14日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。

大引けは前日比501円95銭(2.92%)安の1万6676円89銭。下げ幅の大きさは今年3番目。

13日の米株式相場の急落をきっかけに世界同時株安への懸念が再燃し、幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが出た。
日経平均オプション4月物は日経平均の急落を受けプットが買われた。

権利行使価格1万3000円のプットの売買高が1万5000枚超に膨らんだ。
円相場の反応は目立っていない。

株安を背景に外為市場では「円キャリー取引」(低金利通貨の円を借りて高金利通貨で運用する取引)の巻き戻しに対する警戒感は強い。
14日の債券相場は大幅続伸。先物中心限月である6月物は13日の終値に比べ42銭高の134円87銭。
現物債市場でも3月決算期末を控えて売りが出にくい一方、官公庁や公的金融機関などからの買いが断続的に入った。

業者間市場では新発10年物国債である285回3月債が前日終値に比べ0.040%低い1.565%と、新発10年債としては2006年12月26日以来の低水準を付けた。

先物の前日の夜間取引を含む売買高は4兆4732億円と、中心限月としては5日以来の水準に膨らんだ。
新発5年物国債である63回3月債は前日終値に比べ0.040%低い1.125%で取引された。

一時は同0.045%低い1.120%と、新発5年債としては昨年10月5日以来の低水準まで買われた。

新発2年物国債である254回3月債の利回りは、同0.015%低い0.770%で推移。
あす20年債入札を控えた超長期債相場も堅調。新発20年物国債である92回債は前日終値比0.035%低い2.005%で取引された。新発20年債としては昨年12月27日以来の低水準。

新発30年物国債である25回債は同0.030%低い2.250%で取引された。新発の15年物変動国債である44回債は同横ばいの99円90銭。