昭和15年、秋
「笑い」と言うものを全く解さない警視庁保安課検閲係の向坂睦夫(役所広司)は、浅草の劇団「笑の大学」の芝居『ジュリオとロミエット』を上演禁止に持ち込む為、座付作家、椿 一(稲垣吾郎)の台本に無理難題を課していた
ところが椿はなんとか上演許可を貰おうと、その都度、向坂の指摘をすり抜けるような台本に書き直してくる
やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生え、皮肉にも完璧な喜劇台本が完成するのであった
しかし、いよいよ上演許可が下りようと言う日、椿はつい口を滑らせ、笑いを弾圧しようとする体制を非難し、向坂の逆鱗に触れ、笑いの要素を一切取り除いた台本に書き換えるよう言い渡されてしまう
そして翌日、徹夜明けの椿は一冊の台本を向坂に提出する
それはかつてないほど面白い傑作喜劇だった
これでは上演許可が出せないという向坂に対して、椿はなぜか平然としている
訝る向坂に、椿は昨夜、赤紙(召集令状)が届いたと告げる…
監督はこの作品が長編映画デビューの星護
舞台も観てみたい…
どうも!福岡市博多区中洲に在るbar Day-Break(バー デイブレイク)
の店主『おかも』です(^_^)
第二次世界大戦開戦間近の東京を舞台に、検閲官と喜劇舞台作家の笑いを巡る攻防と、ふたりの間に芽生える友情を描いた三谷幸喜の傑作戯曲を、彼自ら新たに書き下ろした脚本で映画化されたコメディです
戦前の浅草で、エノケン(榎本健一)の座付き(附属)作家を務め、昭和の喜劇の繁栄に大きな足跡を残した『菊谷 栄』が、椿一のモデルとなっっているそうです
取調室という密室で行われる、ふたりだけのストーリーについつい引き込まれてしまいました(^_^)
★★★★☆(5つが最高)
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