[ワンライ] 甘い夏祭り | てんじゅのひとりごと

てんじゅのひとりごと

主にイケメン王宮の呟き、自身の創作のブログになります。私自身、妄想好きなので創作は暴走するかもしれませんが、そのあたりは温かい目で見て頂けると光栄です。最近はイケミュをきっかけにRush×300の結城伽寿也君にもハマっていますwww

久しぶりのブログで久しぶりのワンライ参加www

最近めっきりTwitterに入り浸りになっていますが(笑)やかましくてごめんなさいね。
Rushネタになるとどうしても騒いでしまいます・・・(^▽^;)

生温かく見守って頂けると嬉しいです。


で、今回は久しぶりにワンライ参加してみました。丁度地元でお祭りもあるのでいろいろ妄想しやすかったのもあって事前に書き上げていたw

お題は「浴衣で夏祭り」

100プリアランとプリちゃんのお話です。

設定的にはウィスタリア留学中のプリちゃんが夏季休暇を利用して自国に帰国したという設定から始まっています。

100プリアランの夢√の続きみたいな感じかな?

アランの浴衣のカッコ良さまで伝える事が出来なかったのが残念ですが仕方ない・・・(-"-;A
去年の夏祭りリアイベを思い出します♡

ではどうぞ~♪


甘い夏祭り


夏期休暇を利用してエリナは先に自国に帰国をしていた。アランも公務との調整をつけて僅かな休暇をエリナと過ごす為に遅れて来日しエリナの元を訪れていた。

「出来た。いいよ、アラン」
「ああ・・・」

今日は駅前で夏祭りが催されている。せっかく来たのだから・・・とエリナがアランの浴衣を用意して着付けを施していた。

(アランは何でも着こなせちゃうんだな・・・)

いつもと雰囲気の違う恋人の姿に着付けを施しながらもドキドキしてしまうエリナ。そんなエリナをよそにアランは鏡の前で自分の浴衣姿を眺めながらも何処か釈然としない表情を浮かべている。

「なあ・・・これこんなに動きにくいもんなの?」

アランは鏡に映った姿を見ながら足を広げて腰に巻かれた帯を下にずらす。

「あまり帯下げると着崩れしちゃうよ、アラン・・・」
「あと襟元も窮屈・・・」

そう言いながらアランは襟元に片手を突っ込んで緩めてしまった。

(仕方ないか・・・初めて着る人には窮屈に感じるよね)

ピシっと着るより少し崩れた方がアランらしいかも・・・と思いながら横目でチラっとアランに目をやるとちょうどアランと視線がぶつかってしまった。

「エリナの浴衣姿初めて見るな。似合ってる」
「あ、ありがとう・・・じゃあ、お祭り行こうか」

エリナは恥ずかしさを誤魔化してアランの手を引いて部屋を後にした。

駅前通りはたくさんの人で溢れていた。アランの目に屋台が珍しく映ったのか辺りを興味深そうに見渡しながら歩いている。初めは気付かなかったけれど、ふと何故か前から歩いて来る女の子達が皆視線を上げて私達とすれ違う事に気がついた。視線を追うとその視線は前を歩くアランに向けられている。人混みに居ても頭一つ分顔が出ているアランは確かに目立つ。それに加えて見た目とこの出で立ちだ。他の女性達が目を向けるのも無理はない。

(アラン、カッコいいしな・・・隣に並ぶ事に気が引ける・・・)

前を歩くアランの手を取ろうとしたエリナだったがそんな事を思って戸惑っていると、不意に振り返ったアランの手が伸びてきて手首を掴まれた。

「はぐれんなよ」
「う、うん・・・」

アランに手を引かれて二人は屋台を回る事にした。

「アラン、何食べる?」
「食べるよりもゲームっていうの?あの撃つやつ・・・」

アランの指さし方向に目を向けると射的の屋台があった。

「あ、あれは射的っていうんだよ。きっとアランなら得意かもね」
「やってみたい」


屋台の人からやり方とルールの説明を聞いてから銃を受け取りアランはコルクを銃に詰めていく。

「これ以外に難しいかもな。コルクなんて飛ぶわけねえじゃん・・・」
「ちょっ、アラン声が大きいってばっ!!」

エリナが周りに目配りをして慌ててアランの口を塞ぐ。どうやら屋台の人にもそれが聞こえたらしく苦笑いをしていた。

「そしたら・・・あれ狙ってみるか・・・」

銃を片手に構えた途端アランの顔つきが変わる。その表情にエリナの鼓動が高鳴る。

(今日は何回アランにドキドキさせられてるんだろ、私・・・)


結果的に射的で取れたのは小さな箱のキャラメルだった。狙っていた物が倒れず本気で悔しがるアランが可愛くてクスッと笑うとアランに不機嫌な顔で覗きこまれて額を指で弾かれた。

「痛っ!!」
「お前笑い過ぎ・・・」
「でも射的ってなかなか当たらないのに取れるなんて凄い事なんだよ」
「まあ・・・最低限当てないとな。本職だし」

そう言いながらキャラメルを一粒口に放り込むアラン。

「で・・・何でさっき泣きそうな顔してたわけ?」
「え?」

突然突拍子もない事を聞かれ意味が分からずエリナが目を見開いてアランを見つめる。

「人混みを歩いていた時の話・・・」
「・・・あっ」

(アランにバレてたんだ・・・)

アランが他の女の子達に騒がれて自信を無くした・・・とはさすがに言えない。アランにどう言いわけをしようかと俯いて考えを巡らせているとポンっとアランの大きな手が頭に落ちてきた。

「俺はエリナ以外の女には興味ないから・・・」

一言だけそう呟いてすぐアランの手が離れていった。顔を上げると夜空を背にしたアランの優しい微笑みがあった。
その言葉に安心したようにエリナも微笑むと、アランはエリナのうなじに手を回し顔を寄せて唇にキスを落とした。

「キャラメルの味がする・・・」
「甘いだろ?」

エリナの口元を指で拭いニヤリと笑うアランにエリナは頬を赤らめる。

今日はアランに翻弄させられっぱなしのエリナであった・・・。

~END~


お読み頂きありがとうございました。

他にも金魚すくいに悪戦苦闘するアラン・・・とも思ったんですが100プリアランなので急遽射的に変更w 本当は王宮アランで書きたかったんだけど、浴衣と王宮を結び付けるのにワンライでは書ききれない予感がしたので100プリ路線にしましたσ(^_^;)

最近SSを書く機会がめっきり減ったので、ちょっと大慌てでしたが。
ってか妄想する時間がなーいっ!!!!

夏休みと息子に追われて自分の時間が無い・・・。

早く終わってくれ・・・(_ _。) ってまだ7月かw

もう既に限界・・・だ・・・・°・(ノД`)・°・

来月の楽しみを糧にあと一カ月頑張ろ。


梅雨明けしたと同時に梅雨に戻ったような陽気ですが体調に気を付けてお過ごし下さい。