Memory in Cherry -4ページ目

Memory in Cherry

桜舞い散る鍵っ子ブログ

なんかもう言う必要すらないですが、ネタバレしすぎなんで(´・ω・`)
問題ない方のみ追記からどうぞ
■ルチアルート感想

 いつも身につけて外さない、白い手袋。
 それが示すものは……潔癖症?不潔だから触りたくない……?
 いや、ちがう。彼女だって、花に触れたい。動物を愛でたい。人の温もりを感じたい。
 しかし、できなかったのだ……。自分こそが汚れた存在だったから……。



 ルチアとちはやとの喧嘩が一段落ついた頃、オカ研に入ってきた一つの投書ネタ。
 『呪われた少女-アサヒハルカ』。
 彼女のいた孤児院では、大勢の子どもが亡くなったという。
 呪い殺されたと言われている少年…『岸田隆吾』。少女の手がかりが吉野の小学校時代の同級生にあることを知り、調査に乗り出す。

 しかし…瑚太朗の周りで不可解な出来事が起こる。
 コピー機のおかしな動作。突然真一文字に割れる窓ガラス。
 まるで、本当に呪いが存在するかのような…

 コピーの現場に居合わせたルチアに問い詰められ、仕方なく事情を話す瑚太朗。
 『呪われた少女』として貶められたアサヒハルカ…。その境遇は、どこかルチアのそれと似ていた。
 手に触れたひまわりが偶然枯れた。世話をしたウサギが偶然死んだ。
 同じことだ。アサヒハルカだって、本当に呪われているわけじゃない。
 たまたま一緒に遊んだ子が、亡くなった。偶然が何度も続いただけなんだ。
 たったそれだけで『呪い』のレッテルを貼られてしまう、残酷な子ども社会。
 ルチアもハルカも、その犠牲者だったのだ……
 そのレッテルを剥がすためにルチアは……
 「私も調査に協力させて欲しい。」

 元々おもしろ半分で調査を始めた瑚太朗だが、今は違う。
 アサヒハルカの噂は偶然にすぎないと証明することで、ハルカを…いや、ルチアをも、解放する。
 『呪い』のレッテルによって与えられた、深い心の傷から。
 そんな決意を胸に、二人で調査を開始した。

 序盤からガチでビビってた俺は…(´・ω・`)
 瑚太朗とルチアがいい人すぎて、逆にヨッシーノが俺と同じただのビビリに見えちまうじゃないっすか(´・ω・`)



 吉野の小学校時代の連絡網を元に、当時のクラスメイトに電話をかける。
 ……誰も彼もが言う。
 「アサヒハルカの件なら、話すことは何もない」
 「あんたが掘り返すからこんなことになったんだ」
 「呪い殺されてしまう」
 「もう二度と掛けてこないでくれ」
 どこの家でも昨晩、蛍光灯が割れたと言う。

 「ガラスが割れたら…気をつけろ…」
 吉野の忠告を思い出す。
 そこへ、ルチアから電話が。女子の方も同じ状況らしい。
 もう手を引こう、とルチア。その声は何処となく怯えていて……

 ひとまずルチアには手を引いてもらい、一人で調査を続けようとする瑚太朗。
 いつかルチアとちはやとの仲直りのお膳立てのために訪れたレストラン。そこの店員から話を聞く。
 取材のために突撃した同窓会で窓ガラスが割れる。
 帰り道でも、街灯が次々に割れる。
 ふと、何者かが自分の腕を掴む。
 いや……『何者か』ではない。少なくとも、自分にはその正体が分かるはずだった。

 「私を…起こさないで…」

 突如、頭上から巨大な看板が落下してきた。間一髪でかわすも、大怪我だったという。
 そして、気が付けば腕には紫色の痣。今もまだ消えずに残っている……。

 なるほどこれは怖い……(´・ω・`)



 帰り道。何者かが瑚太朗の腕を掴む。
 雨に打たれてずぶ濡れの少女がいた。

 CG添付

 黒髪のポニーテールで、風祭学院の制服を着ていて…
 ルチアだった。それでいて、ルチアではない。
 瞳に宿す色が違う。そして何より、彼女が決して外すことのなかった白い手袋…それがない。

 「私を…起こさないで。さもなきゃ…あなたが…私と同じ目に遭うから。」

 呪いを信じたらそこまでだ。アサヒハルカも、此花ルチアも救えない。
 アサヒハルカは、眠りを覚ますなという。しかし、それはただの泣き寝入りでしかない。
 自分は呪われている。周りからずっとそう言われ続けていた。
 そんなことはない。自分は呪われてなんかいない。わかっている。
 ……でも、認めてしまう。受け入れてしまう。その方が、辛くないから。
 大勢の中で、自分だけが周りと違うことを言う。そっちの方がよっぽど辛かったから。
 そう言って説得しようとする瑚太朗だが…

 「気持ちは嬉しいけど…あなたは、一つ勘違いをしている…」
 今まで、『呪い』のレッテルに甘んじてきたアサヒハルカ。
 彼女はずっと、噂が消え去るのを待っていた。
 彼女は本当に呪われていた。孤児院での惨劇はまだしも、痣やガラスについては呪いでなければ説明がつかない。
 瑚太朗はアサヒハルカの誤解をとこうと、親切心で調査を始めた。しかし、元々誤解なんてなかったのだ。
 瑚太朗が調べれば調べるほど、彼女が本当に呪われていたということを証明することになる。

 「そしてこれが、言葉で告げる最後の忠告…」
 そう残し、アサヒハルカは…いや、此花ルチアは気を失った。

 アサヒハルカもやっぱり辛かったんですね…
 にしても、眠りを引っ掻き回す瑚太朗をどう見たらいいのかわからなくなってきました(´・ω・`)



 ルチアが目を覚ますと、そこは瑚太朗の部屋だった。
 夢を見た、とルチア。
 夢の中で、ルチアはアサヒハルカだった。
 夢の中の自分はすごい高熱を出していて…養護の先生に看病されていた。
 先生がルチアの手を持ち、自分の頬に当てる。
 冷たくて気持ちよかった。しかし……

 翌日、その先生は亡くなった……。



 庭の植木の葉を一枚ちぎって、目の前にかざすルチア。
 すると…緑色の葉は見る間に茶色が差し、火にくべた様にパリパリになって散った……。
 瑚太朗は唖然とする。

 CG添付

 「私の手…昨夜からおかしいんだ…」
 ルチアの手は今や、本当に『毒』を帯びていた。
 花に触れれば枯らしてしまう。人に触れれば殺してしまう。
 人と手を繋ぐことも、動物を抱くことも出来ない。
 食器の使い回しも、ジュースの回し飲みも出来ない。
 生きとし生けるもの全て、自分を…自分たちを受け入れることは出来ない。

 蛍光灯が割れれば、それが呪いだろうと偶然だろうと、新しいものを買わなければならない。
 頭上から看板が落ちてくれば、それが呪いだろうと偶然だろうと、大怪我をする。
 しかしこれは……これこそが、アサヒハルカの『呪い』なのだ。

 「私を…起こさないで。さもなきゃ…あなたが…私と同じ目に遭うから。」
 どうして俺じゃなくいて委員長に…引っ掻き回したのは俺だ。呪うなら俺を呪えばいいものを…。
 天王寺は自分に何がっても意思を曲げないだろう、とルチア。
 その通りだった。自分よりも自分と親しい人を狙われた方が、瑚太朗の心は折れやすい。
 「やめだ…降参する…」

 泣きますた(´;ω;`)
 生涯の孤独…ルチアの悪夢が現実になってしまうとは……(´・ω・`)



