのだが、
キマリが彦三兄さんなら、尚更。
◆
私が歌舞伎に親しみ始めた頃は、錦之助丈は若手軍団括りだったものですが。
すっっっかり貫禄たっぷりになってしまわれて。
ブラスカ世代とユウナ世代。
ストーリー構成ともシンクロする、
歌舞伎ならではの世代の継承図というのか、
そんな部分も垣間見えるキャスティングも楽しみです、
如何せん、8年も空白があるので、
今回初めて拝見する(直接舞台では)役者さんもいらっしゃるので。
若者(←若者、て)たちは、殆どお初です、恐らく。
随分前にも書いたことがありますが、
歌舞伎は少し離れていると、
いつの間にかご子息やお弟子さんが名前を継いでいらっしゃって、
あれ、この人こんなに若かったっけ(困惑&冷汗)。
その昔祖母が菊五郎丈(当代)の事を菊之助菊之助、松緑さんを辰之助辰之助言うたり、といった事が頻繁にあって、
名前なんて間違えようがないじゃん!
思うておりましたが。
少なくともここ10年、
私自身に全く同じ現象が起きておりますわ(遠い目)。
ナウシカのBDも何度も観ておりますが、
若者たちの殺陣は気持ちが良いですね。
多少粗くとも、スピードと迫力があって。
尺も長い。
今は、昔より(←昔言うな)若者たちが活躍している気がします。
若者たちご自身も果敢に挑戦したりどんどん意欲的になっている様に見受けます。
子供の頃は、
大御所というだけで有り難がって、見た目も動きもよぼいじじい(こら)の立ち回り見せられても、正直、反応に困ったものでした(小声)。
(個人の感想です。)
や。やはり、役者たるもの、見た目には気を遣って欲しいじゃないか。
オペラや歌舞伎は、正直ある程度脳内変換力も併せ持たないといけない部分があるが、限度がある。
(個人の感想です。)
特に「芸の継承」の世界に於いては、
先人たち、経験者を敬う事は無論大切ですが、というか大前提ですが、
度を過ぎたり方向性が斜め上をいくような年功序列、世襲は、
考えものだと思う、やっぱり。
どんな世界でも。
人間、生き物ナマモノですから、
新陳代謝はもっと大切だな、と、
己もおばあちゃんになりつつあり、つくづく思うのでありんす。
とにかく、
菊さん渾身のFINAL FANTASY Ⅹ。
無茶苦茶楽しみです。