シドニィ・シェルダンの代表作「ゲームの達人」の後日談。
ミストレスって適切な訳が思いつかない。「女主人」なんてフェミニストに怒られそうだし。
そんな「ゲームの達女」、作者は違えどオフィシャルな続編扱いらしい。
300ページちょいで97300語、11時間程度。
●Mistress of the Game
評価:★★
アマゾンレビューによると賛否両論っぽいけどおっさんは楽しめた。
ゲームの達人の後半の昼メロ展開に比べればよほどテンポが良い。
前作を読んでいればいろいろと楽しめるので、好きな人はぜひ。
元祖ゲームの達人ケイト・ブラックウェルの孫イブとアレクサンドラ、それぞれの子供達が主人公。
そもそもこのイブ、幼いころから双子の妹を焼き殺そうとしたりいろいろアレな女。
前作ではケイトの後継者から外されたり、報いを受けたような扱いになってた。
イブの復讐を果たすべく育てられた息子マックス、まず手始めに父親を消す。
アレクサンドラの娘レクシーに憎悪を募らせ、財産の乗っ取りを企てるも...
ブラックウェル家の人間の宿命なのか、運命に翻弄される主人公たち。
ケイト・イブ・マックス・レクシーが愛したクルーガー・ブレント社の凋落。
続編だから感情移入もあるだろうけど、本作の主人公たちには根底に愛がある。
(前作は純粋な悪意に満ちた人物を中心に話が回って胸が悪くなったりした)
お約束のように惹かれ合うマックスとレクシー、幸せになれたかもしれないのにね。
今回も萌え大賞は該当なし。
シドニィ・シェルダン\108シリーズがあと4冊あるけど、萌えが欲しいな。
キュウレンジャーとプリキュアは期待以上の立ち上がりだ!