 数日後。降参したと言いながらも、ちゃっかり手がかりを手にした瑚太朗。
 アサヒハルカがいたと言われている孤児院へ潜入。
 そこの礼拝堂で、壁に並んで掛けられた子どもたちの写真を見つける。
 一番端の写真。年代的にもっとも新しい…例の惨劇があった年のものだ。
 手に取ろうとすると、ステンドグラスが割れる。
 
 「やっぱりいたか、アサヒハルカ。…出てきてくれないか?話がしたいんだ」
 相変わらずステンドグラスが割れるだけ。しかし、瑚太朗はアサヒハルカに関して、既にある一つの答えを持っていた。

 「そうだな、今の名前は違うな………此花ルチア。」

 姿を表すルチア。
 「どうして私がアサヒハルカ本人だと?」

 あの晩、連絡網に記されていたすべての住所で、蛍光灯が割れた。
 しかし、一件だけ。引っ越して住所の変わっていたクラスメイトがいた。
 そのクラスメイトの元の家ではガラスが割れ、今の家では何も起こらなかったという。
 即ち、これは古い住所の記された連絡網に準拠して行われた、人間の仕業ということ。

 コピー機のおかしな動作。西九条が複雑な状況を再現してみせたが、実際はもっと単純なものだ。
 あれはルチア本人の仕業。瑚太朗が何をしようとしているのか理解したルチアは、自分でコピーした紙を、あたかもコピー機がおかしな動作をしたかのように偽ったのだ。

 そしてその晩、瑚太朗の携帯が壊れた。あれもルチアの仕業。
 かつてのクラスメイト全員に電話するであろう瑚太朗を怯えさせるには、全員の住所を回ってガラスを割るだけの時間が必要だった。
 ルチアは瑚太朗の携帯を破壊することで、一晩時間を稼いだのだ。
 破壊手段はわからない。
 しかし…どんなトリックか、あるいは本当に呪いか。手を触れずにガラスを割ることのできるルチアになら可能だろう。
 
 ナイス推理コタさん…(゚∀゚)
 にしても意外な結論だな…('ω`)



 アサヒハルカであると認めるルチア。その本音は…
 「誰も私たちを受け入れられない」
 あの晩、ルチアが瑚太朗の前で泣き叫んだ言葉。
 生涯、孤独を抱えて生きていかなければならない。そんな悲観したことしか言えないルチアに、自分の腕を見せつける瑚太朗。
 そこには紫色の痣が……アサヒハルカとして現れたルチアに掴まれたときにできたものだ。
 ここはあの惨劇の現場。強烈な毒は、今もなお根強くこの場に残っている。
 瑚太朗がその毒に侵されて行くにつれ、痣は広がっていく。
 この痣のことは謝る。だから今すぐ病院へ、とルチア。
 そして瑚太朗も…
 
 「この痣のことは謝る。」
 許せなかった。呪いになんかに…毒なんかに負けて、こんな痣を残してしまう自分のヤワな体が。
 そのせいでルチアが傷ついている……。それだと言うのに……。

 毒に負けない身体を……毒に打ち克つ身体を……。
 俺を蝕むこの毒を理解し、抵抗しろ!
 強く念じることで自分の体を書き換えることのできる…『アクセル』の力。
 それを今、全力で踏んでいる。

 ………気がつくと、痣は消えていた。
 瑚太朗の身体は、ルチアの毒に耐性を得た。
 痣が消えたことに驚きつつも、まだ心配している様子のルチア。
 瑚太朗はその心配を拭ってやるために…抱きしめる。そして誓う。

 俺は死なない!ルチアの前からいなくならない!
 だから…もう一生孤独だなんて、悲しいこと言うな…!

 CG添付

 ルチアも認めざるを得なかった。
 ………天王寺瑚太朗は、自分を受け入れることのできる唯一の存在だと。

 これは……(´;ω;`)
 ザ・涙腺崩壊。゚(゚´Д`゚)゚。



 「素敵ねぇ、神様の前で誓い合う二人。妬けるわ…」
 突如現れた何だかよくわからない連中につれられ、病院へ。
 あれだけの毒の中にいたというのに、瑚太朗の身体には全く異常が見られない。
 しつこい検査が終わり、現れたのは………西九条だ。
 あの礼拝堂のことと、自分たちのことを秘密にしておいて欲しい。
 さもなければ、平穏な日常は帰ってこないとのこと。
 『ガーディアン』…西九条は自分たちのことをそう言っていた。

 後日、ルチアに呼ばれて家を訪問。
 いきなりメイド服で登場。ちなみに、瑚太朗の悪ふざけが原因。

 ヤバい…破壊力ありすぎだろ…

 食事を振舞ってもらい、ガーディアンについて、詳細な事情を聞く。
 今地球を蝕んでいる環境問題。このままでは、千年後に星は滅びを迎える。
 それを、自分の死んだ後のことだから関係ないと考えるか。千年なんてあっという間だと考えるか。
 いつかルチアは、瑚太朗に空き缶の捨て方を指南した。
 そんな小さいことでもいい。皆が実行に移せば、星の寿命は伸びるはずだ。
 ルチアは千年の後の未来を見たという。
 枯渇しきった大地。一面に広がる砂漠。あたりに立ち込める瘴気。
 そんな未来は避けなければならないと。

 手洗いを借りようとして、ふと何かの気配を感じた瑚太朗。
 ………静流がいた。

 「なぜフーキーンがここにいる」
 「とても不思議だ」

 爆笑。やはりこういう時の静流は面白い。

 結局、静流のせいでその日はお開きとなった。
 帰り道、瑚太朗は静流に問われる。
 「コタローはルチア永遠に一人ぼっちにしないと誓った。
  ルチアはきっと、コタローが口にした以上のものを受け取ったと思う。
  お前はルチアの…運命の人になる覚悟は、本当にあるのか。」

 瑚太朗は未だ、ルチアに対する気持ちがはっきりしないでいた。
 瑚太朗はあの時、自分の体を蝕んでいた毒に激しい怒りを覚えた。
 そして、アクセルを踏んだ。
 ルチアを孤独にさせたくない。そんな一心で。
 アクセルはあってもブレーキはない。あの力のもたらすものは、常に不可逆性を伴う。
 だからこそ今まで使用を控えてきた。いたずらに使ってはならない、禁断の力。
 ルチアの毒を受け入れられるようになるほどの書き換えは、瑚太朗を人ではない存在にしてしまうかもしれない。
 なのに何の躊躇もなく、全力で開放した。
 それはつまり…ルチアを生涯一人ぼっちにしないという確かな覚悟があったことを意味する。
 ただ、瑚太朗が自覚していないだけだ。
 それを、そろそろ自覚しなければいけない。でないと、ルチアが傷つくことになる。 

 「俺は此花ルチアを永遠に一人ぼっちにしない。たしかにそう誓ったぜ。
  そこからルチアが何を受け取ろうと感じようと、そこに一切の誤解はない。」

 瑚太朗の覚悟は確かなものだった。



 数日後、瑚太朗はルチアとデートの約束をする。
 場所は少し離れた場所にあるショッピングモール『KAZAMO』。
 化粧品店、玩具屋、ゲーセンにボディーセラピー。二人でいろんな店を回った。
 展望レストランでの夕食。その後、屋上で夜景を眺める。

 瑚太朗はルチアが思い描いていた夢を、見事なまでになぞっていた。
 いつか静流に話して聞かせた夢。おそらく、瑚太朗はそれを静流から聞いたのだろう。
 ずっとルチアにつきまとっていた不安…これが自分にとっては『デート』でも、瑚太朗にとっては単なる『散歩』でしかないのではないか?
 瑚太朗は自分の為に今日という日を用意してくれた。それは、同情からのものではないのか?
 しかし、そんな心配は杞憂だった。
 瑚太朗は、ルチアの夢をすべて叶えてくれた。
 瑚太朗が自分の『運命の人』であって欲しいという願いに、真っ向から返事をしてくれた。
 ありがとう……瑚太朗……。

