『おはようございます
』元気よく入ってきた選手達
15名のエントリーと決して大人数ではないが去年とは違う空気、この日をまるで待っていたという
強い気持ちが空間を熱くしていました
ギャラリーの中には去年の金沢大会グランプリの方や
関西からの応援に駆けつけた方の姿もありました

「イメージする女性像に向かって、カットスタイルとカラーリングが
キレイにマッチングするようにあわてずに頑張りましょう
」植村のあいさつで競技は始まった

一斉に自分のイメージにする女性像に向けて走り出す選手



なんどもなんどもWIGで練習し、頭の中でのシュミレーションなら数えきれないくらいしただろう
「迷いがない」って、きっとこういうことなのかなって思えるくらいの選手の手際の良さ

モデルに鏡をもってもらいバング、顔周りを慎重に調整する選手。

カットラインをいろんな方向に動き回って確認する選手。


「レベル高くない
」植村がそうつぶやいた
確かに。。。何かが違う 何でだろう

そして、時は選考会

「とにかく今日は楽しかった。初めて自分のボーダーラインを全員超えてきた。
鳥肌が立った」と植村
プレゼンテーションでは
「いたずらな神様」「映画のシンシティのような攻撃的な女性」「6月の梅雨の森の中で遊ぶ妖精」
など個性的な世界観や女性像

「普段はサロンワーク中心の生活だから何かやってみたかった」
「360°どこからみてもインパクトのあるシルエットにこだわった」
「似合わせを一番の課題として取り組んだ」
「後輩のレベルが上がってきたので追いつかれそうだから必死に勉強して良いものを作り上げたい』
など、選手達の熱い想いを聞き終えた植村は
「選考したいけど、どうしましょう。。。」
すごく迷って
「今年一年ねかせてそののびしろの成長にかけた方が良い場合もいる。でもここで出さないと後悔するような気がする。」
会場の緊迫した視線がそそがれる
「決めました!今年この土地からは2名出します
」「えっっ!」
会場全体が驚きを隠せない。
「14番と2番です!」
会場からは盛大な拍手がおこりました

「一ヶ月デザインに悩まされたけど今日は納得できる作品ができた」

「飛騨高山にこんな美容師がいるんだと知ってもらえるように頑張りました」

「柏崎さんは若いエネルギー、全体のバランス力、次は何をしてくれるのか?と期待できる
倉さんはとにかく完成度が高い。こんなクオリティーを出せる人はなかなかいないんじゃないか。」
と2人に大きな期待をよせた
今回参加者は15名。この少人数の選手の中から代表2名。
この金沢大会のクオリティーの高さ一体何が違ったのだろう
世界観や女性観が明確であること。
ヘアスタイル、カラーリング、ファッションのトータルでのバランスの大切さ


『モデルさんのキャラクターをいかして』と話した選手が多かったように、自分がやりたい物をやるのはもちろん、それをモデル自身にどう似合わせていくかを大事にしたことが
『なんかいい!なんかオシャレ!』と目を引いた最大のポイントだったのではないだろうか?
トータルバランスという難題に対して合宿や限られた日々のトレーニングで
本選では金沢代表の二人の若いパワーとベテランのパワーが見所です
