オー・グルニエ・ドール
パティシエ・西原金蔵さんの、新しいカフェは、町屋をリフォームして、ちょっと大人っぽくなりました。
エントランス右側は、
ケーキケース、、、(夜の写真なので暗くてゴメンナサイ
)
ミドルスペースは、レストランか
みたいな、黒っぽいインテリア 。
(他のお客様が居らしたので、ノーピクチャ)
何と
聞こえる音楽は、ジャズ 。
個室風の離れ、、、

一般客には使われていない2階へ上ると、、、
大きなアンティック・キャビネットが、どーん
と 置かれていて、、、
通りに面しては、、、
左側の壁は、残念ながら、本物の本棚ではなく、、、、何かな ![]()
あ、、、ひょっとしたら、エルメスの壁紙
そんな記事を見た記憶が、、、
(間違っていたら、ゴメンナサイ
)
町屋の内部が完全に無くなり、全て新しくりフォームされています。
この2階は今のところ、お菓子教室の生徒さん達のサロンとして使われているだけみたいです。
行く行くは、ティーパーティー等のレンタルスペースになるのではないでしょうか。
インテリアに関する私の感想は
というと、、、ちょっと、残念
一口で言うと、<ありきたり><中途半端><オーナーの好みがハッキリしない>、、、あっ
三口だ ![]()
もちろん、お金も掛かっているし、ひょっとしたら有名デザイナーが関わっているかも
ですが、、、
元のカフェは、狭かったし、、、
お客の要望で次から次へと付け足して、、、
ディスプレイアイテムも大きさが合っていなかったりして、、、
チグハクな所もあったのですが、、、
<お菓子作りに専念している金蔵さんのケーキ>なんだから、、、と、納得していました。
下は、現在、販売のみの店になっている、元<オー・グルニエ・ドール>です。
小さなビルの奥まで、エントランスに至る路地。
路地の中ほどにドアーがあり、そこからカフェスペースが。(内側からの写真)
度々ここで、ケーキをいただきました。
そして、本当の店内は、これ。
この狭いスペースに、厨房、ショーケース、客用の椅子テーブルが入っていたのです ![]()
私自身のインテリアの好みは、北欧風、シンプル、合理的、、、
決して、クラシック、少女趣味ではありません。
でも、この狭苦しい店が好きでした。
パリ時代の金蔵さんとマダムが、パリで見て経験したインテリアだったのだと思います。
元の店のスタッフは、にこにこ顔
同じスタッフが、新しい店では、すまし顔 、、、
元の店の客は、るんるん
新しい店の客は、静かで、やっぱり、すまし顔、、、
箱が変わると、中身も変わりたくなるのでしょうね ![]()
新しい店はステキですが、元の店は、もっとステキでした ![]()
<オー グルニエ ドール>は、『金の蔵で、、、』という意味です。
オーナーパティシエ『金蔵さん』の名前から付けられています。
ディスプレイの仕事
うちのビルの2階は、美容室です。
美容室の専用エントランスは、右手1階にあり、吹き抜けの階段になっています。
その部分のディスプレイをしています。
年4回、シーズン毎に変化をつけます。
今は、これ、、、
元々は生の植木鉢だったのですが、2年前にそれが汚い状態になってしまい、何とかならないかと相談を受けました。
大きな陶製のポットを生かして、、、というオーダーでした。
以後、3ヶ月毎に、イメージを変えています。
造花やドライを駆使して、何とか3ヶ月間をキレイな状態で維持します。
2階フロアーのシャンプー台スペースも、同じイメージにします。
ワインボトルは、近所のイタリアンレストランから貰い、ダンボールに入れて、ウンショ
ウンショ
と 運んで来ました。
次は、ウィンターシーズン ![]()
![]()
、、、さて、今年の冬はどうしましょうか ![]()
ブランド物を考える <ルイ・ヴィトン> - 2
<スティーマーバッグ >です。
機内持ち込み用に使っていました。
使わない時はペッタンコになります。
ただ、口の開け閉めは不便です、、、
いちいちベルトを掛け外しするので、面倒くさい ![]()
底は、こんなになってしまっています
かなり酷使しましたから ![]()
何故、角がスーツケースみたいに堅い真ちゅうではないのでしょうか ![]()
それは、これが<スティーマーバッグ>だからです。
スティーマー(水兵さん)が洗濯物を入れたりするのに使っていた物で、航海中は壁に掛けていたのです。
その為、このバッグの手は後ろの片面だけに付いています。
LV は 『高級品
』 というイメージが強いのですが、本来は 『丈夫で長持ちの実用品』
それ故に、水 ![]()
にもショック
にも強い材料で作られています。
しかも一つ一つのデザインは、その用途のみの為に考えられているのですね。
例えば、自分の靴
サイズに合ったシューズバッグとか、好みのワイングラス
がキッチリ入るワインケースとかが、顧客のオーダーで作られていたのですね。
その結果、価格が高くなるという訳です。
私は、そういった<伝統的な優れもの>の価値の<おこぼれ>を楽しんでいます。
当時、スティーマーバッグを見たツアーの仲間からは、白い目で見られました、、、
変な形
変な柄(モノグラムのこと)
と。
