薬はいや。もうこれ以上の薬を飲むのはいや。そう思ったら数か月ぶりに早く目が覚めた。気力でなんとかなることもあるの。対症療法で薬漬けになる気なんてないの。ままならないときがあっても、大切な自分の身体なんだから。自分で守るの。
回顧・Ⅰあの頃の私たちの無意味なエネルギーが、今につながる何かに向かえてたら良かったのにね。せめて形がほしかった。夜の子供たちの影を光に解き放つことができたなら闇に苦しむ僕らも少しは浮かべることができるだろうか。
斜軸僕の視界は 最初から歪んでいた刷り込まれた世界が合うはずがなかった真っ直ぐに生きようとすればするほど歪んだそれに気付いた日 僕は笑った。一巡りもしてきたこの世の流れの中を狂いもせず生き延びてきただけで上等じゃねぇか。ほんの少しの病気くらい 可愛いもんじゃねえか。あの頃に比べたらよっぽどマシ。それにしても、見事に類は友を呼んだものだわ。