『愛と革命の詩』#2 | D-DST

D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。


花組公演@宝塚大劇場


当日にも書きましたが、
この日は樹梨さんも宝塚にて雪組バウご観劇という嬉しい偶然、
お互いの観劇の合間に一時間ほど、
食事しながらお話出来。

樹梨さんは花組、初日と三日目をご観劇されており、

観劇前に、衝撃のレポートをお聞きする。

「今回のショウ、
 ひかるくん、チャラい場面があるんです。
 多分、すぐ分かると思います」



お芝居『愛と革命の詩』、
華形ひかる氏のお役は主人公(蘭寿とむさん)の弟。

兄と同じく詩人だが方向性は真逆で、
常に真実誠を詠む兄さんに対し、

流行至上主義、お金大好き、
売れる為なら嘘でも寝言でも喜んで詩っちゃう。

パトロンの有閑マダム達を侍らせ、
ちやほやされて花輪くん状態。


わー、確かにチャラいわー。
しかし似合うわー。
私は愉しくて仕方がない。


髪型のつくり方も巧いなぁ、
兄さんがゆったりとノーブルなカールであるのに対し、
細かく微エアリーな巻き髪が俗ぽくて。



そして中盤くらいでふと思い出す、

あれ、

樹梨さんが仰ってたチャラひかる て、
ショウの方だったか?
あれ(汗)?




現時点、

既にチャラいんですが(堪笑)。

素敵すぎる。




ええと、こんなことが言いたいのではなくて(慌)。



兄アンドレアと弟マリーちゃん。


この二人の生き方の対比は、
非常に普遍的で興味深いものです。



最初は兄弟若干不仲で、
でもやはり兄さんの危機には焦燥感隠せず。

ジャコバン党の裁判で党員、群集と
「笑えるのは勝った者だけ」と
歌いながら、はっと我に返る。

この時のコーラスはマリーちゃんがチャラ男していた時の曲ととても似ている曲(同じだったか?記憶が曖昧)で、

この作品に
何故わざわざこういう生き方の弟を出してきたのか(原作オペラには確か登場しない筈)。

私なりにクリア。


あと、
単純に主人公のアンチテーゼの様な存在は、
居ると面白いし。



終盤の面会場面も深まる。

兄さんが弟を抱き締めるところも、
主人公(兄)ではなく弟の顔を客に見せていたのも、

また色々考えさせられます。




という訳で、


いつの間にか弟メインで観てましたが。

物凄く偏った見方してますが。

↑自覚していますが。



マリーちゃんのチャラさは、

革命裁判への伏線だったのだ!(どこが)




華形ひかる氏のことが
やっぱり好きだなと再確認したのは、


「瞬きで芝居をする、出来る人」

が好きなのです。
菊さんもそうなのです。


贔屓目全開、
のろけてますすみません。

つづく。