京焼の名陶工、尾形乾山・作の名品の一つです。
乾山は好んで梅を文様にとりいれているが装飾化された独特の梅は俗に槍梅と呼ばれているようです。この香合はざっくりとした手造りで、釉下に呉須と白泥で白梅が描かれています。素地はざっくりとした信楽風の土で、蓋にはヘラ跡が残っています。底に銹絵で「乾山」の銘が記されています。これと同じ意匠の香合がもう一点存在しているそうです。
京焼の名陶工、尾形乾山・作の名品の一つです。
乾山は好んで梅を文様にとりいれているが装飾化された独特の梅は俗に槍梅と呼ばれているようです。この香合はざっくりとした手造りで、釉下に呉須と白泥で白梅が描かれています。素地はざっくりとした信楽風の土で、蓋にはヘラ跡が残っています。底に銹絵で「乾山」の銘が記されています。これと同じ意匠の香合がもう一点存在しているそうです。
白檀です。サンダルウッドという名でも有名でしょう???
熱帯アジア産の常緑喬木で古くに我が国に渡来しました。和名を白檀といいます。半寄生常緑の喬木で高さは3~4m、樹肌は灰白色で滑らかです。葉や樹皮はほとんど香らず、心材部分に甘みのある東洋調には欠かせない芳香があります。このサンダルウッドには変種が多いが、インド・カルナタカ産のものが芳香性で高級品とされ「老山白檀」と呼ばれています。
香調はインド産がソフトな甘いウッディ調のバルサミックな香気を有し、香気の持続性が著しい。産地により香りの特徴が異なります。
産地はインド、インドネシア、オーストラリア、チモール、トンガ等です。
お香の中で伽羅は別格として通常、主となるのがまず沈香です。
熱帯雨林に自生する沈丁花科の樹木に樹脂が凝結し、樹木が枯れていく中で熟成されて作り出される天然香木です。沈香となる原木には香気がなく、老木や土中に埋没した倒木、枯木のほか虫食い等の様々な原因で傷つけられた傷害木に真菌類が作用して、長い年月の間に薫香を発する樹脂が生成して沈香となるそうです。この樹脂は、動物や強い風など、様々な要因で偶然に傷ついた樹木が、自らの傷を癒すために滲出(しんしゅつ)するもの。沈香は字のごとく水に沈む木であり、比重が大きく香物質の樹脂分が多い。良質な沈香は樹脂が深く沈着しているため、水に沈んでしまうほど重い。これが沈香の名の由来となっているらしいです。
香調は甘味、辛味、苦味、酸味、鹹味などで表現される香りであり、またその香木によりそれぞれ特有の香りがします。
産地はベトナム、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ラオス等。東南アジアの一地域でのみ産出される貴重な香木です。