くらべうま日記 -32ページ目

新2冠馬ディープスカイ誕生!!


  第75回日本ダービー


     1着 ディープスカイ

     2着 スマイルジャック

     3着 ブラックシェル

     4着 マイネルチャールズ

     5着 レインボーペガサス




 完勝。ディープスカイの二冠目のレースもそう言える内容だった。レースは逃げ宣言をしていたアグネススターチが大逃げを打つかと思われたが、1角でハナを奪ったのは、レッツゴーキリシマ。アグネススターチは2番手に控える形。スマイルジャック、サクセスブロッケン、レインボーペガサスの順にレースは流れ、中団後ろにブラックシェル、タケミカヅチ、デープスカイ、ショウナンアルバが控える。1000m通過は去年とほぼ同じスローペース。3角でもほとんど動きはなく、4角に入って後ろのほうでは馬群が固まってくるがレッツゴーキリシマ、アグネススターチがリードを保ったまま最後の直線を迎える。残り400mを切ったあたりからレースは大きく動き出す。まず、スマイルジャックがアグネススターチを交わすとここでアグネススターチを馬群が一気に飲み込む。残り200mでついにスマイルジャックがレッツゴーキリシマを捕らえ先頭に躍り出る。スマイルジャックの後ろにいた馬でスマイルジャックを捕らえるだけの末脚をみせている馬がいなかった為、このまま逃げ切るかと思われた矢先、大外

からディープスカイが鋭く伸びてきた。スマイルジャックはゴール前粘りこみを図るもディープスカイの鬼脚にはかなわず、ディープスカイが一気に差し切り、ダービー馬の称号を手にした。




 ダービー馬デープスカイは文句なしの完璧な内容だった。道中は後方待機から、直線に向いたところでは完全に包まれていたが、何とかもう一度外に出してそこから、一気。NHKマイルのとき同様に、「この馬は強い」と感じるレースぶりだった。今から休養に入って、復帰はもちろん菊花賞だろうけど、この馬は天皇賞・秋のほうでみてみたい気もする。騎乗した四位騎手は武豊騎手に続き、史上二人目のダービー連覇。四位騎手は今年、出だしは躓いたが、ここにきてディープスカイと共に調子も上昇中。



 2着スマイルジャックはとにかく惜しかった。絶好の位置取りに、絶好の抜け出し。勝ってもおかしくない競馬だったが、ディープスカイがいた。ただそれだけが敗因だった。これでこの馬、3着を外したのは皐月賞だけ。そこだけ見ると世代最強クラスの馬。そういえば、その皐月賞は、皐月賞の為にとっておきたかった仕上げをスプリングステークスで使ったつけがでただけだった。そう考えると、今後も期待が出来る。



 3着はブラックシェル。個人的にはまず、無事に周って来てくれてほっとしている。皐月賞、NHKマイル、ダービーという過酷なローテ、しかもNHKとダービーは道悪に近い状況。そんな中、NHK2着、ダービー3着と結果もちゃんと出した。スタミナありそうだし、菊花賞でもたのもしい存在。



 マイネルチャールズは4着。この馬はあの位置ではなくもう一歩前で競馬をしてなくてはダメ。スパッと切れる脚ももっているが、それがちゃんと切れるかが不安定。それなら、もう一歩前で競馬をして押し切るような競馬をした方が確率がいいと思う。ただ、4着だし格好はつけたはず。



 5着はレインボーペガサス。2角で動いたのがスーパーファインプレーとはならず。ただ、スローだったし、安藤勝騎手の好騎乗、好判断だったのだろう。強いんだろうけど、この馬、はっきり言ってよくわからない。




<続く>









第75回日本ダービー&第122回目黒記念



 第75回日本ダービー(JpnⅠ)



   ◎ タケミカヅチ

   ○ ディープスカイ

   ▲ サクセスブロッケン

   △ マイネルチャールズ

   △ レインボーペガサス

   △ クリスタルウイング



 1勝馬でも、善戦マンでも、社台の所有馬でも、鞍上が鞍上でも、好きな馬タケミカヅチをダービーの本命に。


 NHKマイルで繰り出した末脚を思い出せば、ディープスカイの印をこれ以上おとすことはできない。距離不安があちらこちらで言われているが、それは皆一緒。それに、去年ダービーを制したウオッカは「本質はマイラー」と今になって言われているではないか。折り合いのつくディープスカイならウオッカと同じように東京2400mも簡単に克服することができるはずだ。


 サクセスブロッケンの強さは本物。もし、カーリンが芝(ターフ)のレースに出てたら圧勝するだろう。そう考えるとダートで古馬1,600万をも凌ぐタイムを出したサクセスブロッケンは初芝でもイイ勝負になるだろう。強い馬にとって芝もダートも関係ないはずだ。



 結局、混戦混戦と言われながら、今年の牡馬クラシックはマイネルチャールズ中心に回ってきた。常に人気を背負い、他馬にマークされながら競馬をしてきたマイネルチャールズ。前走で3着に敗れたのはいただけないが、弥生賞のような競馬をすれば、確実に3着以内には食い込んでくる。


 重残りの馬場ならダート出身、芝適性抜群のレインボーペガサス。皐月賞最速の末脚が再び府中の舞台でも爆発する。


 トライアル組からはクリスタルウイングが最右翼だろう。デビューが2月と遅かったため皐月賞に間に合わなかったがデビュー戦以外はダービーを見据えた距離で競馬をしてきた。成長力もあり、皐月賞組の一角を崩すことも可能だろう。アドマイヤコマンドも同様の過程だが、前走の-12kgが気に食わない。



  買い目(3連複1頭軸流し)

      4→1,2,9,10,18





  第122回目黒記念(JpnⅡ)


    ◎ アルナスライン

    ○ ロックドゥカンプ

    ▲ ホクトスルタン

    △ ダブルティンパニー

    △ ヒカリシャトル

    △ アイポッパー



 ホクトスルタンがすんなり逃げそうだが、アルナスラインなら捕らえきるはず。ロックドゥカンプは八分の仕上げでもここで軽く着内にくる力は持っている。



  買い目(3連単1頭軸流し)

      17→1,3,5,8,10,9








金鯱賞


  金鯱賞(GⅡ)



  ◎ ローゼンクロイツ

  ○ エイシンデピュティ

  ▲ アドマイヤオーラ

  △ スウィフトカレント

  △ マンハッタンスカイ

  △ タスカータソルテ



 ローゼンクロイツの復活に期待。前走は骨折明けに加え、3角で早くもほぼ先頭に立ってしまい、フワッとした走りになっていた。今回メンバーはそろったが、ここは中京。巻き返しと連覇は可能。


 このメンバー構成でエイシンデピュティの先行力は魅力。


 ドバイ帰りのアドマイヤオーラだが、ドバイを除くと復帰以降全て3着以内。ここでも上位必至。


 叩き2走目のスウィフトカレント、先行できるマンハッタンスカイ、中京巧者候補のタスカータソルテを抑えに。



  買い目(馬連)

      12,17→6,10,13,15

      12→17