日本の皆さんは最近アメリカを騒がせているPhil Robertson というリアリティショーのスターのコメントについてご存知でしょうか。このDuck Dynastyというショーを私は騒ぎが起こるまで全く知りませんでした。ご興味があればWikipediaなどで見てみてください。物議を醸したコメントはゲイの人々に対する差別偏見だとして非難されました。

他にもいろいろ興味深い方のようですが、年末に「他にもこんなことを言っている」としてマイナーなニュースになったのが、teenagerと結婚したほうがいいというアドバイスです。ただし、女はうんと年下がいいという意味ではなく、本人は20歳で16歳の女性と結婚したので、自分も若いうちに若い子と結婚したほうがいいということのようです。

そのことに関しては「はー」と思うだけですが、他の語録としてあげられていたのが宗教についてです。Jesusのいない社会(非キリスト教社会)の殺人の記録を見てみろ、ということで近年80年の間にあげられた4つが、ナチ、神道、共産主義、イスラム教でした。短いコメントなので深いところは知る由もありませんが、彼の神道の理解というものはどういうものでしょう。なんか、すごく誤解しているに違いないと思う一方、敬虔な(ちょっと極端な)キリスト教信者として知られる大スターが突然神道を出してきたことに新鮮な驚きを感じました。

いつ韓国が「永遠の0」に噛み付いてくるのかと思っていましたが、とうとう見つけました。(私が知らなかっただけで既に攻撃していたのかもしれませんが。)


カミカゼ映画に感動した安倍首相、年頭所感で改憲強調 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/02/2014010200804.html?ent_rank_news (掲載から一週間後には読めなくなります。)

”昨年の大みそかの31日には明恵夫人と共に、東京・六本木の映画館で、太平洋戦争当時の神風特攻隊をテーマにした映画『永遠の0』を鑑賞。安倍首相は映画が終わった後、記者団に「感動した」と述べた。”


いつもながら話を曲げてありますよね。「太平洋戦争当時の神風特攻隊をテーマにし」とありますが、正確には、天才ゼロ戦乗り(特攻だけの話ではない)を素材にした愛と情の話で、(映画は見ていませんが)小説は飛行機乗りの努力と技術に敬意を払っていますが特攻と帝国海軍には批判的です。どう読んでも戦争や軍国主義賛歌ではないのですが。

日本の各種機関はアメリカで日本に関する意識のアンケートをとるのが好きですよね。この前は新聞社が何かやっていましたが、昨日は「外務省は19日、米国で実施した対日世論調査の結果を発表し」たということで、「米、アジア最重視は中国…日本2位」なんだそうです。「18歳以上の一般国民1000人と有識者201人に電話で」聞いたんだそうです。


でも、アメリカって広いし、いろいろな人がいるので、アメリカが戦争しているのでない限り国外にあまり興味ない人も多いし、アジア方面にあまり興味がない人ももっと大勢いると思うので、こんなアンケートして意味があるのかと不思議です。中南米やアフリカ系の人たちは、日本と中国とどっちが重要かなんて興味ないし、答えなければならないとしたら、大きい国を選ぶに決まっているような気がするのですが。