今日はこぞうと一緒にじいちゃんの介護の日です
準備をして出かけようとしたまさにその時一本の電話が入りました
電話の相手は私の高校時代の友人でした
別の友人の父親が亡くなって、今夜がお通夜という知らせでした
明日は我が身ですから、顔を出したいのはやまやまですが、じいちゃんの様子がわからないと回答ができません
とりあえず保留にして、慌てて車に背広を積んで出発しました
今日はばあちゃんの町内会のお祭りの日です
どうしても断りきれない順番で今年、町内会の役員をやっているばあちゃんは、子供神輿のお世話に出なければなりません
その間、私がじいちゃんの面倒をみることになっています
屋台のおもちゃに釣られて来たこぞうは、昼間は屋台が出ていないとわかると早々に帰宅してきました
じいちゃんは上機嫌です
こぞうに囲碁を教えようとしていますが、言葉が不自由になっているので話がかみ合わずに終わりました
寝室においてある日韓サッカーの記念硬貨も、本物の囲碁盤もこぞうにあげる、と、うわごとのように繰り返しつぶやくじいちゃんが悲しく見えてしまいます
じいちゃんが野球を観だしたらこぞうは速攻で昼寝してしまいました
じいちゃんも、横浜が先制点を取られたのでベッドに戻って昼寝してしまいました
私も便乗昼寝しました
夕方、ばあちゃんが帰ってきて、じいちゃんが落ち着いているのでお通夜に行くことにしました
友人に電話を入れてから、じいちゃんの散歩に出かけました
半分くらいこぞうが車椅子を押してくれました
走ったり、急に曲がったり、それはもう危険運転だったのですが、じいちゃんは大笑いしていました
じいちゃんの靴と靴下、香典袋とうす黒い筆ペンを借りて駅まで送ってもらいます
香典はいくら包めばいいんだろうとか悩んでいたのですが、斎場のある駅についたら改札前に友人が集まっていました
私が最後だったようで、ぞろぞろと斎場に向かいました
私の友人はみんな私よりはるかに大人です
立派な社会人のみなさんです
こういう場合、大人しくお尻にくっついていくのが得策なのです
以前結婚式があったときに持ち合わせがなくてお金貸したよね?と言われます
まったく覚えてなかったんですが、言われたらそんなこともあった気がするし、私はそういうことをする男です
いくらだっけ?と聞いて、言われたままに返しました
ちょうどお釣りで香典を包むことができてラッキーでした
お通夜は親戚だけで行う予定だったらしく、私たちが顔を出したら会場の人が慌ててました
終わったらお焼香だけさせてくれるということなので、ロビーで待つことにしました
高校生くらいの子供を持っている友人の話を横でふんふん聞きながら時間をつぶしました
小学生のころ会ったのが最後なので、受験の話とか、彼女の話とか凄く不思議でした
私はさりげなく無職をカミングアウトしておきました
一応驚いてくれましたが、昔から安定とは程遠いヤツなので、わりと自然に受け入れられた感じでした
昔の友人って、いいですね
小一時間待って、お焼香をさせてもらいました
長患いの末だったということで、ご家族はあっさりしているように見えました
ここの長男も高校生で、やたら大きく育っていました
友人グループで一番背が高い私と並んだらほぼ同じ、父親よりはるかに長身です
同じ身長の人間を客観的に見ると、なんというか、不気味ですね
183cmって人間の身長じゃないね
小学生の頃遊んだのを覚えててくれたのは、素直にうれしかったです
友人たちは一緒に夕食するということでしたが、私はこぞうとじいちゃんが待っているので実家に帰りました
帰ったら丁度じいちゃんの下剤が効いてきて、フィーバータイムに間に合いました
昼間大笑いしたのが良かったのか、今夜のじいちゃんは珍しく咳き込まずにすーっと寝てくれました
私はばあちゃんとビールを分けて飲んで、寝ました