 CG添付

 今日一日、充分に楽しかった。
 でも、静流に話した夢にはまだ続きがある。
 ……話した通りに、サインを送る。瑚太朗の方を向いて目を閉じる。
 その唇を、暖かくてやわらかいものが包む………。幸せを逃がさないために。もう二度と、孤独だなんて言わせないために。

 最初はただの堅物委員長をからかっているだけだった。
 ちはやとの喧嘩が見ていられなくて、仲直りのお膳立てをした。
 アサヒハルカ…ルチアの過去について知り、無視できなくなった。
 だから…礼拝堂で一人ぼっちにしないと誓った。……それは同情ゆえのものだった。
 だが、今…こうしてルチアを抱きしめているのは…同情なんかじゃない。
 ルチアのことが…好きだからだ。

 やっべぇ…悶死できる(*ノωノ)



 帰宅して携帯の電源を入れるルチア。静流から電話がかかってくるだろうと思い、電源を切っていたのだ。
 静流からのメール三件の他に、西九条からの電話が一二件。

 ………静流が倒れたとのことだった。

 病院で説明を受ける。
 ルチアのたった一人の友人……ルチアの毒に耐えられる身体を持っていた静流。
 そんな静流の能力…それは、体内での薬品の生成。
 今まではその力でルチアの毒の中和物質を生成してきた………と思われていた。
 しかし実際生成されていたのは、中和物質ではなく抵抗物質。体内には、確実に毒が蓄積されていた。
 たまたま毒の抑制剤の効き目が弱っていたことが重なり……その均衡が決壊した。
 しかし、時間をかけて治療すれば治るとのことなので、安心する。

 瑚太朗も検査を受けるが、アクセルの力の賜物だろう…結果はシロ。
 ルチアは別の病院で検査を受けているというので、とりあえず帰宅。

 深夜。ルチアから電話がかかってくる。
 自分のせいで静流が倒れたことに責任を感じていた。
 静流は大丈夫だと。戻ったらまたデートしようと励ますが、途中でルチアの携帯の電池が切れてしまう。

 病院に携帯のアダプタを届けてやろうと、ルチアの家に向かった瑚太朗。
 鍵は開いていた。中へ入ると同時に、西九条から電話。
 市内で、ガーディアンのエージェントが相次いでガイアの魔物に襲撃されているという。
 ルチアの家も危険だから早く引き返せ、と。

 ……最後の方は聞いていなかった。廊下の明かりに照らされた巨体。以前街で襲われたあの黒犬。
 室内を逃げまわる。ルチアを一人ぼっちにしないと誓った。こんなところで死ぬわけにはいかない。
 椅子を盾にして耐えるが、長くはもたない。座盤が食い破られていく。
 そこへ……突如銃声が鳴り、黒犬は吹っ飛んだ。
 廊下に銃を構えた西九条の姿。電話したときには既にこちらへ向かっていたようだ。
 ………五秒。あと五秒遅かったら、死んでいた。

 そういやーまだオーロラ覚醒してなかったっけなぁ…(´・ω・`)



 一方、病院ではルチアが検査を受けていた。
 しかし、ルチアの毒は強すぎて、研究員でも手に負えない。

 かつてルチアや他の子供たちをを題材として行われたガーディアン暗部での研究…『次世代人類プロジェクト』。
 それは、千年後…破滅を迎えた未来で生き残れる存在の確立。
 その実験のおかげで大勢の子どもたちが苦しみ、死んでいった。
 ルチアこそがその研究の成果。彼女の毒性は、その時に植えつけられたものだ。
 毒だけじゃない。超振動…微細な空気の振動を起こしてしまう力。
 ……そう。ガラスを破壊する力。あれも研究のせいで植えつけられた。
 彼女は千年の後の未来で生きるべき存在。その体質故に、現在を生きることは出来ない。
 だから『方舟』に…『冷凍睡眠装置』で千年の時を過ごし、未来の人類となる予定だったのだ。
 ところが、ガーディアンが膿を切り出した。研究は廃止。研究グループは全員終身刑。
 おかげで『冷凍睡眠装置』が完成することはなかった。ルチアは『未来の人類』にして、現世に取り残されてしまったのだ。

 誰とも触れ合うことのない、千年の孤独。ルチアはそれを受け入れた。
 それが人類が生き残る希望だと言われたから。自分が必要とされていると感じたから。
 あの時の彼女にとって、それが唯一の使命にして生きる意味。
 ……ところがどうだ。『未来の人類』として現代に取り残されてしまっている。
 存在するだけで毒を撒き散らす。意味を失ったどころか、存在さえ許されない。

 生きていることで、何かを残したかった。誰かに必要とされたかった。
 それができない今…自分に生きている意味はない。
 瑚太朗は自分を孤独にしないと誓ってくれた。しかし彼の優しさは、そのまま辛さとなる。
 とうに、自分には生きている資格などないのだ。
 もういい…死にたい。殺してくれ。それが私の使命なんだ…。

 そう思った矢先。一人の女が現れる。

 「あなたこそが、千年後の未来の唯一の希望。あなたにしか成し得ない…任務と価値。」
 ……ブレンダ・マクファーデン。『次世代人類プロジェクト』の副主任だ。終身刑を逃れ、ルチアを探し回っていたらしい。
 悪魔でも構わないと思った……。自分を必要としてくれているなら……。



 行方不明のルチアを心配する日々。
 西九条も探し回っているが、ブレンダ一味とルチアの居場所は掴めない。
 そして迎える収穫祭の前夜祭の日。
 静流は入院中。小鳥とちはやは欠席。朱音も珍しく部室にいない。
 オカ研の皆は、誰もいない……。
 何が一生孤独にしない、だ。孤独なのは…俺の方じゃねぇか…
 浮かれ気味な収穫祭ムードの中、瑚太朗は一人孤独を噛み締める。
 学校が終わり、下校。校門を出ると…

 夢ならば、覚めないでくれと。
 ルチアがいた。
 思わず抱きしめる。そうしなければ、すぐまたどこかに行ってしまいそうで…
 そして、二人は前夜祭へ繰り出した…。

 例のレストランでパフェを注文する二人。
 そこで、ルチアは告白する。
 研究の際に彼女に課せられたのは、毒や超振動だけではなかった。
 五感の異常。彼女には、味や匂いがわからない。
 昔は、視覚や触覚にも異常があったという。
 どうも、抑制剤の副作用だそうだ。

 彼女に強要された、呪われた身体。
 千年後云々というふざけたプロジェクトのために、彼女はどれだけの苦難を…
 破滅を防ぐって…そういう事じゃないだろ…
 何より、ルチアに怒って欲しかった。自分の人生をめちゃくちゃにした連中を糾弾して欲しかった。
 だがしかし、彼女は怒らない。これが自分の任務だからと……。

 まじっすか…ルチアほんとにたぶらかされててかわいそすぎる(´;ω;`)

 新しい抑制剤のおかげか、五感が戻り始めたルチア。
 急な刺激に疲労を感じ、近くの公園へ。



 同時刻。西九条がブレンダ一味の潜伏場所を突き止め、制圧を開始。
 プロジェクト遂行の際に世界中に作られたシェルター。その一つが風祭に存在した。
 静流が病院を抜けだして軽々と阻止線を制圧。

 ……シリアスな場面なのに笑ってしまった。不覚(´・ω・`)

