
舞台は第二次大戦終戦から二十年。
戦犯たちを追うとか追わないとか(や、追うんですけど)、
密輸がどうとか
インターポール、ヴィーゼンタールがどうとか、
難しい話なのかな~
...という不安は杞憂、
筋はとてもシンプルだったと思います。
ただ、
その戦犯たちは未だ裁かれず野放し、
というシチュエーションから、
偽名や整形手術や情報工作やらで、
時々ややこしくて、
ややこしい単語も並んで、
主人公・ロジェ(水夏希さん)自身も混乱状態なのか、
かみかみしておられましたが(汗)。
ロジェは、
幼い頃に家族を殺めた人物に復讐することだけに人生を捧げていて、
漸く見つけた犯人から聞き出した、
家族殺害の動機というのも、
意外とシンプルなもので
(ここで言う「シンプル」とは、
例えば私怨だったり、政治的背景だったりの複雑な理由ではない、という意味ね)。
こんな、小さなきっかけで、
多くの人の人生が狂ってしまうものなのか、
戦争って。
という感想。
一貫してシリアスな内容だが、
タンゴのダンスシーンや、
マキシム(沙央くらまさん)のキャラクターなど、
息抜き的なエッセンスも有り。
赤い布を使ったダンスが、
意味深で好い。
未沙のえる氏の演技は、
相変わらず素晴らしいです。
全くの余談ですが。
パンフレットのお稽古風景で、
水さんが装備されているペンダント!
私も持ってる(歓喜)!!!

チェスモチーフが大好きで。
二年程前に入手したものですが。
水さんと
おそろい(オトメモードマックス)。
嬉。