ネタバレの極みなんで、問題ない方のみどうぞ。
■ちはやルート感想
魔物使いの素質があるからガイアに所属する……。
幼くして両親を殺されてからずっと、自分で何かを決めるということがなかった……。
そんな少女にも、ずっと傍にいて、自分を守ってくれる存在があった。
頼りになる最強の魔物。美しい花弁を纏った桜の木。
しかし、桜はいつか散ってしまうものなのだ………。
森での事件の翌日、普通に登校して来たちはや。
「普通じゃないときに普通のことをするのが馬鹿だと言っているのよ」
朱音の発言に思わず失笑。
そんなこんなで、瑚太朗を鳳宅に匿うことになった。
夜、散歩中の二人は街中で黒犬の群れに襲われる。
ちはやの死神アクションでその場は切り抜けるも、瑚太朗を狙う存在を匂わせる襲撃だった……。
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翌日、瑚太朗は朱音から詳しい事情を聞く。
ガイアとガーディアン。魔物と魔物使い、狩猟者。『鍵』。ガイアの内部抗争。………給食当番(笑)
瑚太朗はガイア思想に戸惑いながらも、ちはやを守るために、そしてオカ研を…楽しかった日々を取り戻すために、ガイアに加担する意を決する。
そして始まる咲夜との特訓。カードを用いた反射神経の訓練。
咲夜曰く、瑚太朗は右手に頼りっぱなしとのこと。左手の強化も行わなければ意味が無い。
この人プロだ......感心。
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その夜、二人は公園へ繰り出す。
ちはやとはぐれてしまった瑚太朗は、自宅に放置してきたぎるぱにと再会。
二人の指す方へ行ってみると…………
そこには黒犬が複数。それも二匹や三匹ではなく、二十匹以上。
そしてその中心には、三人の魔物使いの影。
ぎる曰く、ミドウ・テンジン・テンマというヤバい奴ららしい。
個人的にミドウの本格的登場がいつになるか気になっていたので、ちょっぴり嬉しい。
ぎるの機転で差し向けられた赤犬を倒し、必死の生還。
そして明らかになるぎるぱにの過去とミドウら三人の正体……。
かつてガイア内で続いていた魔物の研究。
それは、契約者の必要ない、『自我』を持つ魔物だった。
しかし、研究は失敗。完成したのは暴れるだけ暴れて消えてしまう魔物。
危険だということで研究は中止され、魔物の残骸も処分された。
………処分を免れた残骸が成長したものが、ぎるとぱにだった。
彼らは生まれた頃から……彼らがぎるとぱにであった頃から、母体の頃の記憶を持っていた。
だから知っていた………ミドウたちが、その研究所の研究員だったことも。
彼らはそれぞれフォゴ、キリマンジャロ、クリボイログというヤバい魔物を持っていて………おそらく、ガイア内の敵の刺客であるとのこと。
しかし、彼らはなぜ瑚太朗を狙うのか…?
………待ってました、こういう展開w
翌日夜。
ぎるぱにを連れて学校まで調査に出かけた瑚太郎とちはや。これまで何度か迷い込んだ『圧縮空間』に潜入。
ぎるぱにと別れて歩いていると、突然の地響き。地面に亀裂が入り、ちはやと切り離される。
そして目の前に何者かが......と思ったら、声に聞き覚えがある。
テンマだった。駆けつけたぎるの助けを借りて逃走するも、空間の構造をいじられていて、逃げ切れない。
そして姿を表すテンマの魔物...『クリボイログ』。
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全身を硬い甲殻で覆った蜘蛛のような魔物。鉄鉱石、巨大生物の混合体。そして、同サイズ最強の捕食者。
瑚太朗は恐怖する。ちっぽけなオーロラの剣で対抗できる相手じゃない。
相手は魔物。魔物使いが死ねば、活力を失う。
しかし、できなかった…人を殺すことなんて。非情になりきれなかった。
だから言われるのだろう…。仔猫だと。緊張感がないと。
とにかく、逃げた。逃げ惑ううち、圧縮空間を抜け出し、舞台は校庭へ。
これ以上逃げることはできない。一般人を巻き込むわけにはいかない。
仕方なくクリボイログと対峙する瑚太朗。オーロラの剣で何度も攻撃するも、甲殻が固すぎて全く効かない。
何度も反撃され、打ちのめされ、最後の最後に見抜いた弱点-触覚の先端を狙った一撃でも倒しきれない。
為す術なく死を覚悟したその時………月明かりに照らされ、一人の男が姿を現す。
………咲夜?