 無事にブレンダ一見を降伏させるも、ルチアはそこにいなかった。
 彼女はあるべき世界へ旅立ったと言い、不敵に笑うブレンダだった……



 公園の丘の向こうにつれていかれ、唖然とする瑚太朗。
 一面のひまわり畑。どうも、外国で品種改良されたものらしい。
 
 ルチアはひまわりが好きだった。
 孤児院…サンタブローシアで出会ったひまわり…とても綺麗で、輝いていた。
 そんなひまわりが…自分の毒性を示してくれた。
 それ以来、ひまわりが怖くなった。触ってみたい。でも、枯れてしまったらどうしよう。
 そして今……

 「ザラザラして…案外痛な。でも…」

 そのひまわりは、ゆっくりと黒ずんでゆき…頭を垂れた。
 気がつけば、周囲のひまわりは萎れ、朽ちて行く…。
 ルチアを中心にして黒い円を描いてゆくひまわり。
 それはまるで、黄色い花が一斉に彼女から逃げているかのようで…

 CG添付

 「さようなら……瑚太朗。」

 もはやひまわりだけではない。周囲の草木も鳥も、次々と黒ずんで死に絶えてゆく。
 その黒ずんでゆくく世界の中心で、瑚太朗は気を失った……。



 うっすらと目が覚める。あたりにはものすごい瘴気。
 ……何やってんだよ、俺。こんなとこで寝てる場合かよ。
 アクセルを踏む。身体の中で、毒素が燃え尽きてゆくのを感じる。
 この毒に…再び打ち克つ!!
 
 ……意識がはっきりする。
 気がつくと、周囲には子どもの死体が転がっていた……。
 そして、すぐ隣にはちはや。こちらはピンピンしている。
 西九条に電話をかけ、ヘリで迎えに来てもらう。
 どうも、二時間もしないうちに米軍が風祭に核攻撃を仕掛けるらしい。
 ブレンダがルチアに街をうろつかせたのは、その口実作りに過ぎなかった。
 『鍵』もガイアも、ついでにルチアの瘴気をも、一掃しようという腹だ。
 時間がない。ルチアのいる場所へ……どこかは見当がついていた。



 ショッピングモール『KAZAMO』。あの日のデートが、遠い昔のような気がする。
 ……やはりいた。三階に人影。

 「瑚太朗…」
 茶番はどうでも良かった。ついて来い、と瑚太朗。
 毒の対処法はきっと見つかる。それまでシェルターで我慢しさえすれば、これまで通り、普通に生活できる。
 
 私は瑚太朗の求めている『此花ルチア』ではない。この世で最も忌むべき存在…『アサヒハルカ』なのだ。
 ルチアにはわかっていた。
 毒の対処法など、ありっこないのだ。
 そんなものがあるのなら、ブレンダはルチアを切り札として手元に置いておくはずだ。
 それを風祭に置き去りにしたということは、毒はブレンダたちにも持て余されているということ。
 瑚太朗は『此花ルチア』に生きろという。抑制剤はきっと見つかるから生きろと。
 つまり、毒のある『アサヒハルカ』には、生きている意味が無いのだ。
 だから私はこのまま核で死ぬ。生きていれば、それだけで害だから。

 それでももし、こんな私にも意味があるというのなら…
 教えてくれ。天王寺瑚太朗。
 その答えがないなら……

 少し瑚太朗にガッカリしますた(´・ω・`)
 鈍いわけじゃないと思うんっすけどね('ω`)



 「消えろ。」

 何かが砕ける音。
 天井のシャンデリアが落下してくる。超振動の力だ。
 ちはやに庇われて助かるが、もはや説得は断念するしかない。

 「実力行使で、お前をシェルターに連行する…」
 静流が動く。
 床を蹴る。壁を蹴る。
 ルチアを殴る蹴る。ナイフで斬りつける。銃で撃つ。
 ルチアも超人だ。並外れた速度の攻撃を、日本刀で弾き返す。
 すべてが一瞬で行われる。超人同士の戦闘。
 それは、同じように一瞬で、どちらかが命を落としかねない。

 静流の銃がルチアの右腕を撃ち抜く。刀はその手を離れ、空中へ。
 唯一の武器を失うわけにはいかない。ルチアもそれを追って上へ。
 二人は建物の壁を上へ上へと蹴って昇りながら戦う。
 刀は天窓を割り、遥か上空へ。

 瑚太朗は『ルチア』も『ハルカ』も区別しない、と静流。
 しかしルチアは言い張る。自分が求めるのは同情ではなく意味だと。
 話が通じないと判断した静流。ナイフで急所を狙う。

 刹那。
 闇夜から落下してくる輝き。ルチアの刀だ。
 瘴気の中で最高のスペックとなるように設計されたルチア。回復能力も尋常ではない。
 銃で撃ちぬかれたルチアの右腕は、とうに再生していた。

 まっすぐに振りかざされて来る日本刀。静流はそれを、交差した二本の炭素鋼ナイフで受け止める。
 「コタローはハルカを受け入れるために自ら望んで、毒に耐えられる体を手に入れた!
  本気で偶然だと思っているのか!いい加減にしろ!」

 CG添付

 やばい…燃えてきた(゚∀゚)

 二人の刃が火花を散らす。
 甲高い音は、どちらかの刃の悲鳴。
 削られて……折れるのは……
 静流のナイフだった。
 肩から斜め下にまっすぐ切り裂かれた静流。予想しなかった程の刀の勢いに驚愕するルチア。
 勢いを失った二人は、二十階の高さから転落する。

 間一髪。瑚太朗が静流を、ちはやがルチアを受け止める。
 静流はの能力は、身体を斬り裂かれてもなお、生き残るほどの力がある。
 静流は大丈夫、とルチアの方を見ると…

 「何を甘えてるんですか!」
 ちはやが叫ぶ。これ以上何を求めるのか、と。
 みんながルチアを…いや、ハルカをも理解し、受け入れようとしてくれている。
 瑚太朗も静流も、ちはやも。みんな迎えに来てくれた。
 ルチアのことを、友達だと思っているから。

 そのちはやが…不意に倒れた。
 さっきルチアを受け止めた腕……紫色の痣ができていた。
 咲夜の力のおかげであの瘴気の中でも平気でいられたちはや。しかし、直接の接触には耐えられなかったようだ。
 そのまま気を失って倒れ……
 自分を救けてくれた。友達だと言ってくれた。
 そんな彼女を、ルチアはまた傷つけてしまって……
 ちはやは死んじゃいない。ちはやを守る力は、この程度じゃないはずだ。
 しかし、ルチアの目にとってそれは…間違いなく友人の死。

 「これでも…”生きろ”?」
 そこまで追い詰められたルチアに…瑚太朗はまだ答えを見出せなくて…
 ルチアは駆け出す。建物を上へ上へ。



 目を覚ましたちはやに気圧され、追いかける。
 ……屋上。空には明るみが差していた。

 死ぬ気がなくなった、とルチア。
 これから核攻撃を避けるために市外へ脱出し、瘴気を撒き散らしながら世界中を回るつもりだった。
 瑚太朗にもわかるのだろう。世界を滅ぼしたくなければ、自分を殺せ。そう言うつもりだ。
 あるいは、今ここで瑚太朗というこの世への未練を切り伏せ…世界を滅ぼすか。
 どちらでも良かった。どうせ自分に意味などないのだから。

 瑚太朗に斬りかかるルチア。拳を固める瑚太朗。
 「ちはやの言う通りだ。女は引っ叩かなきゃわからねぇ時があるらしい…」
 瑚太朗の脳裏に浮かぶのは、ルチアとの日々。

 吉野に食べさせるはずだった激辛パフェを、事もなげに食べてしまったルチア。
 そんな彼女に「辛い」と唸らせる為に色々と画策し、何度も殴られた。
 ちはやとの仲直りのお膳立て。甘いはずのパフェが激辛で、ヒヤヒヤした。
 ガイアもガーディアンも、毒も呪いも何もない日々。今でも渇望する。
 アサヒハルカの怪談。おもしろ半分で首を突っ込んだが、ルチアの過去に触れることになった。
 彼女の忌むべき体質。礼拝堂での気持ちは、同情だった。
 しかし、静流に気付かされた。今は同情なんか微塵もない。
 瑚太朗は、ルチアという人間を好きになることができた。

 ルチアもわかっているはずだ…同情なんかじゃないって。
 なのに俺ときたら…さっきから毒だの抑制剤だのばっかり。
 彼女の欲しているのは、そんな言葉じゃないだろう……!!
 そんなことだから、伝わらないんだ!!
 俺の気持ちは、同情に塗れて見えるんだ!!

