朱音ルート感想 | Memory in Cherry

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桜舞い散る鍵っ子ブログ

朱音ルートです
毎度のことですがネタバレしまくってます
■朱音ルート感想

 ガイア……『鍵』を崇拝し、星のために破滅を導こうとする魔物使いたちの組織。
 その長たる人物…それが、ガイアの聖女。
 時には崇められ、時には怨嗟され。しかし、それは自分へ向けてのものではない。
 先代の聖女……その記憶と異常なまでに破滅を追求する思想を受け継がされた自分は、今も自分のままでいられているのだろうか………。



 メールを無視され続けられつつも、何とか朱音との接触に成功した瑚太朗。
 そこで朱音に、自分の現状……何者かに監視されているということを訴える。
 思い当たる理由を尋ねられ、上書きの能力とオーロラについて告白。と同時に、森での事件の裏の事情を朱音から聞かされる。
 ガイアとガーディアン。魔物と魔物使い、狩猟者。ガイアの聖女会と理事会。そして、聖女とそのしもべ。
 ガイアで瑚太朗を保護することもできるが、そうなったら平凡な生活は望めない。
 ………構わないと思った。大切な物が一つでもあれば。



 かくして瑚太朗は、朱音の付き人になることとなった。
 朱音と犬猿の仲と思われる理事長、洲崎。その秘書の高砂。
 聖女会の津久野やしまこ。
 彼らに出会い、それなりに忙しい日々が続いた、そんなある日。

 街中にいた。
 かつて幽霊として何度も瑚太朗を悩ませ、森でその神妙な姿を晒した、リボンを纏う少女。 
 瑚太朗にとって恐怖でしかないそれは、人の形を指定ても、明らかに人ではない。

 いつしか少女を見失い、気味が悪くなったので再び朱音に報告。
 そして聞かされる。………『鍵』について。
 『鍵』の確保。それが、瑚太朗の次の仕事となった。



 餃子だの印籠だの、予想はしていましたが、序盤はギャグ要素満載で満足した(笑)。



 街で偶然『鍵』を発見し、森へ誘い込んでの確保に乗り出す。
 聖女会の協力で魔物用の睡眠薬の投与に成功したものの、洲崎たちには愚か、ガーディアンにもその動きを察知され、追われてしまう。
 元々瑚太朗は、狩猟者であるにも関わらずガイアに所属している身。彼らのどちらにも正体を知られてはならない。
 『鍵』を連れて森を迂回し、追手を撒こうとする瑚太朗。ガーディアンとの戦闘で、オーロラが新たな形態を作り出した。
 まるで一つの生き物であるかのような殺傷方法。瑚太朗自身をも上回る反射神経。
 手綱を緩めれば、自動で獲物を切り刻む三枚刃の獣。

 さすがに文章だけでもグロすぎる殺し方でした…

 さらに森の中を進むと、高砂と遭遇。
 銃を突き付けられるも、何とか反撃して殺害。

 瑚太朗さん普通に人殺しまくってますね…
 既にそれなりの覚悟ができている、と取るべきなのでしょうが…ちはやルートでは「張り倒す」の一点張りだったのでどうも…(-_-lll)
 
 結局、しまこや聖女会の魔物をフル投入した甲斐もなく、ガーディアンに『鍵』を殺害されてしまいます。
 今まで『鍵』の救済だけを目的として生きてきた聖女会の魔物使いたち。
 彼女たちは元々、生きることに絶望していた。しかし、救済という希望がるからこそ、頑張ってこれたのだ。
 唯一の生き甲斐を失ってしまった彼女たちに、朱音がしてあげられることは……



 突然の訃報。
 ガイアの聖女…加島桜が亡くなった。
 聖女の継承。それは、先代の聖女の死と同時に行われるという。
 ………千里朱音は、ガイアの聖女となった。

 聖女の奇跡、それは即ち、蘇生。
 朱音は数々の病院を訪れ、その奇跡を実行した。
 意識不明の患者が目覚める。言葉を失った子供が話せるようになる。寝たきりの老人が元気を取り戻す。
 それは間違い無く奇跡だった。
 その後彼らは聖女を崇拝し、マーテルに属することとなった……。



 ある日、朱音から相談を受ける。

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 「私…何処かおかしくなってない?」
 先代の聖女から次代の聖女へ伝承されるもの。その一つは奇跡の力。ただし、それだけではない。
 本来聖女のしもべは、その聖女と近しかった者から選ばれる。
 聖女のしもべは聖女に仕え、長い時間をかけて『転写』と呼ばれる働きを受ける。
 『転写』とは、自我をコピーすること。次代の聖女には、先代の聖女の性格や記憶、最後に転写能力が伝えられる。

 朱音は確かに加島桜を愛していた。幼くして両親を亡くした朱音にとって、たった一人の家族同然の存在だった。
 しかし、同時に憎らしくもあった。加島は命というものを根底から認めていなかった。
 絶対的な滅びを望む心。自分をガイアの聖女に仕立て上げるだけでは飽き足らず、そんなものを植えつけられたのだ。
 ここまで朱音の人生を滅茶苦茶にしておいて、さっさと先に逝ってしまった加島。
 今の朱音は、朱音なのか加島なのか……。



 聖女としての外部での活動と、その護衛で忙しい日々。
 その真っ只中だった。巷でこんな話が広まったのは。

 「マーテルの聖女による洗脳教育」
 「小細工を奇跡と称して手下を増やしている」
 「風祭から出て行け」

 醜聞は瞬く間に尾ひれを付けて人々の間に浸透していった。
 デモは起こるわ、聖女会メンバーの不当な逮捕も続出するわ。
 ガイア本部から迂闊に外に出られたものじゃなかった。

