菅直人首相は9日夜、「霞が関なんて大ばか」と官僚を批判したかつての発言について、「弾みで言い過ぎたかもしれない」と修正した。
 首相は、副総理兼国家戦略担当相だった昨年10月、民主党東京都連の会合で「知恵、頭を使ってない。霞が関なんて成績が良かっただけで大ばかだ」と激しい官僚批判を展開した。しかし、8日の就任会見では「官僚の知識や経験」を評価した。
 記者団から「官僚観が変わったのか」と聞かれた首相は「まったく変わっていない」と強調しつつ、言い過ぎを反省。「目の前のことは考えているが、10年、20年の長さで見たらいい形になっていないという気持ちを申し上げた」「官僚の皆さんとある種の立ち位置が違うことを申し上げた」などと釈明した。 

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