声の芸術家のブログ -3ページ目

世界で最も有名なスピーチの名手、オバマ大統領に学ぶ話し方テクニックとは?の話

おはようございます!
声の芸術家です。


一昨日、ご近所の恵比寿アトレの中にある、有燐堂をうろうろとしているとき、ある本を発見しました。


「オバマ大統領 プラハ演説 全文」


という本♪

オバマ大統領といえば、キング牧師の再来といわれるほどのスピーチの名手ですね!


相川ヴォイストレーニングを受講している方で、オバマスピーチを教材に使っている方も数名います。


先月の、プラハ演説といえば、世界中に感動を与えました。
アメリカは、核兵器のない世界を目指す・・・

元々、大学で平和研究をしていた僕にとって、喜ばしい話です♪


さて、では、オバマ大統領のスピーチのどこがそんなにすごいのでしょうか??


いくつか、ポイントを。


1、長身でバリトンの倍音の発声が心地よく聞こえる

2、あまり難しいことがわからない人にわかりやすい、単純な言い回しの反復を重ねている

3、全体で見て、後半に行くに従ってエネルギーがクレシェンドしている

4、イメージを想起しやすい、身近な対象を挙げている


など。


まず、オバマ大統領の発声について。

あれは、まず確実に「f分の1ゆらぎ」といわれる、心地よい周波数でてると思います。

この周波数帯の声を出している人というと、日本人だと森本レオ、宇多田ヒカルなどが有名です。

オバマ大統領の声は、低すぎず、高すぎずのバリトン。

年齢によって、聞きやすい音の高さというものが変わるのが人間。

年配の人にとって高い声は耳障り。
若者は高めの声を好む傾向があります。
(日本のミュージシャンの声がいい例)


老若男女に受け入れられやすい音域なんですね。


そして、2.

単純な言い回しの反復について。
こんなフレーズがあります。

オバマ大統領が選挙に勝ったときの、勝利演説です。


"It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled.


Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states. We are, and always will be, the United States of America."


このフレーズをスピーチしている最中、聴衆からは拍手が♪
このフレーズ、声に出して読んでみると、なんとなく感覚がわかるはず。


意味は、
「老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の寄せ集めだったこともないと。私たちは今も、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)なのです。」


普段反発するであろう、異なる対象の二つを列挙していくことで効果を挙げています。


そして、3.
全体で見て、後半に行くに従ってエネルギーがクレシェンドしているのです。


上に挙げたフレーズなんて、典型的です。


It's the answer~が一番小さな低めの声で読んで、ラストのthe United States でこのパラグラフの最高音に。

安定感の演出ならば、反対に、頭高尾低と言われるアナウンスのテクニックを使うほうがいいです。

アタマが高く、おしりが低い声で。

大衆を盛り上げ感動を与えるのであれば、王道はクレッシェンドするスピーチですね!


4のイメージを想起しやすい、身近な対象を挙げているポイント。

これまた、オバマ大統領で有名なフレーズ
"yes we can!"
が7回も連続して使われているスピーチの中に、一人のアメリカ人女性が登場します。

アンニクソンクーパーという、黒人女性。
106歳になる老齢の方。

彼女が登場するスピーチのくだりは、まるでアメリカの建国映画を見ているようです。
アメリカの106年間を、その間に起こった出来事・事件の列挙と共に、その都度、アメリカは立ち上がって乗り越えてきたと、強調。

そして、最後に、

"So tonight, let us ask ourselves, if our children should live to see the next century, if my daughters should be so lucky to live as long as Ann Nixon Cooper, what change will they see?"


「もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう?」


と〆る。

これは、聴衆はまず確実に、その歴史上の事件をイメージしたでしょう。


イメージできないものには共感できないもんですから、イメージしやすい身近な話題や、誰もが知っている話題を取り入れるという工夫は我々にもできますね!


以上、オバマ大統領スピーチについてでした。



わたしが話すと、相手に飽きられてるように感じるんですが、何かうまい解決策ありますか?の話

こんにちは!
声の芸術家です。


最近、ニュースで、JALの再建の話が度々登場しますね。

僕は、九州の実家に帰るときは、羽田空港から福岡空港までスカイマークを使わせてもらうことが多いんで、直接は関係ないんですが・・・


びっくりしたのが、国内線の半分以上が赤字だったとのこと。

いやー、交通インフラのお仕事は難しいですね。。。

採算が取れなくても、地元の人たちのことがあり、廃止できない・・・


クリエイティブで説得力のある再建計画に期待です。


さて、航空会社といえば、花形のお仕事はフライトアテンダントさんですね!


僕の周りにも、FAの方がいらっしゃいます。

チラッとみたニュースによると、「男性が美人だと思う女性の職業ランキング」のトップは、相変わらずフライトアテンダントさんなんですってね。


その方も美人です・・・


しかし、話を聞くと、かなりお仕事は大変とのこと。
体力、精神力をかなり要求されるお仕事のようで。


日本人のFAさんでこんな方はいないと思いますが、おぉ、っと思うことがありました。

僕が学生時代に、ロシアの航空会社アエロフロートに乗ってモスクワにいったときのことでした。


ロシアの会社なので、FAさんはみんなロシア人(多分)


窓際の席に座って、外の景色を見ると、通路を行く白人美人のFAさん。


ドリンクのサーブをしてらっしゃいました。


そのときの顔が・・・


無表情。


怖い(笑)


明らかに、不機嫌だよね・・・


お国柄なのか。
と思いつつも、日本の航空会社でパリに行ったときは、こんな風ではなかったなと思いつつ。


ともあれ、相当ハードな仕事環境のなか、多分上司との人間関係や退職後のお仕事のことなどで、結構ストレスがたまっている可能性があるでしょうから、責めることはできませんが。


できることなら、にこっと柔らかで自然なスマイルを維持したいものです!