その頃は、ハンドバッグ類は無く、ただ一つ<パピヨン>という、袋物がありました。
ハードに比べて価格が低かったからでしょうか、ソフトのパピヨンは、数年後に日本で大ブレイク
しました。
そして今、新しいデザインのバッグが次々と出る時代、、、パピヨンの人気は
沢山のパピヨンは今何処に
ペット
でも、アクセサリーみたいに人気が無くなれば平気で殺処分し、また新しい流行の ![]()
を買う人がいる国ですから、、、![]()
最近知ったのですが、骨董品で有名な 『白洲正子』 さんが、スティーマーバッグを大変気に入られて、最期まで大切に持っていらしたそうです。
もちろん私も、底がボロボロになるまで使いますよ ![]()
ボロボロになったら、取り換え修理を頼みましょう
何度でもね。
LV は、簡単に消耗はしないのです。それでこそ LV なのですから。
ブランド物を考える <ルイ・ヴィトン>
LV アルゼール 60cm、70cm、80cm です。
40年近く前に購入しました。
40年前というと、まだ日本では一般的に<ルイ・ヴィトン>が認識されていない頃です。
パリに住む友人に聞き、ぜひ持ちたい
と思い、店に向かいました。
「ボンジュール マドマゼール
」 と、年配のドアマンに迎えられて店内に入ると、デスクで書き物をしている若い女性スタッフが一人いるだけ。お客も、私ひとり、、、
今の LV の本店はシャンゼリーゼ大通りのど真ん中にありますが、その頃は、エトワールから見てシャンゼリーゼより一筋南のモルソー通りにありました。
古い石造りの建物、真ちゅうのノブが付いた木製のドア、古い銀行みたいな吹き抜けの店内、床もディスプレイ用テーブルも木製、全体に沈んだブラウン系の色合い、革と金属(真ちゅう)の匂い、、、、数年後に日本人観光客が ドー
と押し寄せるなんて、とても想像できませんでした。
スーツケースを見たいと言うと、彼女は 「セ トゥレ ジョリ
」 と言いながら、アルゼールのシリーズを持ってきてくれました。
一番小さい 60cm を買いました。
そのキーナンバーが顧客ナンバーとして登録され、後にケースを買い足した時には、登録ナンバーのキーに付け変えてくれます。
複数のケースを持って旅をする時、キーは一つだけで
ということですね。
ところが、二つ目・三つ目、、、のケースを買った時はいつも、職人さんの仕事が詰まっているので 1~2ヶ月かかるというのです。
結局、他のデザインも含め、すべて異なったキーのケースを幾つも持つハメになりました。
日本の代理店にお願いしても、「パリに送り返さなければならないので、半年かかります」 の返事 ![]()
その後 LVジャパンができ、日本でも修理
になって、やっとのことでキーを揃えることができたのです ![]()
何度も旅で大活躍してくれたケースも、ここ数年はクローゼットに入りっぱなしです。
それでは可哀そうと、店のディスプレイ台として使う事にしました。
たった2坪の狭い店に、結構ハマっていて、ストック物も入れられますし、お役立ちグッズとなりました 。
今、有名デザイナーによって次々と沢山の商品が生み出されています。
ハードケースだけではなく、ハンドバッグ、袋物、小物雑貨、靴、服、アクセサリーに至るまで。
でも本来は、全ての物は客からのオーダーによって作られ、それが定番化して、一般商品になっていました。
船旅
から空の旅
の時代になった時、今のスーツケースが出来ました。
これを一番初めにオーダーした人は、一体どんな人なんだろう
、、、って考えたりしてみたら、、、
何だか、ロマンチックな気分になりませんか ![]()
針金細工・ハンガー
真ちゅう製の<ハンガーラックとハンガー>
三角のは、ピアスハンガー
簡単そうに見えて、作るのは結構難しい
のです。
左右対称で平らにしなければなりません。
針金って、意外に堅いのです。
針金細工を制作してくれているのは、東京・西荻<アビアント>林さんです。
ハンガーは、鎖を通してバックチャームにしたり、糸で2か所程を留めて、帽子や襟に付けたりしても
素敵ですよ。
ピアスハンガーと傘ピアス、、、
傘ピアスとイヤリングの材質は、油引きした千代紙。開きませんが、可愛いでしょ ![]()
ピアスハンガーの為に傘ピアスを置いているのですが、、、
この小さな傘のアクセサリーの作者は、年配の女性です。
外国人女性に、人気があります。 楽しいプレゼントですね ![]()
活躍するビー玉
<真ちゅう> と <ビー玉> 相性が良いですね
赤カブ、ニンジン、ピーマンのキーホルダー、エンドウ豆のブローチ。
全体の形が出来上がってから、はめ込みます。
柊のリースにもビー玉。
下は mede in France の電球
ペンダントトップです。
気球型のガラスをはめ込んであります。
何となく、カラーがフランスっぽいですね ![]()
あ、電気は点きません ![]()
うちの店には、ごく一部 (先日のブログの
トップ) を除いて、宝石を使った物はありません。
宝石は綺麗で高価。でも、ビー玉は楽しいし、それに暖かい ![]()
のです。



































