舞台は門司港 | デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

デイブレイクおかもの『なんかなし書いてんもう』

福岡県福岡市博多区中洲に在るbar Day-Breakの店主「おかも」が
お気に入りの酒、音楽、映画、たまに日常の出来事なんかを紹介していきます

helpless Helpless('96)


1989年 門司港


高校生の健次(浅野忠信)は、仮出所で帰って来た片腕のやくざ、安男(光石研)に再会した
安男の兄貴分の坂梨(永澤俊矢)が、組長が死んでしまって組はつぶれたと話しても、安男は一向に信じようとしないばかりか、坂梨を撃ち殺す
自分だけにつらい思いをさせて出所したら雲隠れか、と怒った安男は、健次に知的障害をもつ妹のユリ(辻香緒里)と、大切なショルダーバッグを預けると組長の消息を追う


ユリを預かった健次は、安男との待ち合わせ場所である山中のドライブインに行くが、偶然会ったクラスメイトの秋彦(斉藤陽一郎)、そしてドライブインの主人とトラブルを起こしてしまう


そんな折り、精神病院に入院していた健次の父親が自殺を図った
それを知った健次は、突発的にドライブインの主人たちを殺害する
健次は警察の検問をくぐってきた安男と落ち会うが、安男がユリを殺そうとしたことに腹を立てる
安男を残し、健次はユリを連れてバイクで街へ向かう
追いつめられた安男は、自らの頭に銃口を当てた


街のレストランのトイレで、健次はショルダーバッグの中身を確かめた
そこには、白い粉と安男のミイラ化した右腕が入っていた
腕には、「HELP ME」と彫られていた
席に戻ってみるとユリの姿がない
健次は急いで追いかけ、ユリとともに道をどこまでも真っすぐに歩いてゆく…


監督は「EUREKA(ユリイカ)」の青山真治


後味悪い…
どうも!福岡市博多区中洲に在る
bar Day-Break(バー デイブレイク) の店主『おかも』です(^_^)


孤独感を抱える高校生や仮出所中のチンピラなど、救いようのない連中が突発的に起こす出来事をつづった青春ドラマで
青山真治監督の劇場映画デビュー作であり、浅野忠信の初主演作品です


全体的に絶望感が漂い、観た後になんか虚しさを感じる作品でした


★★☆(5つが最高)


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