ちょっと遅めのG.W・・・というわけではありませんが、5月13~14日が連休になったこともあり、12日の泊明けで、ちょっと出かけてきました。
行き先は、タイトルの通り武蔵野線の三郷~吉川間です。
かつては、ここに武蔵野操車場という、全長5.2km、最大幅350mという巨大な操車場がありました。
コンテナ列車による直行輸送全盛の現在、操車場って何?という方もいらっしゃるでしょう。
旅客で例えると乗換駅、それも東京駅や新宿駅などといった巨大ターミナル駅ですね。
貨車は、旅客のように階段を渡って隣のホーム・・・みたいにはいきませんので、操車場で方向別に仕分けられて、ある程度まとまったところで、列車として組成されて次の目的地へ出発してきます。
これをヤード方式というのですが、人手と時間がかかる、稚内から鹿児島までといった場合、いくつもの操車場を経由しますから、時間が読めず、国鉄の貨物輸送は年々減少していきました。
そこで、昭和59年2月の「59・2ダイヤ改正」で、現在のようなコンテナ列車による直行型輸送に切り替わりました。
武蔵野操車場は、自動化を進めた操車場として、昭和49年10月1日に開設されましたが、59・2ダイヤ改正のあおりを食らい機能停止、昭和61年に廃止となっています。
おそらく機能停止後は、余剰貨車の留置に使われていたのではないかと思われます。
しばらくは、そのまま放置されていましたが、平成11年3月に上り線の移設が完了し、再開発され、一部にその名残を残す程度になっています。
前置きが長くなりましたが、今回はその痕跡を見てまわってきました。
まだまわりきれていないとこもありますので、そこはまた改めて訪れたいと思います。
まぁ、暑さを避けて11月頃かな・・・。

つくば駅(10:42)→南流山(11:05)つくばエクスプレス 快速3008列車
仕事明けなので、まずはつくばエクスプレスです。
たまたま快速がきました。

南流山(11:14)→吉川(11:23)武蔵野線 1018E

千ケヨMu35 クハE230-1
南流山で1018Eに乗り換えましたが、なんとトップナンバーに当たりました。
ネタ写真撮るために被りつきです。

三郷駅を発車するところです。
下り電車が入線してきました。
上下線が少し開いていますが、ここから武蔵野操車場になります。

中央にリレーボックスが見えますが、その向こう側に線路跡が見えてきます。

見えてきました。
この線路が旧引上げ線10番になり、前の画像のリレーボックスの後ろあたりで車止めになり、本線と繋がっていません。
画像右上は下り線です。
この先に、引上げ10番と下り本線に進出する線、下り継走線1~4番線、及び引上げ7番線、下り出発11番~14番線、上り着発1~4番線・上り出発5~9番線、及び引上げ9番線を結んでいたシーサスクロス等の線路跡があるのですが、ここでは撮影をしくじり、後にアップします。
本来なら配線図をアップしたら判りやすかったのですが、本を参照しているのでアップは控えています。

参考にしたのは、こちらの本です。
武蔵野操車場の他、新鶴見や吹田操車場、当時の貨物線や使われていた貨車などが載っていて資料価値の高い1冊です。
当初の上り線は、三郷駅を発車後、北西方向に武蔵野線通りの横を通っていました。
航空写真を見ると判りやすいかと思います。
こちらは、後日再訪する予定です。

新三郷駅です。
下り出区線、下り入区線、仕分け1番~40番線、上り出区線、上り入区線と、ここがかつて、一番幅の広い場所で、上下線間が350mありました。
開発当初は、上り線を寄せるか下り線を寄せるか揉めたようですね。
結局は上り線を寄せることになりました。
私としては、寄せずに上下線間に新たな街を作れば・・・と思ったのですが、閉鎖的になりそうだし、何より武蔵野操車場が、吉川市と三郷市に跨っていますから、そこで揉めそうですね。
現行の上り線は、かつての下り出区線ではないかと思われます。

三郷駅停車中ですが、新鶴見機関区のEF210-358牽引の貨物列車とすれ違います。
調べてみると、このカマの前照灯は、LEDみたいですね。
編成は、ほぼフレームライナーです。

駅の進入を撮り忘れましたが、平成24年3月17日開業の吉川美南駅です。
下り線側に、保線車両が留置されていますが、おそらくは、操車場があった頃の下り線から分岐していた側線をそのまま流用したのではないかと思われます。
また、後程アップしますが、この付近に機関区があったと思われます。
訂正で、機関区ではなく、貨車の点検・修繕を行う貨車区があったと思われます。

前方が吉川駅になり、この付近から当時の上り線になります。
上下線間に、到着線1番~14番線の引上げ線3本がありました。

吉川駅手前、この付近で車止めになります。

吉川駅で下車し、三郷方面を見ます。
幅の広い架線柱は、当時のままです。

赤枠で囲ったとこに閉塞信号機がありますが、おそらくこの付近から、到着線への分岐があったんではなかろうかと思います。
到着線は、1番~14番線までありました。
ちなみに、貨車を散転させるためのハンプ(小高い丘)が吉川方にあり、三郷方面へ向けて散転させる構造になっているため、上りの貨物列車は、上り線から分岐した後、上り線をオーバークロスして、到着線に入りますが、到着12~14番線にしか入線出来ない構造になっています。
先程述べた、吉川駅付近まで伸びていた引上げ線は上り貨物列車専用といえるかと思います。
下り貨物列車につきましては、到着1番~13番線までは直接入線できますが、14番線は入換が必要です。
ハンプは、到着線の下り方、到着6番線と7番線の間にあり、どの到着線からも入線できます。

吉川駅方は、レールが剥がされてしまっているので、三郷駅方の方が雰囲気はありますね。
ちなみに線路跡は、上り(府中本町方面)、下り(西船橋方面)とも、進行方向右側になります。
余談ですけど、Nゲージで武蔵野操車場を再現しようとしたら、すんごいポイントの数になりそうですね。
総工費いくらになるんだろう・・・。