消えゆく人の記憶


忘れられていく時代


朽ち果てた街


荒んだ世界の中心部


誰にも聞こえないように


縛られた心は叫びをあげる


命のすり減るほどに


心に灯した炎は暗い焔に姿を変えて


その姿に隠れうごめく


浮かんでは消えて


また生まれて


傷付いた叫びが生きていることを教えてくれる


今を生きていると


鏡にうつるヤサグレた誰か


ずっと檻に閉じ込められたままのくすんだ誰か


光り差さない影にさ迷う誰か


どこもかしこも


声にならない叫びをぶつけて、閉じられた世界を見つめている


いつか


天と地がひっくりかえるようなことを起こすために
めぐりゆく時代の果てで


消えない記憶と失った形に閉ざされた過去


忘れたままの時間が時の流れを止める


果てしないクロニクル


終わりが探しているのは忘れたままの明日を生きること


何が行方の道


明日も2日後も、3日後も


何も形もなく


色のないガラスに注がれた灰色の砂


また、一握り重ねるように星のように消える


忘れた記憶を取り戻すために見つけた場所


いつも何かに閉ざされたように


わずかな抗うことと引き換えに、夢物語の続きを描く


終わらすことも続けていくこともただしたくなくて


何かがもがいている


許せたものも許せぬものの形も時間も場所も


そして存在も


ずっと閉じたままの瞳の奥の心に問いかける


いつ時の鍵を外し始まるのかを


どんなに問いかけても聞こえない時間に問いかける


やりきれない時間の果てで

定めと運命と宿命の存在を

消える可能性が教えてる


もしも未来と過去のどちらかを消すとしたら


未来を消して過去の鍵を手にいれるか


過去を消して未来の扉を開くか


今にただすがり付くか


過去-現在-未来


昨日-今日-明日


定め-運命-宿命


時間-場所-存在


未完成の「完全なパズル」


ずっと「白紙の地図」


時を止めた「デジタル時計」


誰かわからない「名前のない僕」



あなた-僕-君


少しずつ儚い道しるべが霞んで虚ろいゆく


どちらが現実でどっちに未来と過去を残しているのか

加速された世界


時間の止まった世界


時間の存在しない世界


世界の片隅


ループし続ける世界と自分

また繰り返し


また夢から覚めた時にはループしている


どこかに時間が置いてきぼりなように


いつかの手帳に書いた予想図と同じように進んでいく

進んでいく


もっと他になかったのかと思うほど


現実が現実に見えない


過去がいつかもわからない

未来はずっと見えない


ここはどこ


今はいつ










何もかもリセットして誰もいない遠くへと、また重ねてく数えきれないほどに


運命は


宿命と定めに別れ


宿命は平行と交わり形を失って別の存在へ


定めはそのフラッシュバックのままに同じ景色へと導くままに


運命から派生したそれぞれ形の異なる宿命と定めは


それぞれの答えとなる


そして平行の世界の物語の人物たちはそれぞれに別の世界のストーリーを進めていく


そして残った僕に


運命から派生した


宿命と定めは重なるようにまた新たな姿を


何度目かの形へと


全ては遅すぎたように











答えって何だろう








進まないページ

止まったようにいつも思う

動き出してる街も人も形を変えて

空に群青の模様を描く

傷付いた体と心、遠い記憶

忘れない場所と誓い

何か残った胸に

空の世界、裏も表もない世界

朽ち果てた真実に一番近く
どこに視点をフォーカスするかもわからないまま

見果てぬ夢の片方

欠片が空に交ざる時

空の渦の中、君だけが真実を見る

消えた瞬きに虹を描くように世界をスライド

やがてくる場面

均衡の地平線

輝く星座の裏に太陽を映し出すままに

走ることを迷わず、消えていくままに

ずっと背中に足りない何かを埋めていた

この暗闇の中でたった一つの空が存在する意味を

群青描く、その後に

もしも私がいるならば

再び月に太陽かざすなら

描く絵は儚いものと

君は呟く、孤独の中で

重ねた心の中で何度も

その日があるのなら

近いけど遠い

遠いけどずっと見えない

見えないけど明日なら

静かな空に音がある

空に音はあるのか

何が空にあるのだろう

幾つもの時の中で

揺れて、ひかる










時が流れ、全てがリセットされ誰もいない遥か空の向こう


もう二度とない場所で


ずっとあるのだろうと
運命がないように鼓動の座し示す星座がなかったら


未来がなかったら過去もなかったら


僕もいないように君がいなくて


世界と世界が触れなかったら………


世界と世界が触れないようにするために


世界が世界を消さないようにするために


未来と過去と現在を切り離し、今と世界を孤独で包む


それが世界を守るためと信じて


なのになぜ


これほどまでに不安の壁があらわれる


どんどん積み上げられていく壁


それが哀しくても


それを止めはしないのはなぜだろう


心に強いブレーキをかけて








手が届きそおな訳ではない気がする


ずっと手の届かない場所で

僕は傷つけないように傷つかないように


明日を歩く













どれだけの時間が過ぎれば……いや


何をすれば……いつになれば……


そんな言葉じゃなくて













何が最後の一個なのだろう