前回に続きまして、柿岡車庫の続きで、前回の向かい側左半分のバスです。
最初は、日産ディーゼルUR-690です。前面方向幕の感じなどからして、会社の送迎バスではないかと思われます。バスの形式は違いますが、27~8年前、日東交通で中扉1箇所の路線バスに乗ったことがあります。勿論ツーマンで、女性の車掌さんが乗務していました。
その横、TOYOTA製DR-15です。おそらく、日野の前身だと思います。前折り戸1箇所です。正面のウインカーは、隣のUR-690同様、ステーで付いています。
やはり会社の送迎用ですね。
また、この時代の車体の特徴として、非常口が、右側中央付近にあります。
方向幕が、加茂というところをみると、奈良交通でしょうか、前後扉の4R-94です。左右のミラーの高さが違っています。また、非常口が、一般的な右後方になっています。
阪急バスと思われる、日野RB-10Pです。正面のウィンカーは、現在と同様に、ボディーに直接付いています。また、前扉上部に、照明が付いているのが珍しいかもです。
前面方向幕のガラスゴムが劣化してガラスが外れています。このままだと、この部分から水が浸入し、腐食が広がると思います。
ちょっと露出オーバー気味になりました。
続いて、エンブレムから、日産ディーゼルと判りますが、形式が不明です。手元の資料を元に、日産ディーゼル4R105改に、富士重工13型Eのボディーが載っているものと推測されます。右のミラーが破損しています。
また、車内は、倉庫代わりになっていました。
形式は不明ですが、国際興業の車輌です。方向幕も残っていますが、白表示です。
この頃になると、折り戸のガラスが、分割から一体化してます。
石岡車庫所属の車輌です。方向幕は外されています。部品取りの車体なのでしょうか、中扉上部の照明が外されています。
もうエアーが無いのか、前扉は半開きです。料金箱はまだ残っていました。
やがて、雨ざらしで朽ちていくのかなぁ…。
こちらは、車籍は残っていますが、やはり中扉上部の照明が無く、料金箱も撤去されているようです。中扉は折り戸です。自家用で欲しいなぁ…。なんてね。
さて場所ですが、JR常磐線、土浦駅西口と、石岡駅からそれぞれ柿岡車庫行きのバスが出ていますが、土浦駅からは、本数が多くないので、石岡駅から行くのが無難かと思います。
また、くれぐれも撮影の際には、必ず営業所で許可を得て、周囲の安全に気をつけて撮影してください。
次回からは、再び9月に行った北海道ネタです。