予選を通して見ているとスタート直後は緊張で手が震えてしまう選手も多いですが、この会場ではモデルと話しながら笑顔で楽しそうに競技に臨んでいる場面が多く見られました。

リラックスして競技に臨めるということは、実力も発揮しやすいのではないでしょうか。




シンプルなフォルムやテクスチャーに対して、カラーリングで攻めている選手が多いのが札幌会場の特徴でした。

鮮やかな色を多用したカラーリング、カットをするにつれて中から出てくるカラーリング、スタイリングによって見えてきたカラーリング。
どれも、見え方をよく計算した上での配色なのだろうと思わせるカラーリングで、その色味もとてもきれいだでした。
やはり全国の美容師さんたちのカラーに対するデザイン意識が高まっている現れではないでしょうか。


札幌の選考会では選手全員が自分の作品に対するプレゼンテーションを行うこととなった。
植村のアナウンスにより、順番にステージ上で自分の想いを語る選手達。(緊張しますね~)
それに対し、植村が質問をぶつけたり率直な感想や意見を伝えていく。そのやり取りにより、より一層その人の想いや意図を知り、理解し、結果的にいろいろな事を学び取っていきます。
気になっていたカラーリングについても、様々な話を聞く事ができました。
植村のアドバイスは、ヘアだけに留まらず、メイクや衣装のセレクトにも及んだ。
作品を作る場合、ヘアだけに意識が集中してしまいがですが、大切なのは「トータルバランス」を意識して作品を完成させることです。
モデルへの似合わせはもちろん大切な条件で、作品のテーマや世界観をヘアだけに落とし込むのではなく、そのモデル全体で表現しなくてはいけません。つまり、メイクも衣装も大切な条件なのです。



見事札幌代表に選ばれたのはD1には1回目から3回連続で出場しており、ついに努力が実った横山さん。
女性ならではのセンスを本選で思い切り見せてもらいたい
