12.february.2010
@宝塚バウホール
前項では、
生意気にも色々言いましたが。
こういうものは夫々の価値観、観方があるものですし、
あくまで一感想、という事で。
同時に、
きっと制約も沢山有り、
『お約束』も要求されるであろう劇団に於いて、
尚且つ、
我々の様なシロウトは
とかく言いたいことをあれこれ言う。
改めて、
『娯楽』の作り手の大変さにも、思いを馳せました。
でもでも、勿論、
不満、疑問ばかりだった訳ではなく、
今回で言うところの
『歓喜』『夜』『狂』
などの、
『気配』を擬人化してダンスで見せるという演出はとても好きだし、
宴のシーンを、
仮装パーティーの様にしてあったのは、
視界も楽しいし、
あの状況に於いても非常に効果的だったと思う。
この『ハムレット』という物語については、
色々思うところ、考えるところは沢山ありますが、
最後は皆、真っ白になっちゃって。
赤レンジャーで登場したハムレット王子も、
最後はプレスリーになっちゃって。
(Heat on Beatもプレスリーだったな、そういえば)
パパはいつぞやのHISASHIになっちゃって。
墓堀り三部衆まで浄化されちゃって。
ハッピーエンド風味な
♪トゥビ―オノットゥビー♪
と、何だか楽し気なこんなのも良いかも、とか。
そんなところこそ、
まさにロックぽくて。
ただやはり、
台詞に関しては
河合氏の訳本に基づいているとは、
ちょっと言い辛かったけどね。