IMMORTAL #003 | D-DST

D-DST

日記や、沢山の好きなことへの、
独り言。


Michael Jackson
THE IMMORTAL BY CIRQUE DU SOLEIL
@大阪城ホール



パフォーマンスについて。



どちらかというと、
従来の、シルク・ド・ソレイユ=アクロバットよりダンスがメインな感想でしたが、

当然ながらダンサー達も選りすぐりで。


選考にあたっては、
ダンサーとしての経歴云々よりも、


「MJの振付スタイルが如何にマスター出来ているかどうか」

が重点だったとの事。

納得…。



昨年THRILLER LIVEを観た時にも思ったのですが、

「Michael Jacksonが造り上げてきたスタイルの大きさ」が、

Michaelが亡くなった今、


別のアーティスト方が彼の振付けを踊られる事により、

改めて強く感じられます。





Jean Sok"BBOY HOURT"氏という、
両手に杖を持ち片脚で踊るダンサーが居て。


よくよく観ていると、
本当に右脚だけの身体の様だ。



その彼が
無茶苦茶カッコ良いの。


杖が先ず、既に身体の一部に成っており、

トワリングの様に投げたり回したりのアイテムとしても駆使したり。


時々杖から手を離し、
片脚だけでもガンガン踊りまくる。



「足りないものがある方が完璧なものより美しい」
とコレも昔読んだ本の一節ですが、
それも然り、

ハンディをハンディと捉えるか否かは
自分次第なのだなと(今更だが)。


それこそ、Michael Jackson自身が生涯をかけて訴えてきたメッセージを、

正に体現しているかの様でした。


フィナーレでの歓声、拍手も一際だった。



彼のパフォーマンスを観れたというだけでも、


同じく生来の身体的ハンディを抱え、
趣味範疇ではありますがダンス好きにとって、

この日この場所へやって来れた意味はとてつもなかった。



凄く勇気を貰いました。
D-DST-CA3J0382.jpg

写真はパンフレットより。


JAMのシーンからですが、
ボールもそつなく扱われます。


JAMもボール使用、地球儀、と、

MVのイメージを踏襲してくれています。





映像技術、センスも秀逸だった。


MV等と、
ステージでのライヴ映像とのコラージュ、シンクロ。



ステージ上のミュージシャン達、パフォーマー達が、
MVに登場している様でもあり、

MVのMichaelが「そこに居る」様でもあり。



ライヴに関してはカメラワークも正面のみではなく、

ちゃんとサイドや上から下から(人が飛んだりするので必然的に下からになる場合が)も撮ってくれているので面白い。