FAさんに限らず、


「何を考えてるかわからない」


「声に感情がのらない」


「話し方が単調で、すぐ飽きられてしまう」


というような悩みをお持ちの方は、表情の改善で声に変化がでます!


というのは、声と表情は密接に関係しているからです。



ちなみに、ただ笑顔でいればOKってわけじゃないですからね(笑)


目的別です。
僕は、不自然な業務用スマイルが苦手(笑)
見るからに、うそですよね、という女性の笑顔は、コワイ・・・・


さて、表情の話。
表情は、表情筋群と呼ばれる顔の筋肉たちの動きによって形作られます。


上記した悩みの方は、鏡をみながら自分の顔に手を当ててみていただきたいです。

そして、「かわいい~かわいい~」といいながら2分間、なでてあげましょう(笑)

多分効果あります。


さて、具体的な表情筋のエクササイズ。
鏡の前で行います。
朝、シャワーを浴びたあとがいいでしょう。


1、超びっくりした顔をする!目をかっと見開いて、口を大きくあけて!
したら、元に戻す。そして、超びっくり!を5回繰り返す。


2、超悲しい顔をする、、、極限まで悲しい顔。眉間のしわができ、下唇に力がはいる。1同様繰り返す。


3、スーパーハッピーな大爆笑な顔をする!ほほが持ち上がり、目が細くなり、口角が持ち上がる。口が開いた状態。1動揺繰り返す。



以上です。
これは、朝の5分間もあればできますが、効果高いです。
役者さんは、鏡の前で一日中自分の表情を見続けるというトレーニングをするんですが、それに近いです。


「人は幸せだから笑うのではない。笑うと幸せなのだ」


自分らしい笑顔で、いきいきと今日も生活しましょう♪


草食男子のための声の出し方?の話

こんにちは!
声の芸術家です。


今回の内容は、
「おれ、草食男子キャラなんだよな~」

「よく周りの人に、お前ゆるキャラだよねって言われる」

人のための内容です。


さて、先日、とある講座に伺う機会がありました。


世の中には、千差万別の声があるもんですが、その講師の方は、
「ゆるい感じのキャラ」
を自称していらっしゃるほどに、雰囲気の柔らかな方でした。


内容として、ほぐれた雰囲気を作るための技術を学ぶセミナーだったので、そのキャラがぴったりなのだろうなと感じました。


適材適所、ぴったりのテーマに、ぴったりの声があるのは間違いないようです。


例えば、毎日東京から品川まで新幹線で通勤する人はいないですよね(笑)

山手線に乗ったほうが、乗車とか下車とか考えると便利です。


優しい雰囲気の声が持ち味の方は、なるべく優しい雰囲気のテーマを話す、選ぶのが最適ですね。


しかし、理想的には、自分の持ち味にあったシチュエーションだけに対応したいものですが、そうはいかないのが現実ってものんです。


「ゆるい感じのキャラ」というのは、親密さは伝わると思いますが、力強さや信頼感をもってもらえるか。

例えば、数十万円するセミナーやコンサルティングを販売するのが目的だとしたら、「ゆるい・・・」ではどうでしょうか。


人間心理として、やはり、自信がある感じの人や、やる気がある人、バイタリティがある人、安定感のある人、重厚感のある人を選ぶもんですね。


優しい感じの声というのはそれはそれで貴重なので大切にしつつも、信頼感が伝わる声の出し方を知っておきたいものです!



ちなみに、その方の場合は、問題点と改善策は、以下の3つでした。


1、姿勢がかなり猫背で前に飛ばない声

2、「あ」行の発音のときに、口がほとんど縦に開いていないのでこもった声になっている

3、「さ」「た」「ら」行の発音のときに、非常に滑舌が悪く聞き取りにくい


姿勢については、猫背の方にはシュワッチトレーニングをオススメしています。

詳しくはまた書きます。

猫背だと、声が前に飛びにくいのと、こもりやすい傾向がありますし、見た目も美しくないです。


声のことにかかわらず、しっかり姿勢は美しく!
そう在りたいものです。


2、「あ」行の発音については、意識して、指二本が口に縦に入るくらいあけて話すことです。

それを21日間続ければ、習慣になります。
習慣化は、1日、3日、7日、21日の壁を乗り越えることによって、定着するといわれていますね。


3、滑舌について。これは、恐らく、舌の筋肉が弱い・堅いためと思われます。
そのタイプの人は、恐らく、巻き舌の”R”の発音とかできないはずです。

いろいろと、改善方法はありますが、カンタンな練習としては、


「だだだだだだだだ・・・・・」

「られりるれろらろ られりるれろらろ られりるれろらろ・・・・」

と、連呼するのがいいです。
声は出さずに、口元を手で隠しながら、周りの人にバレないようにやりましょう(笑)
僕は、ステージ前によくやっています。


ゆるい感じで、場の雰囲気を和ませる貴重な使命を持った方々!
これからもその使命を活かしつつも、あぁ、どうしても、組織を引っ張っていくとか力強さが必要になった場合は、今回紹介した方法をやってみてくださいね!



質問などは、このブログにコメントか、メッセージでどうぞ♪

お返事は遅くなるかもしれませんが、何かしらお答えいたします!