 「わかったよ…お前の意味。」

 斬り下ろされた刀を……瑚太朗は腕で受け止める。
 刀は肉を裂き、骨に至る。だが、そこまで。
 ルチアの超振動の刃。斬れないものなど存在しない。
 その刃が…瑚太朗の骨を斬り裂けない。
 自分が世界で一番不幸だと思い込んでいる女。その横っ面を張り倒す決意。連れ帰るという絶対の意志。
 自分の苦しみを共感させたいだけの安っぽい刃に、瑚太朗の強固な意志は斬り裂けない。
 瑚太朗の刃と触れている部分…腕の傷口から、火花とは異なる何かが溢れ出る。
 オーロラ色に輝く、形態を持たない飛沫。それはまるで、瑚太朗の意志そのもののようで…

 CG添付

 「俺だよ…」
 ルチアの意味。それはルチアにとって、ではない。瑚太朗にとって、だ。
 瑚太朗がルチアを救おうとするのは、ルチアのためじゃない。瑚太朗自身のため。

 「お前の自殺願望大いに結構!!だがな、俺の都合最優先で行かせてもらうぜっ!!」
 瑚太朗にはルチアに意味がある。
 ルチアにそれをわからせるために、オーロラの意志はルチアの刃に耐える。
 いや…むしろ飲み込む。削り取る。
 瑚太朗が腕を振り上げると同時に、ルチアの刀は真っ二つに折れて宙を舞う。
 振り上げた腕は彼女を殴り…いや、そうではない。
 彼女の横を素通りし…抱き締める。
 もう一度、好きだと伝えるために。決して死なせないために。

 ぬぅおおおおおルチアアアアアアア!!ヽ(`д´;)ノ



 一年後。
 あれ以来、世界中のシェルターを転々とする生活が続いている。
 毒を抑えることのできるその日まで、彼女は陽の光を拝むことは出来ない。
 それを、ルチアは自分への罰なのだと言う。
 風祭での惨劇。あの犠牲者のことを忘れたことは、一日たりともない。
 あの日、世界の命運は彼女にかかっていた。
 彼女もまた『鍵』。世界が滅ぶか否か、その責任を負う者。
 あんなことは、二度と繰り返してはならない。
 そんな心配がない世界になるようにと…瑚太朗は強く願うのだった。


長い……(´・ω・`)
そんなことよりルチア可愛かったです(゚∀゚)

個別ルートクリア後にもあと3つのルートがあるっぽいです。
ブログに書く予定はありませんが……Keyってすごい(´・ω・`)
静流ルートです。
しつこい様ですがネタバレです(´・ω・`)
■静流ルート感想

 不幸の裁量は一定ではない。
 充分に不幸な身の上でいて、人の不幸をも背負い込んでしまう。
 それが、その人の幸せに繋がるのだから。

 たった一人、自分が我慢すればいいのだ………。



 森での騒動の翌日、皆から話を聞くために登校する。
 しかし、どうも様子がおかしい。
 オカ研の面々が来ていないだけではない。
 彼女らも瑚太朗も、約一ヶ月間、学校へ来ていなかったと言うのだ。
 瑚太朗が十一月と思っていたその日は、実は十ニ月の半ば。

 ………静流の能力。薬品を生成する力。しかしそれは、人の記憶の操作をも可能にすると言う。
 吉野に指摘されてそのことに気がついた瑚太朗は、自宅へ戻ってこの一ヶ月間の記憶の手がかりを探す。

 そして見つけた。江坂の名刺の裏に記された電話番号。貰ったときには無かったものだ。
 掛けてみるも繋がらず、直接江坂を訪問。

 「まず最初に訊く。……覚えているのかね?」

 ビンゴ。
 事情を聞き、江坂に連れられてガーディアンの施設へ。

 確かに静流はそこにいた。ただし、眼は開いていない。
 何日も床に臥せっているとのこと。
 目立った外傷もないのに、ただ衰弱している。
 静流は瑚太朗の記憶を消して倒れた。

 それつまり、瑚太朗のせいで静流が倒れたということではないのか…?
 思い出すんだ………。

 そして頭の中を駆け巡るここ一ヶ月間の記憶……。

 いきなり記憶喪失やら静流が倒れたとやらで慌ただしい序章。
 実は静流ルートをクリアしたのは、小鳥ルートに次いで二番目。
 その小鳥ルートでは、ガイアだのガーディアンだのにはあまり詳しく触れていなかったので、軽く混乱しました(´・ω・`)



 森での騒動の翌日。
 瑚太朗は静流に連れられて江坂のアンティークショップへ。
 そこでガイアやガーディアン、魔物の話を聞く。
 
 静流の監視&保護の下、自宅で暮らせるようになった瑚太朗。
 夜、危険だと言う静流の目を盗んで小鳥の探索に乗り出す。

 街にはたくさんの魔物がいた。
 このままだと一般人に被害が出かねない。
 逃げろと言うぎるの忠告を無視し、黒犬を追って公園へ。
 ゲンさんが屋台を出していた。
 オーロラの三枚刃で黒犬の群れに対抗する瑚太朗。それを見て、ゲンさんは言う。

 「お前さん…そういう事か…」
 ゲンさんは斧を取り出し、黒犬に向かって投げつける。
 小爆発。周囲の黒犬は四散する。斧はゲンさんの手元に戻ってくる。
 唖然とする瑚太朗。

 「あんた…能力者…!!」
 ゲンさんもその屋台仲間も、西九条も、みんな能力者だった……。



 翌晩。西九条から言われた通り、静流と二人でゲンさんの店を訪ねる。
 ルチアがいた。
 オッサンたちを交えてひとしきり馬鹿騒ぎした後、三人は街中を歩く。
 ルチアは、任務で風祭を離れなければいけないらしい。
 
 ふと気が付けば、そこは学校の目の前。
 ほんの少し以前までの日常。しかしながら、もう二度と戻ることのない場所……。
 それは、ささやかな卒業式だった。

 ルチアを乗せた迎えの車が走り出し、瑚太朗と静流も帰った後の校門。
 西九条が、今宮に問いかけながら泣いていた。

 「最初から持っていないことと、後から奪うことは、どちらが残酷なのかしら…?」
 なんですかね…ほんとにいい先生になれそうな人です…(´;ω;`)
 対して、今宮。
 「おっと…俺相手に湿っぽいの、NG。ピュアいのは俺にゃ理解不能。
  それに、そういうの一切なしで生き残るって決めてんだ、俺は。」
 逞しいのか無情なのか…でもどこか憧れる…(´・ω・`)



