@帝国劇場
パパ(市村正親さん)がいつになく調子が芳しくなさそうで、
晩年の悲愴感がいよいよ辛かった。
でもフィナーレはノリノリ。
安堵。
ナンネル(高橋由美子さん)とセシリア(阿知波悟美さん)の安定感こそまさに
神よ何故許される。
この日は終演後にトークショーがありました。
...知らなかった...(笑)。
千穐楽も間近、
最後のトークショーということで、
抽選会の景品も大奮発との事。
武岡淳一さんの進行で、
出演は山崎育三郎くん。
育三郎くんのヴォルフガングですが、
横着で神経質な芸術家像を、
真摯に丁寧に作り上げていらっしゃると感じました。
そういえば『僕こそ音楽』、
何故かこの曲でこみ上がるものがあった。
このトークショーでも、
抽選会当選者へは
自ら客席へ赴き、景品手渡し。
ファンレターも読んだ後、
段ボール箱に入れてご実家へ送り、
保管してあるそうだ。
お客様の為に必死に走り回り、
一人一人丁寧に接する姿に好感度アップ。
しかし、
約三時間の公演後に
客席一階+二階、ロビーを疾走。
さすがに堪えたらしい、
あの若さでも(笑)。
それから
アマデ役の松田亜美さんもお手伝いで登場し、
武岡氏の計らいで
「みんなありがとう!」
とご挨拶。
...アマデが喋った。
喋っちゃった。
我にとってアマデは、
喩えるならば
「ヴォルフィの中の人」的存在なので、
トークショーといえど、
やはり無言の行を貫いて欲しかった。
少々凹(笑)。
でもとてもお行儀の良い子でした。
演技も本当に素晴らしかったです(拍手)!
最後には育三郎くんがモノマネを披露。
まさか帝劇に
「えなりかずき氏」
降臨の日が来ようとは。
幸運な一日でした。
ところで
ミュージカル『MOZART!』のシンボル的なこのイラスト。

こんな走り描き線で
「W.A.モーツァルトの横顔」を語っているのが好い。
もう一つ、
パンフレットに載っていたオーストリア航空の広告。
素敵。