一撃だった。クリボイログは真っ二つになった。
姿を晦ます男。
クリボイログに治癒のためのエネルギーを吸い取られて死んでゆくテンマ。
その亡骸を焼き払うミドウ。
瑚太朗は気を失った…。
咲夜って魔物だったんか......てっきりガーディアンを裏切った狩猟者かと......かなり意外(゜∀゜)
鳳宅で目覚めた瑚太朗は、ちはやから彼女の過去を聞かされる…。
ちはやが育ったのは、小さな魔物使いの村だった。父親が魔物を作る仕事をしていて、ちはやも小さい頃から一匹の小さな魔物と契約していた。
だが平和な日々は続かず………ある日、村はガーディアンの襲撃を受けた。
生き残ったのはちはやのみ。両親も、契約していた魔物もガーディアンに殺された。
逃げていくうちに、一本の桜の木に辿り着いた。だが、そこで疲れ果て、跪いてしまった。
ふと顔を上げると…
「初めまして……私の主。これからは、私があなたを守ります。」
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男がいた。
魔物だった。契約した。
そこで気を失った……。
目が覚めると、ガイアの病院だった。
それ以来、ちはやはガイアの魔物使いとして交戦に参加し、咲夜も最強の魔物としてちはやに仕え続けた。
ちはやの怪力や防御性の高い包帯は、契約のおまけみたいなものだと言う。
ガイアを辞めることはできないのか、と瑚太朗。しかし返事はNO。
ちはやは最強の魔物を使役している。だからガイアは彼女を掴んで放さない。
ちはやは両親を亡くしてからずっと、自分の意志とは無関係に生きてきたのだった……。
いつかちはやが言った言葉……。
「(友達)作って...いいんでしょうか?」
そして、今度はこう言う。
「瑚太朗は、楽しいってことを私に教えてくれた人ですから…」
辛さすら覚えなかったのでしょうね…瑚太朗に出会えてよかったなぁ…
それからは、咲夜との特訓の日々。
そこへ、突然の朗報。
「ガイア内の敵方が摘発された。」
即ち、朱音側…聖女会の勝利。ミドウらのバックが消滅したことになる。
安心して街に繰り出した瑚太朗だが………街中で火事に遭遇。
幸い死者は出なかったが、どうも様子がおかしい。
………ミドウだった。
気に喰わないものは何もかも破壊する、とミドウ。
………ぶっ壊れてる。母体が無くなったと言うのに。
私怨で瑚太朗を殺すと言い残し、ミドウは去っていった……。
怖えぇぇぇ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
翌日、登校。
収穫祭に関する集会。体育館の壇上で、それは起こった。
………またしても火事だった。
一般の生徒を避難させていると……いつの間にか壇上にいた。ミドウだ。
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ここで瑚太朗が逃げれば、ミドウは何をしでかすかわからない……
ミドウは瑚太朗を殺すと言う。殺されたくなければ自分を殺せと言う。
しかし瑚太朗は………
「あいつを張り倒して止めさせる。」
戦闘が始まった。ミドウが使役するのは溶岩の魔物、『フォゴ』。
通常の溶岩より高温。形状も化学組成も自由に変えられる。
頼みの咲夜は、森でテンジンの魔物、『キリマンジャロ』の相手。
ちはやのサポートを受けつつも、苦戦する瑚太朗。
フォゴを倒すのは不可能。ならばミドウ自身を狙うか。
しかし………やはり躊躇ってしまう。
そんな瑚太朗に、ミドウは怒りを顕にして自分の体験を語る。
同じ年頃の子どもが銃で脅される。虐げられる。命乞いも虚しく、殺される。
それも、自分の目の前で。
戦争というものがどういうものか、平和ボケした日本人には想像も及ばない。
自分たちが生きているのは、命のやり取りを行う世界。
だと言うのに………危機感がない。緊張感がない。
そんな奴らを見ていると無性に腹が立つ。
そしてもう一度断言する。
「俺はお前を殺す。さもなければ俺を殺せ。」
もう後がない。そう思った瑚太朗は、一つの賭けに出る。
超えるべき壁は二つ。フォゴの溶岩と二酸化ケイ素の鉄壁。
前者は能力の上書き-皮膚の再生能力向上で、後者はちはやの包帯-衝撃耐性で乗り越えようという腹だ。