 江坂のアンティークショップでのバイトに励む日々。
 ある晩、静流が自分の思い出を語る。
 自分の家の庭で焼いたさんま。父親の隣で、二人して七輪の上のさんまを眺めていた。
 父親が七輪で焼いてくれたさんまが、一番美味しかった……。

 CG添付

 今はもうそのさんまを食べることはない。今の父親が焼いても、それはあの時のさんまとは違う……。
 そんな静流のために瑚太朗は………



 瑚太朗は街中を歩いていた。
 静流に食べさせてやる。自分が焼いた、親父さんのよりも美味いさんまを。
 魚屋のおばあさんに焼き方を教わった。ホームセンターで七輪も買った。
 七輪の隠し場所を思案していると…目の前をバスが通り過ぎた。
 その後部座席には見知った顔……小鳥だった。

 すぐにバスを追いかけ、小鳥が森の中へ入って行ったと断定。
 ひとまず静流に連絡を入れる。
 危険だからそこで待っていろ、と静流。
 ……出来ない。小鳥が危険だ。放っておけない。

 森を進むうちに、カラスのような魔物や黒犬、井上の言う『虹沼』に遭遇。
 危険を回避して、道に迷ってしまう。
 そして……
 目の前に現れた巨大なレックス。毎度おなじみの地竜。
 逃げなきゃいけないのに、体が動かない。
 こいつは、俺の幸せを喰らい尽くす。
 さんま…焼いてやるんだ。静流のために。
 こんなところで死ぬわけにはいかない…それなのに…
 そう思った次の瞬間、目の前が真っ暗になり……

 「コタロー!」
 CG添付

 静流がいた。瑚太朗の傷を治そうと一生懸命だった。
 どうやらまだ生きているらしいが…傷は治らない。
 何やってんだ…俺…
 一緒に住むまでして、こんなことになって、まだ瑚太朗は静流にきちんと伝えたことがなかった。

 「静流…俺、静流のこと好きだ…」
 「私も…コタローのことが一番好きだ!…だから治って!
  死なせない…死なせないから!」



 全て思い出した……
 やっぱり、俺のせいだったんだ……
 静流は俺のために…能力の無茶な使い方をして…
 馬鹿で、弱くて、向こう見ずな俺のために。

 「う…うあああぁ……」
 返してくれ…何もかも。
 なんで俺じゃなくて静流がこんな目に……。誰がこんな運命を……。
 何が強化だ。何がオーロラだ。
 俺が欲しいのは、そんなもんじゃない。
 目の前の少女たった一人を幸せにする力。
 恋をして、結ばれて。将来二人で生きて行く。
 そんな当たり前さえも許してくれないのかよ……。

 瞬間。自分の中に何か熱いものを感じる。
 瑚太朗は死にかけた。静流の能力で救われた。
 自分の中に感じるのは…静流と、後もう一人。
 
 「誰だ…」
 「瑚太朗君…ごめんね。私、多分、瑚太朗君のこと、ずっと縛ってたの。」
 「縛ってたって…あんたが、俺にこんな運命を?」
 「そうかもしれない…ごめんね。
  きっと、この先もずっと、辛いこといっぱいあるよ…それでもいいの?」
 「こうして二人別れちまうより辛いことなんてあるかよ…
  一分でも…一秒でも長く、静流と一緒にいられるなら、俺はそれでいい。
  最大限、静流を幸せにしてやるだけだよ…!」
 「すごいな…瑚太朗。わかった…二人に渡すよ。
  どうか、できるだけ長く…二人の運命が…続きますように…」

  さよなら…瑚太朗君…



 まぶた越しに光を感じる。目を開けると…

 「………」
 静流がこちらを見ていた。『何をそんなに泣いているんだい?』という顔で………。

 CG添付



 入院した静流を見舞う日々。
 無事さんまを焼いてあげることもできた。
 その帰り、ゲンさんの店で吉野と出会う。
 二人肩を並べてメンラーを食い、街中を歩く。
 「てめえがどこまでヤバいことに手を出してるのかは知れねえ。だが…俺たちのデュエルは、まだ一度もピリオドを迎えちゃいねぇ。
  ディスティニィ・スターは川を挟んで、それぞれ…俺たちの頭上で輝いてやがるのさ。」
 「それ七夕じゃないか?」
 「うるせぇ…」
 「いいぜ…着けようぜ、決着。」
 「へっ…」
 拳を合わせる。馬鹿な男の拳は、ごつくて、硬くて。
 「じゃ、またな。」
 「消えるんじゃねえぞ…俺の前から。」
 「ああ。」

 毎度のことながら、こういう時の吉野はどっからどう見てもいいやつ(´;ω;`)



 ガーディアンの基地へ、突然の襲撃。
 魔物使いが大量の魔物を引き連れて侵入してきた。
 ……ガイアが『鍵』を発見した可能性が高い。

 魔物使いたちを撃退し、ガレージへ。
 しかし、静流の様子がおかしい。

 「お前…会話できないのか…?」
 静流は目覚めてから急に無口になっていた。
 今まで人の言っていることを理解できたのは、読唇術のおかげだった。
 「どうして…どうして、言わなかったんだ…?」
 静流は紙にこう記す。
 心配させたくなかったから、と……
 これ以上瑚太朗に迷惑を掛けたくはなかった。
 「俺のせいでこうなって…迷惑かけてんの、俺じゃねぇか…」
 そんなの、お互い様。
 私が、もっと普通だったら………。

 普通。瑚太朗も静流も、この「普通」をどれだけ望んだことか。
 ガイアもガーディアンもない。魔物なんてこの世にない。
 それだけのことが……今の二人には限りなく遠く感じられて……



 静流の運転するバイクで高速道路を駆け抜ける。

 CG添付

 襲ってくる黒犬の群れを西九条の援護で切り抜け、森へと進む。

 そして…
 いた。『鍵』だ。
 しかし…生気を感じない。

 「無駄よ…それはただの抜け殻。」
 朱音だ。
 良い記憶。それを探さない限り、滅びは確実だと言う。

 ふざけんなよ…こいつが俺たちを裁く判定者?
 だとしたら、何を見てたんだよ…
 この世界に滅びていいものなんてあるのかよ…!!



 「少し離れて。」
 西九条が能力を発動した。
 西九条の能力……それはおそらく、物体をレーザー状にして相手に投げつけるもの。
 西九条は、足元の塵全てを…いや…力の発生源にして、その場で一番の質量を持つもの。
 それは、西九条自身。

 「江坂さんが言ってたわ…奇跡っていうのは、人が最大限のことをして、初めて訪れるものだって。」
 「せ…先生!」
 「天王寺君…あなたに教えてあげられなかったこと、残念だわ。
  きっと良い生徒になってくれたと思うの。」
 「と……とーかあああああああああ!!」
 静流がかすれた声で叫ぶ。
 その声も虚しく、西九条は一筋の光に変わり…

 鍵の姿は消えていた。
 やったのだろうか?……だとしても。
 あんた…いなくなっていい人じゃなかっただろ…

 西九条の株価が急上昇(´;ω;`)
 ほんとにいい先生やわ…



 その時、周囲を光が包んだ。
 …止められなかったのだ。西九条の犠牲をもってしても。
 人々が消えてゆく。とその時、江坂から電話がかかってくる。
 以前江坂がオカ研のネタとして提供してくれた地下遺跡。そこならシェルターになるという。
 急いで静流の両親の元へ向かうも、時既に遅し。

 「しず…」
 そう言い残し、静流の母親は消えていった… 
 瑚太朗の、そして静流の目の前で。



 気を落として風祭に戻った二人。
 シェルターに向かおうとする静流はすっかり衰弱しているようで…

 瑚太朗は自分の中に静流を感じる。それは、返さなければならない暖かさだ。
 ……魔物と、魔物使いとのつながり。
 あの時、瑚太朗は助かってなんかいなかった。確かに死んだんだ。
 そして瑚太朗の中に現れたあの誰かが…魔物使いでもない静流に、瑚太朗と契約させた。

