X(旧Twitter)に投稿した、ドキュメンタリー映画『ありあまるごちそう(原題:We Feed the World)』の自己感想の転載です。

 

ドキュメンタリー映画『ありあまるごちそう(原題:We Feed the World)』を視聴。世界に食料危機が迫っているのではなく、工場式農業が「食の偏在」とそれによる飢餓を生み出しているとも言ってよいだろう。工場式農業は、同時に無数の移民労働者をも世界に量産していく...

 

 

承前)

>工場式農業は、同時に無数の移民労働者をも世界に量産していく...Mbr >
この作品の製作国はオーストリアなのでEUを中心に取材されていて、「EUが漁業管理を一元化しようと画策」してたり、欧州の大企業も農畜産業を集約化することで膨大な数の移民労働者を産出していることが見てとれる。

 

3)
この映画見ながら、「欧米がロシアを狂ったように適ししたがる理由のひとつもこれかもな」と思った次第。世界中の食を掌握したい陣営にとっては、「国として自立した無理が少ない食糧事情を維持し、欧米の工場式農業が入り込みづらい」のは腹立たしいものねえ🤔

 

 

4)
で、この映画で紹介された搾取を維持しようとする欧米の姿勢が露呈したのがつい先日の「ウクライナの小麦」事件だと思う。ロシアが協定を維持しないことでアフリカからの搾取を食い止めようとしたため欧米が反発し、EU側が主張する「世界」が自分達EUだけということを勘がいい人に知らしめる結果に

 

5)
砂糖を中心に”世界商品”を切り口にして歴史の考察を試みた良書『砂糖の世界史』でも、英国式紅茶とそれに入れる砂糖、米国ではコーヒーやコカコーラ...等が「植民地の材料とそこからの搾取で成り立っている」様があぶり出されている。

 

 

 

6)
さらに『資本主義と奴隷制』も併せると、西側の資本主義暴走のエグさをより一層痛感すること請け合い。