 こういう醜聞、内部から見るとこういう風なんだ、ってのがよくわかりますた(´・ω・`)



 そんなある日、朱音を含む聖女会メンバーが蒸発する。
 建物内にもいない。外に出たはずもない。
 一体何処へ消えたのか…?
 彼女たちを探していると、屋上から妙な歌声が聞こえる。
 昇ってみるが、誰もいない。
 歌声は、さらにその上から聞こえてくるようで……



 そして洲崎からかかってきた一本の電話。
 朱音は『鍵』の遺体を秘匿したらしいと、そう告げる。
 あの時、『鍵』は瀕死だったが、まだ生きてたのだ。
 そして、例の歌声。

 ………滅びが起きようとしていた。

 洲崎曰く、風祭市そっくりのシェルターがあるとのこと。
 魔物の牧場として使われているという『圧縮空間』。またの名を『石の街』、もしくは『人工来世』。
 電気や水道といったインフラは通っていないが、充分な面積と資源があり、生態系も再現されていると言う。
 問題は、そのシェルターへの入口を聖女会が掌握しているといいうこと。

 朱音の部屋で拾った鍵。魔物なんかじゃない、普通の鍵だ。
 それこそ、そのシェルターへの入口を開くためのものだった……。



 滅びが始まった。
 世界中で相次ぐ地震、津波、噴火。
 果ては、街中で一般人を襲う魔物まで現れた。
 避難誘導をする瑚太朗。これでもかと言うほど頑張っている。
 逃げ送れた人を助け、何匹もの魔物を斬り伏せる。
 魔物化して蘇り、片っ端から人を殺して回っている高砂も倒した。
 吉野やかつての担任の先生も無事助けることができた。

 ……それでも、人が死んだ。何人も。
 直接の原因は朱音や聖女会のメンバーだ。
 しかし、自分だってその一翼を担った。
 皆から命の恩人と賞賛される。が、しかし。

 自分はヒーローなんかじゃない…
 言いたくても言えなかった……。

 悪いことしたのに偶然褒められることになり、バツの悪い思いをしたこと…ありますか?
 瑚太朗のそれは、さして恥じることではないと思うのですが…
 何しろ、心から滅びを望んでいるわけではないし、救命もしているわけですから。
 しかしまぁ、本人としてはさぞ辛かったのでしょうね…



 そしてたどり着いた『人工来世』。待ち受けていたのは、『ジャックと豆の木』。
 空間内のガイア本部から上空へ、一本の木がまっすぐ伸びていた。
 迷わず木の内部の階段を昇って行く瑚太朗。その先は………現世側の上空に浮かぶ要塞。

 「来てしまったのね…」

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 朱音も、聖女会の面々も、『鍵』もそこにいた。
 そばにいると約束させてくれた朱音。その朱音が、自分に何も言わずに去っていった。

 「俺はね、仕返ししに来たんですよ。朱音さんに。」
 瑚太朗はオーロラの剣を構える。

 「そう…私を殺すのね…」
 「えぇ、殺します………『鍵』を。」

 残念だ。人工来世で穏やかに生きて欲しかった。と、朱音。
 次の瞬間、瑚太朗の目の前に姿を現した魔物………地竜。
 古くより信仰の対象となってきた、巨大なレックス。
 その巨体にそぐわない俊敏さは、『鍵』の確保のときに確認済みだった。
 一秒ごとに身体を書き換えて戦う瑚太朗。
 書き換える毎に一秒寿命が縮まる。その代わり、一秒生き残れる。
 何とか『鍵』の破壊には成功したが、もう地竜の攻撃をかわすことはできない。
 死を覚悟したそのとき……地竜が消滅した。
 エネルギー切れ。地竜ほどの魔物だ。使役の際に消費する寿命もバカにならない。
 聖女会のメンバーは、皆倒れていた。

 断念して身を投げようとする朱音。
 そんな彼女に瑚太朗は言う。………自分は仕返しに来たのだと。
 瑚太朗が朱音に強いるのは、死ではなく、贖罪。
 自分が付いている。だから生きて、罪を償えと………。

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 コタさん男前や…



 人工来世での新しい生活。多少不便だが、生きて行く上では申し分ない。
 しかし、朱音は弱る一方だった……。
 自分が犯した罪は、とても償えるほどのものではない。
 自白すれば、罵られる。蔑まれる。殺されることだってあり得る。
 とても自分には耐えられないと……。

 そんな朱音のために、瑚太朗はマスコミの手を借りてある策を練る。
 それは、瑚太朗自身を朱音と共に、滅びの元凶…ガイアの長として仕立て上げるというもの。
 瑚太朗の避難誘導の際の活躍を覚えている住民は多かった。その功績があれば、罪も軽減されるはずだと。

 法廷にて。
 例の担任の先生が。吉野が。安西が。二人の情状を訴える。
 そして……



 「お世話になりました。」
 「いや、こちらこそ…君たちの提供してくれた場所から君たち自身を追い出すことになってしまって…」
 永久追放。それが二人に下された判決だった。異郷の地で暮らしつつ、そこの測量をしろとのこと。

 田舎道を並んで歩く二人。
 「歌でも歌おうか?」

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 離れてなんていない。大切な物は、いつだってそこにある。


 予想通りと言うか、何処となく雰囲気が大人びてました(゚∀゚)
 ただ、笑いが多かった分、決してシリアスでないと言うわけではないですが、ちと涙が少なかったかなと…(-ω- )