 「昔…そんな馬鹿なことをして、永劫に生き続けることになった男を知っていますので。」
 頭の中で咲夜の声を反芻する。
 たしかに馬鹿だ。でも、気持ちは大いに分かる。
 自分も同じことをしようとしているのだから。
 
 契約を破棄。静流は見る間に回復。声も出るようになった。
 しかし、瑚太朗は使役者を失った魔物同然。呆気無く膝を折る。

 「今までひとつの命を共有してたんだ、俺たち。
  やっぱり、ただ出てくるもんじゃなかったから…たぶん、長く持たない。」
 「わかってる…けど…瑚太朗がいなかったら、もう何も残らない!!」

 そんな静流に瑚太朗は…
 大丈夫…心配すんな…
 俺、変われるから。
 滅びだか何だか知らねえけど、そんなもんに負けないくらい変わって…
 ここでお前のこと待ってる。
 大丈夫。そしたら、きっとまた、一緒にいられるから。

 静流の幸せになってやりたかった。
 本当にいいやつで…可愛くて…大好きだから。

CG添付

 黙って頷く静流。振り返らずに走り出す。
 追いかけちゃいけない。いくら静流のことが好きでも、いや…だからこそ、それだけはしちゃいけない。
 始まるんだ。
 終りを迎える世界で、たった一人残された男。
 その男の、ただ愛する人を待つだけの物語が。



 数カ月後。
 シェルターを出た静流は、丘で一本の木を見つける。

 ………やっと会えたね。


 一番ラブかったわけですが…それ以外にも、ガーディアンの面々がよく活躍してたと思います(゚∀゚)
 特に西九条…あれはRewriteのシナリオで三番目に泣けますた。
 ちなみに一番目は咲夜。二番目はルチアです。
 次回は主に俺がお待ちかねのルチアルートです。お楽しみに^q^
朱音ルートです
毎度のことですがネタバレしまくってます
■朱音ルート感想

 ガイア……『鍵』を崇拝し、星のために破滅を導こうとする魔物使いたちの組織。
 その長たる人物…それが、ガイアの聖女。
 時には崇められ、時には怨嗟され。しかし、それは自分へ向けてのものではない。
 先代の聖女……その記憶と異常なまでに破滅を追求する思想を受け継がされた自分は、今も自分のままでいられているのだろうか………。



 メールを無視され続けられつつも、何とか朱音との接触に成功した瑚太朗。
 そこで朱音に、自分の現状……何者かに監視されているということを訴える。
 思い当たる理由を尋ねられ、上書きの能力とオーロラについて告白。と同時に、森での事件の裏の事情を朱音から聞かされる。
 ガイアとガーディアン。魔物と魔物使い、狩猟者。ガイアの聖女会と理事会。そして、聖女とそのしもべ。
 ガイアで瑚太朗を保護することもできるが、そうなったら平凡な生活は望めない。
 ………構わないと思った。大切な物が一つでもあれば。



 かくして瑚太朗は、朱音の付き人になることとなった。
 朱音と犬猿の仲と思われる理事長、洲崎。その秘書の高砂。
 聖女会の津久野やしまこ。
 彼らに出会い、それなりに忙しい日々が続いた、そんなある日。

 街中にいた。
 かつて幽霊として何度も瑚太朗を悩ませ、森でその神妙な姿を晒した、リボンを纏う少女。 
 瑚太朗にとって恐怖でしかないそれは、人の形を指定ても、明らかに人ではない。

 いつしか少女を見失い、気味が悪くなったので再び朱音に報告。
 そして聞かされる。………『鍵』について。
 『鍵』の確保。それが、瑚太朗の次の仕事となった。



 餃子だの印籠だの、予想はしていましたが、序盤はギャグ要素満載で満足した(笑)。



 街で偶然『鍵』を発見し、森へ誘い込んでの確保に乗り出す。
 聖女会の協力で魔物用の睡眠薬の投与に成功したものの、洲崎たちには愚か、ガーディアンにもその動きを察知され、追われてしまう。
 元々瑚太朗は、狩猟者であるにも関わらずガイアに所属している身。彼らのどちらにも正体を知られてはならない。
 『鍵』を連れて森を迂回し、追手を撒こうとする瑚太朗。ガーディアンとの戦闘で、オーロラが新たな形態を作り出した。
 まるで一つの生き物であるかのような殺傷方法。瑚太朗自身をも上回る反射神経。
 手綱を緩めれば、自動で獲物を切り刻む三枚刃の獣。

 さすがに文章だけでもグロすぎる殺し方でした…

 さらに森の中を進むと、高砂と遭遇。
 銃を突き付けられるも、何とか反撃して殺害。

 瑚太朗さん普通に人殺しまくってますね…
 既にそれなりの覚悟ができている、と取るべきなのでしょうが…ちはやルートでは「張り倒す」の一点張りだったのでどうも…(-_-lll)
 
 結局、しまこや聖女会の魔物をフル投入した甲斐もなく、ガーディアンに『鍵』を殺害されてしまいます。
 今まで『鍵』の救済だけを目的として生きてきた聖女会の魔物使いたち。
 彼女たちは元々、生きることに絶望していた。しかし、救済という希望がるからこそ、頑張ってこれたのだ。
 唯一の生き甲斐を失ってしまった彼女たちに、朱音がしてあげられることは……



 突然の訃報。
 ガイアの聖女…加島桜が亡くなった。
 聖女の継承。それは、先代の聖女の死と同時に行われるという。
 ………千里朱音は、ガイアの聖女となった。

 聖女の奇跡、それは即ち、蘇生。
 朱音は数々の病院を訪れ、その奇跡を実行した。
 意識不明の患者が目覚める。言葉を失った子供が話せるようになる。寝たきりの老人が元気を取り戻す。
 それは間違い無く奇跡だった。
 その後彼らは聖女を崇拝し、マーテルに属することとなった……。



 ある日、朱音から相談を受ける。

 CG添付

 「私…何処かおかしくなってない?」
 先代の聖女から次代の聖女へ伝承されるもの。その一つは奇跡の力。ただし、それだけではない。
 本来聖女のしもべは、その聖女と近しかった者から選ばれる。
 聖女のしもべは聖女に仕え、長い時間をかけて『転写』と呼ばれる働きを受ける。
 『転写』とは、自我をコピーすること。次代の聖女には、先代の聖女の性格や記憶、最後に転写能力が伝えられる。

 朱音は確かに加島桜を愛していた。幼くして両親を亡くした朱音にとって、たった一人の家族同然の存在だった。
 しかし、同時に憎らしくもあった。加島は命というものを根底から認めていなかった。
 絶対的な滅びを望む心。自分をガイアの聖女に仕立て上げるだけでは飽き足らず、そんなものを植えつけられたのだ。
 ここまで朱音の人生を滅茶苦茶にしておいて、さっさと先に逝ってしまった加島。
 今の朱音は、朱音なのか加島なのか……。



 聖女としての外部での活動と、その護衛で忙しい日々。
 その真っ只中だった。巷でこんな話が広まったのは。

 「マーテルの聖女による洗脳教育」
 「小細工を奇跡と称して手下を増やしている」
 「風祭から出て行け」

 醜聞は瞬く間に尾ひれを付けて人々の間に浸透していった。
 デモは起こるわ、聖女会メンバーの不当な逮捕も続出するわ。
 ガイア本部から迂闊に外に出られたものじゃなかった。

