14日の東工取の金はストップ(60円)安を交えて大幅続落。
中心限月の2008年2月きりは前日比57円安の2423円で終了した。
米株式急落のあおりでニューヨーク金が時間外取引で値を崩した上、為替が急激な円高・ドル安に振れたことから売り物が殺到。
一時、軒並み値幅制限いっぱいまで下げ、うち6、8、12月きりがストップ安で大引けた。他の限月は同51―59円安で終了。


中国・上海外国為替市場の人民元相場は根強い元買い需要を背景に続伸し、銀行間取引の終値は1ドル=7.7380元となり、切り上げ後の最高値を更新した。
前日比では0.0050元の元高・ドル安。


中国・上海株式市場の株価は、日米両国の株安の流れなどを受け、朝方には一時3%を超える下げを演じた。
その後は小戻したものの、上海総合株価指数は前日終値比1.97%安の2906.334で終わった。
下落は7営業日ぶり。


英国、ドイツ、フランスなど欧州の主要株式市場は、米国景気への先行き警戒感が広がり大幅安で推移している。
 英FT100種平均株価指数は午後零時31分現在(日本時間午後9時31分)、前日終値比110.3ポイント(1.79%)安の6050.9で取引された。


14日午前の米株式相場は、住宅ローン問題の悪化をきっかけに急落した前日の反動で買い戻しが入り、反発して始まった。
午前9時40分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比38.22ドル高の1万2114.18ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は8.04ポイント高の2358.61で取引されている。

14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。

大引けは前日比501円95銭(2.92%)安の1万6676円89銭。下げ幅の大きさは今年3番目。

13日の米株式相場の急落をきっかけに世界同時株安への懸念が再燃し、幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが出た。
日経平均オプション4月物は日経平均の急落を受けプットが買われた。

権利行使価格1万3000円のプットの売買高が1万5000枚超に膨らんだ。
円相場の反応は目立っていない。

株安を背景に外為市場では「円キャリー取引」(低金利通貨の円を借りて高金利通貨で運用する取引)の巻き戻しに対する警戒感は強い。
14日の債券相場は大幅続伸。先物中心限月である6月物は13日の終値に比べ42銭高の134円87銭。
現物債市場でも3月決算期末を控えて売りが出にくい一方、官公庁や公的金融機関などからの買いが断続的に入った。

業者間市場では新発10年物国債である285回3月債が前日終値に比べ0.040%低い1.565%と、新発10年債としては2006年12月26日以来の低水準を付けた。

先物の前日の夜間取引を含む売買高は4兆4732億円と、中心限月としては5日以来の水準に膨らんだ。
新発5年物国債である63回3月債は前日終値に比べ0.040%低い1.125%で取引された。

一時は同0.045%低い1.120%と、新発5年債としては昨年10月5日以来の低水準まで買われた。

新発2年物国債である254回3月債の利回りは、同0.015%低い0.770%で推移。
あす20年債入札を控えた超長期債相場も堅調。新発20年物国債である92回債は前日終値比0.035%低い2.005%で取引された。新発20年債としては昨年12月27日以来の低水準。

新発30年物国債である25回債は同0.030%低い2.250%で取引された。新発の15年物変動国債である44回債は同横ばいの99円90銭。

14日後場の日経平均先物6月物は下げ幅を広げる展開。

前日比530円安の1万6600円と前場終値より30円安く寄り付き、前場に付けたきょうの安値(1万6610円)を下回った。

その後は540円安の1万6590円まで下落する場面があった。
為替は、東京株式市場で日経平均株価が一時500円強も下げたことでリスク資産圧縮に伴う円買いの動きが警戒され、11時過ぎに再び115円台を付ける場面があった。

12時時点では前日17時時点に比べ1円20銭円高・ドル安の116円10―13銭前後。

 シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は前日清算値に比べ490円安の1万6625円で取引を終えた。
日経平均オプション4月物は日経平均の下落を受けプットが買われた。

権利行使価格1万5500円のプットの売買高が7000枚超と目立った。

フランクフルト株式相場は小動き

。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前週末比1.03ポイント安(0.02%下落)の6715.49だった。

 DAXは方向感に欠ける展開。相場を大きく左右する買い材料に乏しかったが、小高く寄り付き、その後は一時先週末の終値を大幅に下回る場面もあった。引けにかけて下げ幅を縮めたが、結局5営業日ぶりに下落して引けた。


ロンドン株式相場は反落

。FTSE百種総合株価指数は前週末終値に比べ11.9ポイント安の6233.3で引けた。

 買収観測を背景に株主還元拡大への期待感などから幅広い銘柄に買いが先行した。しかし、午前中に発表となった2月の英卸売物価指数が予想を上回ったのを受け金利先高観が強まり、その後は売りが広がった。


円相場は前週末比80銭円高・ドル安の1ドル=117円45―55銭

NY時間は小動き。

円キャリートレード再開基調から円高警戒感が後退し1ドル117.40円台まで上昇した。

ユーロ圏や英国の金融政策発表が行われ、

イベントリスク消化の調整からポンドやユーロが対ドルでドル高を後押し。


2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続落。大引けは前日比235円58銭(1.35%)安。大手ヘッジファンドのキャリー・トレードが日本の資本市場を席巻! 市場はディノザウルスの影に怯える展開に終始した。