結果、成功。
瑚太朗はミドウにオーロラを振りかざし………張り倒した。
オーロラの形状は棍棒。やはり瑚太朗はミドウを殺そうとは思わなかった。
「まだだ……俺を殺せ……」
もはやミドウの要求に瑚太朗が応じるはずもなかった。
「あなたは…瑚太朗が羨ましかったんですよ…」
自己の能力の上書きとオーロラ色のエネルギー体。二つの能力のダブルホルダー。
クリボイログをあと一歩のところまで追い詰めた瑚太朗にとって、それは決して宝の持ち腐れとはなり得ない。
守るべき者があるからこそ、瑚太朗は強くなってこられたのでしょう……。
戦争孤児として何度も命を危険に晒してきたミドウ。
彼が欲していたのは破壊ではなく……力。即ち、瑚太朗を凌駕したという証だったのではないでしょうか。
自滅したミドウを偲びつつも、気を取り直して収穫祭。
ミドウのおかげで小ぢんまりとしたものでしたが、ちはやと二人で楽しそうで何より。
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……('ω`)
途中で放置していった咲夜を探し、一旦祭りの会場に一人で戻る瑚太朗。
そこでなんと、西九条に遭遇。
「天王寺瑚太朗……肉体の強化と、オーロラと呼称する形態変化のエネルギー体のダブルホルダー。お前はなぜガイアに加担する?」
……西九条はガーディアンのエージェントだった。その場は咲夜に救われるも、ガーディアン…静流やルチアとの対立は明らかなものとなった………。
「朱音に会って話をつける。」
今までの朱音の指示は全て瑚太朗を囮にするためのものだった。
騒動にケリを付けるためには、朱音の協力が不可欠だった。
ガイアの本拠地で朱音と面会。しかし、どこか様子がおかしい。
朱音の傍らには一人の少女がいた……その少女-名を『篝』と言った-が『鍵』らしい。
朱音はもう『鍵』に用はない。『鍵』を連れてさっさと帰れという……。
………朱音の邪険な雰囲気に気圧されてあっさり追い返された。
篝曰く、自分にはもう力はないとのこと。
……滅びは回避されたのだった。
争いの種が解決されて浮かれるのも束の間、瑚太朗に一本の電話がかかってくる。
静流だった。要件は二つ。
一つは、ガーディアンからの警告。
『鍵』を連れて出頭しなければ、容赦なく瑚太朗たちを制圧するという。
もう一つは……静流本人からの警告。
『鍵』だけ置いて逃げてほしい………静流はそう言っていた。
友達以上恋人未満の友情とその裏にある哀しさを感じ、なけました(´;ω;`)
……結局、指定の場所…篝を連れて森の中の協会に出向く瑚太朗とちはや。
待ち構えていたのは、戦闘モードの静流と西九条。
『鍵』の力が失われたことを確認した二人。
そして……ガーディアンの残党の討伐に移行すると西九条は言う。
ガーディアンはガイアを滅ぼす力を持っている。逆もまた然り。
だから、どちらかが滅ぶまで争いは続く。
お互いに武装を解くことはない。歩み寄ることなど出来はしない。
それがヒトという生き物の性……。
二人に牙を向く西九条。
……呼ぶしかない。……咲夜を。
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最強の魔物の討伐……思えばそれが西九条の狙いだったのでしょうが……不可抗力とは斯くの如し…(´・ω・`)
西九条の能力によって高速化したナイフをいとも簡単にいなす咲夜。
しかし、西九条の用意も周到。静流の能力-薬品の生成により動きが鈍り、次々にナイフを受けてしまう。
咲夜を置いて行けと西九条。そうすれば、瑚太朗とちはやに対しては追求をしないと。
できるはずもなかった。咲夜は単なる魔物ではない。家族だ。
ガイアだのガーディアンだの、魔物だの狩猟者だの、そんなのは関係ない。
かつて楽しかった日々を共に過ごした仲間……その一員なのだ。
静流だってルチアだって、西九条だってそうだ。本当は戦いたくなんかない。
だが……目の前では咲夜が。背後ではちはやが。かく言う自分も命の危機に瀕しているという現実。
………不甲斐なかった。ちはやを守るだけの力もない自分が。
自己の能力の書き換え。やり過ぎれば何が起こるかわからない。
