十二月大歌舞伎 #002 | D-DST

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独り言。

2010年12月19日
@日生劇場

『摂州合邦辻』

昨年、
菊さん(尾上菊之助丈)がまたひとつ、
大役に挑まれた。

再演の十二月公演は通し上演。


通しは物語をじっくり読めるし、

殊に少々複雑な背景や登場人物たちの関係。


過去の記録を調べても、この狂言の通しは少ない。

チャンス。


然も五月に逃した

菊さんの玉手御前・発端からライフストリームまで。

しかと観届けねば(真剣)。


但し、
如何せん合邦辻デビューの為、

以下、勉強不足の薄っぺらい感想。




高安館庭先の場。


雪景色。

玉手(菊さん)の緋色。

羽曳野(時蔵さん)の萌黄。



雪合戦...違、

立ち廻りシーンなのだが、
一瞬一瞬が実に美しい。


色彩。
構図。

ひとつひとつが絵になる。


とても印象的なシーンです。



ひとつ前の場面の、

権十郎丈(as 桟図書)、

亀三郎丈(as 次郎丸)

の悪人顔コンビ(こら)プラス

菊市郎丈(as 壺井)の分かり易ーい悪党振りも愛らしかったです。