
昨夜は『日本音楽コンクール受賞記念演奏会』へご招待頂きました。
日本音楽コンクールにて
バイオリン、フルート、声楽、ピアノ、夫々の部門で一位になられた新進演奏者による、
非常にフレッシュなコンサートでした。
少し遅れてしまったので、
最初のバイオリンはロビーで拝聴しましたが、
ハチャトリアンのコンチェルト、
若々しくてパワフルだなぁと思っていたら、
十代半ばの、
正真正銘若者による演奏でした(慌)。
フルートも大好きな楽器の一つ。
もう、全く吹けなくなったと言ってもいいくらいだが(汗)。
木造のホール、
オーケストラをバックに聴く木管楽器の音はやはり最高です(涙目)。
木のぬくもり。
声楽の一曲目がヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」。
個人的にいつもピアノを弾く時、
ハノンと共にウォームアップ曲にしている曲でもあるのですが、
普段、
如何に雑な弾き方をしているかを思い知りました。反省...。
当然ですが、無茶苦茶美しい曲でした(汗)。
音楽も楽器も歌も、
物も機械も原発でも何でも、
動かすのは人間。
扱い方が肝心と痛感。
『イル・トロヴァトーレ』の曲が聴けたのもラッキーでした。
特に楽しみだったピアノコンチェルト。
ラフマニノフです。
私の席からは鍵盤が見えなかったのが残念でしたが。
途中、
オーケストラと微妙にズレた様な(冷汗)。
そのくらいアツくなっておられたのでしょう。
ラフマニノフに立ち向かうにはやはりこのくらいのガッツがなければならんのだな。
アツかった...!
全身全霊が鍵盤を叩いてました...
...と、手元は見えなかったのだけど(笑)。
客席には、地元音楽科の中高生も多く見られたのが頼もしかったな。
純粋なクラシックコンサートも思えば久振りで、
本当に久振りにちゃんとオーケストラを「聴いた」気がする...。
原点を回顧するという、
重要なこと、
気付かされたこともとても多かった。
ああ、音楽は素晴らしい。