だから今まで控えてきたし、咲夜にも強化は最小限にと釘を刺されてきた。
しかし、守らなければならなかった。
頭の中に響くミドウの声。
「だったら目の前のヤツら、全部ブチ殺してやればいいだろう………。守るってこたぁ、そういうことなんだよ……!!」
………理性の上書き。圧倒的な力の代償は、『自我』だった。
もはや瑚太朗はちはやを守るためだけに生きる存在だった。
「守るんだっ!!」
飛んでくるナイフをオーロラで薙ぎ払いつつ、西九条に斬りかかる瑚太朗。
止めに入った静流でも手に負えない。
……咲夜が動いた。静流の能力の効き目が切れたのだ。
瑚太朗に戦闘の訓練を施した咲夜だ。瑚太朗に負けるわけもないと思われたが、瑚太朗の力は予想以上に強大だ。
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咲夜の花弁の剣。瑚太朗のオーロラの剣。二つの刃が交差する。
……咲夜が押される側だった。オーロラの剣が徐々に咲夜との距離を縮めていく。
………ふと、光線が走った。西九条のナイフだ。オーロラの剣の腹に命中したナイフは、その軌道を変えた。
「この状況を見て、これが最善の策だと判断した。それだけだ。」
再び対峙する咲夜と瑚太朗。
元々、二人の力量はほぼ同じなのだ。静流の能力で傷の癒えた咲夜にも、勝機はあった。
隙を突いてオーロラの剣を薙ぎ払い……瑚太朗を張り倒した……。
目が覚めた瑚太郎は、静流に手当されていた。
ガイアは魔物を使役する。ガーディアンは魔物を狩る。
両者は互いに相手を破滅させる力を持っている。
だから……いや、そんなことはどうでもいい。
今、二人は確かに仲間だった……。
翌日。
ぎるとぱにの様子がおかしい。
パワースポット……二人の命を支えている巨大なエネルギーの噴出孔。
そのエネルギーが、一箇所に集められているらしい……。
当然のように黒幕…朱音の出番。彼女を問い詰めるために、疲れて寝ている咲夜を置いて、再びガイアの本拠地へ。
……先日もだが、もはや正気とは思えない朱音の言動。
しつこく言及するうちに痺れを切らし、魔物を召喚。
……クリボイログとキリマンジャロ。二体同時。他にも黒犬などが複数。
常人ならこの二体を同時に操るなど不可能。一瞬でエネルギーを喰い尽くされる。
パワースポットから得た膨大なエネルギー。それがあってこその所業だった。
為す術なく追いつめられる二人。残念なことに、ここは圧縮空間の中。喚起の法は使えない。
クリボイログの触覚に捕らえられた瑚太朗の目の前で、キリマンジャロの放つ光条がちはやを襲う。
とうとう守りきれなかった………。
……とその時。咲夜が自分から飛び込んできて、ちはやの盾になった。
「大丈夫ですか?…ちはやさん」
ちはやを守るためなら、自分の命をも厭わない……。
かつて咲夜は瑚太朗と同じ能力の持ち主…『リライター』だった。
自己を強化し、愛する人を守るために戦う。
しかし……彼の書き換えは過ぎていた。
結局何一つ守れなかった咲夜……。
書き換えの代償として彼は魔物…一本の桜の木となり、長い年月を過ごすことになる……。
そして……ちはやに出会った。何もかも失ったちはやは、震え、泣いていた。
守らなければ…
そう思ったら、人の姿となってちはやの前に現れていた。
「瑚太朗君。武士道とは己のために死ぬ道ですが、騎士道とは誰かのために死ぬ道なのですよ。」
あぁ…ちはやのナイトって、そういうことだったのか…
クリボイログとキリマンジャロを片付け、他の魔物の群れも散らしていく咲夜。
如何せん、敵の数が多すぎる。咲夜の腕に、脚に、魔物が噛み付く。
……気にはならなかった。咲夜は既に死を覚悟していた。元々幾度もの戦いで傷つき疲れ果てた体だった。もはや痛みさえも覚えない。
しかし、今度こそは守り切ることができた。罪滅ぼしになっただろうか……。
そう残して、咲夜は息を引き取った………。
なんだろ……『咲夜ルート』……ものすごく頷ける、うん。
………器。
『鍵』の力が失われた今、朱音が破滅のために求めるのは、強大な魔物。
大量のエネルギーを手にしたはいいが、器…エネルギーを受け容れられる体が見つからなかった。
……丁度そこにあったわけだ。咲夜の亡骸が。
