3月23日


鋼構造接合部の研究。
abaqusによる弾塑性解析を行うために、
実験による素材試験の結果、
即ち、真応力、対数歪をインプットファイルに入力。

この時、
応力の値は常に上昇している状態でなくてはならなかった気がする、
ので、実験中の計測機器の盛りかえ等により起こる応力値の減少は取り除く作業を行った。

ちなみに、降伏棚での値は入れない。

これによって作られたインプットファイルをabaqusでまわしても、
datファイルにおいて、エラーは見られないが、
固有値解析をしていないためか、
解析がうまく行かない。

明日以降は
その他のミスを探す作業と、
abaqusでの固有値解析のやり方を習得する事が
最優先。


3月19日


現在、過去に行われた実験について、
当時、実験のみで追えなかった力学的特性を解析で追おうという研究を行っている。

そのうち、僕が考える実験の対象は2体。
鋼構造の接合部に関する実験だが、
1体についての弾性解析は終了していた。

今やっているのが、もう1体の弾性解析。
やる事は、ほとんど同じなため、比較的早く目的のグラフを作成できた。

弾性解析に関しては、2つの解析結果を踏まえて、
まとめるという作業。
これは、簡単に終わらせたいところ。

次からは、弾塑性解析。
各部材は、それぞれある厚みを持ったシェル要素(板要素)。
という事で、実験では、その厚みと同じ素材(同じ厚み?)の
素材試験が行われているので、
そのデータを、それぞれの厚みを持つ部分に入力する。

他に、
座屈について考えるために、
固有値解析を行う必要がある。

これに関しては、やった事がないので、
早めの習得が必要である。


久しぶりに更新。

勉強してる内容を、記録しようかな~って思い始めた。
元々、構造力学だったり、ある程度、習得した知識の公開を目標にしてたんだけど、
メインブログの方が、あまりにも建築とかけ離れてしまったため、
こっちを、建築に関するノーマルな日記ブログとして機能させてみようかと。。。


という事で、


3月18日


研究室に先日届いたパソコン(vista)に
abaqus(有限要素法解析ソフト)を使用するための環境を整える。
cygwinというソフトを使って、UNIXのスパコンにアクセスできるようにする。
ただ、abaqusのビューワーが開かなくて、cygwinのセットアップの方法をチョコチョコ変えながら
何回もやってたら、できるようになった。

とは言え、今やるべき事は、解析結果の処理。
そして、その解析結果はエクセルのデータに変換済み。
という事で、ビューワーが機能する事を確認してから、その作業。

他には、パソコン(windows)にExposéというmacの機能を使えるフリーソフトDExposE2をインストールした。
ただ、F10を押すと、Exposéが作動してしまうので、
windowsの機能の、ひらがなをアルファベットに変換する機能が使えない。
その設定も変更できない。

という事で、古いバージョンをインストールしてみる。
古い方だと、ファンクションキーを機能させないチェックボックスがある。

でも、
なぜか、古いバージョンだと、カーソルを画面端の方に移動させても、Exposéが起動しない。

。。。という事で、結局F10は我慢する事にして、新しいバージョンのDExposE2をインストールし直しました。


実質的な作業内容は、実験データと解析データの簡単な整理。

少しずつ、モチベーションを上げてかねば。。。

就職がほぼ決まりました。

アトリエ系の構造事務所です。


多くても毎年1人しか取ってないそうですが、

今年は特別に2人。

もう一人は、学部時代の友人で、僕より先に決まってました。


お互いに刺激し合い、高めあえればと思います。


そして、事務所の戦力に速くなれるように

今のうちに基礎的な知識を吸収しておきたいです。


業界では超有名なアトリエで、

ボスの人柄に惹かれました。。。(と言ったらばれるくらい有名な方)

この人に頼んだら、何でも可能にしてくれそうな。

僕もそんな構造家になりたい。


あと、日建設計へいく先輩がいて、

いくつか事務所を回ったそうですが、

「若手の方もいいけれど、大御所のほうが深みがある」

といったような言葉にも影響されました。


とにかく、頑張ろう!っていう決意表明。

減衰定数hの1質点弾性系について考えます。


総入力エネルギーの速度換算値Veと

固有周期Tの関係を

エネルギースペクトルと定義しています。

それをfortranにより求めていきます。



real h,w,dt,beta,pi,T,Sacc(0:3000),Ve
real acc(0:5000),vel(0:5000),def(0:5000),E

integer i,j

open(1,file='KOBNS.csv',status='old')

h =0.1
dt =0.02

pi =3.14159265358979

do 110 i=0,1499
read(1,*) Sacc(i)

110 continue

acc(0)=-Sacc(0)
vel(0)=0. ![m/s]

def(0)=0. ![m]

beta=1./6.

do 200 j=1,100
T=j*0.05
w=2.*pi/T
E=0.

do 10 i=0,1499

acc(i+1)=-((Sacc(i)+(w**2.)*def(i)+(2.*h*w+(w**2.)*dt)*vel(i))

& +(h*w*dt+(0.5-beta)*(w**2.)*(dt**2.))*acc(i))
& /(1.+h*w*dt+beta*(w**2.)*(dt**2.))

el(i+1)=vel(i)+(acc(i+1)+acc(i))*dt/2.

def(i+1)=def(i)+vel(i)*dt+(0.5-beta)*acc(i)*(dt**2.)
& +beta*acc(i+1)*(dt**2.)

E=E-Sacc(i)*vel(i+1)*dt

10 continue

Ve=sqrt(E*2.)

open(2,file='report3.csv',status='unknown')
write(2,100) j*0.05,Ve

100 format(2f15.6)

200 continue
stop
end



KOBNS.csvという0.02秒刻みの地震波のデータを読み込んでいます。


総入力エネルギーの速度換算値を求める際、

質量mは約分されて無くなるので、

総入力エネルギーEには、上のプログラム上、mを入れていません。


また、本来、連続数として積分により求めますが、

入力地震派のデータが離散的なので、

その刻みに合わせて加算として求めています。


固有周期を0.05刻みでデータを求めてます。


横軸に固有周期T、縦軸に速度換算値Veとすれば、

エネルギースペクトルの図が出来上がります。