 こういう醜聞、内部から見るとこういう風なんだ、ってのがよくわかりますた(´・ω・`)



 そんなある日、朱音を含む聖女会メンバーが蒸発する。
 建物内にもいない。外に出たはずもない。
 一体何処へ消えたのか…?
 彼女たちを探していると、屋上から妙な歌声が聞こえる。
 昇ってみるが、誰もいない。
 歌声は、さらにその上から聞こえてくるようで……



 そして洲崎からかかってきた一本の電話。
 朱音は『鍵』の遺体を秘匿したらしいと、そう告げる。
 あの時、『鍵』は瀕死だったが、まだ生きてたのだ。
 そして、例の歌声。

 ………滅びが起きようとしていた。

 洲崎曰く、風祭市そっくりのシェルターがあるとのこと。
 魔物の牧場として使われているという『圧縮空間』。またの名を『石の街』、もしくは『人工来世』。
 電気や水道といったインフラは通っていないが、充分な面積と資源があり、生態系も再現されていると言う。
 問題は、そのシェルターへの入口を聖女会が掌握しているといいうこと。

 朱音の部屋で拾った鍵。魔物なんかじゃない、普通の鍵だ。
 それこそ、そのシェルターへの入口を開くためのものだった……。



 滅びが始まった。
 世界中で相次ぐ地震、津波、噴火。
 果ては、街中で一般人を襲う魔物まで現れた。
 避難誘導をする瑚太朗。これでもかと言うほど頑張っている。
 逃げ送れた人を助け、何匹もの魔物を斬り伏せる。
 魔物化して蘇り、片っ端から人を殺して回っている高砂も倒した。
 吉野やかつての担任の先生も無事助けることができた。

 ……それでも、人が死んだ。何人も。
 直接の原因は朱音や聖女会のメンバーだ。
 しかし、自分だってその一翼を担った。
 皆から命の恩人と賞賛される。が、しかし。

 自分はヒーローなんかじゃない…
 言いたくても言えなかった……。

 悪いことしたのに偶然褒められることになり、バツの悪い思いをしたこと…ありますか?
 瑚太朗のそれは、さして恥じることではないと思うのですが…
 何しろ、心から滅びを望んでいるわけではないし、救命もしているわけですから。
 しかしまぁ、本人としてはさぞ辛かったのでしょうね…



 そしてたどり着いた『人工来世』。待ち受けていたのは、『ジャックと豆の木』。
 空間内のガイア本部から上空へ、一本の木がまっすぐ伸びていた。
 迷わず木の内部の階段を昇って行く瑚太朗。その先は………現世側の上空に浮かぶ要塞。

 「来てしまったのね…」

 CG添付

 朱音も、聖女会の面々も、『鍵』もそこにいた。
 そばにいると約束させてくれた朱音。その朱音が、自分に何も言わずに去っていった。

 「俺はね、仕返ししに来たんですよ。朱音さんに。」
 瑚太朗はオーロラの剣を構える。

 「そう…私を殺すのね…」
 「えぇ、殺します………『鍵』を。」

 残念だ。人工来世で穏やかに生きて欲しかった。と、朱音。
 次の瞬間、瑚太朗の目の前に姿を現した魔物………地竜。
 古くより信仰の対象となってきた、巨大なレックス。
 その巨体にそぐわない俊敏さは、『鍵』の確保のときに確認済みだった。
 一秒ごとに身体を書き換えて戦う瑚太朗。
 書き換える毎に一秒寿命が縮まる。その代わり、一秒生き残れる。
 何とか『鍵』の破壊には成功したが、もう地竜の攻撃をかわすことはできない。
 死を覚悟したそのとき……地竜が消滅した。
 エネルギー切れ。地竜ほどの魔物だ。使役の際に消費する寿命もバカにならない。
 聖女会のメンバーは、皆倒れていた。

 断念して身を投げようとする朱音。
 そんな彼女に瑚太朗は言う。………自分は仕返しに来たのだと。
 瑚太朗が朱音に強いるのは、死ではなく、贖罪。
 自分が付いている。だから生きて、罪を償えと………。

 CG添付

 コタさん男前や…



 人工来世での新しい生活。多少不便だが、生きて行く上では申し分ない。
 しかし、朱音は弱る一方だった……。
 自分が犯した罪は、とても償えるほどのものではない。
 自白すれば、罵られる。蔑まれる。殺されることだってあり得る。
 とても自分には耐えられないと……。

 そんな朱音のために、瑚太朗はマスコミの手を借りてある策を練る。
 それは、瑚太朗自身を朱音と共に、滅びの元凶…ガイアの長として仕立て上げるというもの。
 瑚太朗の避難誘導の際の活躍を覚えている住民は多かった。その功績があれば、罪も軽減されるはずだと。

 法廷にて。
 例の担任の先生が。吉野が。安西が。二人の情状を訴える。
 そして……



 「お世話になりました。」
 「いや、こちらこそ…君たちの提供してくれた場所から君たち自身を追い出すことになってしまって…」
 永久追放。それが二人に下された判決だった。異郷の地で暮らしつつ、そこの測量をしろとのこと。

 田舎道を並んで歩く二人。
 「歌でも歌おうか?」

 CG添付

 離れてなんていない。大切な物は、いつだってそこにある。


 予想通りと言うか、何処となく雰囲気が大人びてました(゚∀゚)
 ただ、笑いが多かった分、決してシリアスでないと言うわけではないですが、ちと涙が少なかったかなと…(-ω- )
夏ノ雨に続くCUBEの最新作、your diaryの発売日が9月22日に決定しました。

………公表されたのは6月の24日だったそうです(´・ω・`)
Rewriteブーム…なめたらアカン…

それは置いといて、作品の紹介と行きますか(゚∀゚)


STORY

長峰智希は風見坂学園に通う2年生。
両親が海外で仕事をしている関係で、幼馴染である深菜川夕陽の家に下宿させてもらっている。

平穏な学園生活では、図書委員会の仕事と、夕陽の家が生業としている喫茶店夕顔亭
手伝いが、放課後の日課となっている。

そんなある日。
憧れの先輩で図書委員長でもある綾瀬紗雪に一冊の本を勧められ、商店街の外れにある古本屋風鈴堂に立ち寄る。

智希の予想を裏切らない、寂れた店の外装と調和のとれた店内。
湿り気を帯びた空気、真っ黒に汚れた本棚、ほこりを被った本の数々。
それでも、すぐに店を出るのも悪い気がして、目的の本を探すことにする。

店内を眺めていると、何気なく一冊の本が目に留まった。
背表紙にyour diaryと書かれた古びた本。

不思議とその本が気になって、手に取り、おもむろに表紙を開くと…
温かい光と共に一人の女の子が飛出して来る。

「あなたがゆあの新しいお友達?」

自らを神様と名乗る不思議な少女、ゆあとの出会いをきっかけに、智希を取り巻く三人の女の子たちの、止まっていた運命が動き出す。

真っ白な一冊の日記帳と共に…


Promotion Movie




STAFF
原画:カントク
SD原画:すいみゃ
シナリオ:種村いのり、皆本あいる
音楽:Peak A Soul+
歌:Duca


CAST

長峰智希(主人公)

ゆあ CV:渡辺涼子
綾瀬紗雪 CV:瀬戸りく
深菜川夕陽 CV:鈴田美夜子
広崎かなで CV:森谷実園

美鈴 CV:浅香舞子
榎本香穂 CV:卯衣
藤村奈月 CV:澤田なつ
広崎 響 CV:十利須我里
深菜川千歳 CV:子太明


Link
CUBE 公式サイト
your diary 公式サイト
 


夕陽かわえぇ…(´・ω・`)