朱音は咲夜を抱え、パワースポットの中へ身を躍らせる。
エネルギーの流れを利用して別の場所へ移動するつもりだ。
魔女様怖いよ………
朱音を張り倒すしかない。
破滅なんて今更な話だし、何より、咲夜を取り戻さなければならない。
「私…咲夜と契約してるから何となく分かるんですけど…咲夜、まだ生きています。」
エネルギーの流れを伝えると言ってパワースポット消えたぱにと別れ、風祭の森の中を進む。
………辿り着いたのは、ちはやの故郷と思われる廃村だった。
そこにもパワースポットがあった。
「ぱにな…あいつ、もういねぇ…」
エネルギーの流れを追う…それはつまり、エネルギーと一体化するということ。
意識体では存在していても、ぱにの体はもう存在しない、とぎる。
唖然とする瑚太朗。追って悲しみが溢れてくる。別れの言葉も満足に告げられなかった……。
そして、ぎるも今、エネルギーの流れを変えるためにパワースポットに飛び込もうとしている……。
実験の失敗作の残骸として生まれたぎるとぱに。二人は世間に…いや、ガイアにすら存在を知られてはいけない身だった。
何かの役に立ちたい。特にぎるは、しきりにそう思っていた。
引き止めちゃいけない。それが彼のためであり、自分のためだ。
でも…こんなのって………
「じゃあな!行ってくるぜ!」
ぎるもぱにも、もちろん咲夜も。
親しかった人が身を呈して自分を守ってくれる。
それがこんなにも辛いことだとは……(´;ω;`)
彼らは魔物でした。しかし、他とは違い、『自我』を持つ魔物。
それだけで「家族」になれるって不思議ですね………
一方、ちはやは旧自宅で一人思い出に耽っていた。
そこで見た貝殻のような魔物…ちはやの父親が遺した、娘へのメッセージ………。
「一緒に歩く人、見つけてください。」
そして辿り着いた朱音の処。
ぎるがエネルギーの流れを変えたため、元々魔物使いとしての能力の低い朱音には、もはや大した魔物は呼べない。
駆けつけた静流と西九条によってあっさり拘束されます。
朱音も色々と苦悩を抱えていたみたいですが、詳しくは朱音ルートで。
そして、そいつは現れた。
巨大な魔物。周辺の森からエネルギーを吸い取っていく。
銃火器も西九条の光線も効かない。近づくヘリは蔓で撃ち落とす。
そんな小山のような存在。
その中心には……咲夜がいた。
あれこれ思案していると、不意にちはやが動いた。
静流からナイフを借り………自らの腹を刺した。
ちはやが傷つけば、その傷を癒すために咲夜のエネルギーを吸い取る。
現に今ので、魔物の表面が僅かに削れた。
しかし、こんなことをしていてはちはやが死んでしまう。
そう思ったら、自然と勇気が湧いてきて………
「あいつ張り倒して…正気戻させる。」
西九条が江坂の日本刀を光線に変え、それに乗って咲夜の下まで飛んで行こうという、一見して無茶な行動。
それでもやるしかなかったし、やれる気がした。
魔物の動きが鈍くなった。ぎるとぱにがエネルギーをせき止めてくれていた。
オーロラの剣に炎が宿った。ミドウがフォゴを召喚してくれていた。
みんなが…敵だと思っていた人たちまでもが、力を貸してくれる。
咲夜の下まで辿り着いた瑚太朗は咲夜を張り倒し………
「届きましたよ。瑚太朗君。」
正気を取り戻した咲夜。膨大なエネルギーを得て強くはなっているものの、残された時間は僅か。
「超えてみたくありませんか?この私を…」
桜の花弁とオーロラが舞う。
「もう…ふたりとも、馬鹿です…」
そういうちはやの表情は、涙を浮かべつつも笑っていた………。
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咲夜あああああああ逝かないでくれえええええええええ。・゚・(ノД`)・゚・。
長かったです(´・ω・`)
瑚太朗が戦闘面で一番輝いていたのは、やはりこのストーリーでしょうね^q^
しかし、結局誰一人殺さなかった瑚太朗。二言目には「張り倒す」と。
静流曰く、ガーディアンとの交戦でも、咲夜が死者を出したことはないとのこと。
騎士道とは、誰かのために死ぬ道であると同時に、無駄な命を散らさない道でもある。
瑚太朗も咲夜も、そんなことを体現していたかのようでした。
THE・感動(´;ω;`)
