X(旧Twitter)に投稿した、ドラマ『倒壊する巨塔(原題:The Looming Tower)』の自己感想の転載です。

 

第2話「Losing My Religion」、「疑わしいと思う場所を全部潰せばいい」と”アフガニスタンの村を10個爆撃する大統領令の発布”を強く要求するCIA。しかも「空爆させろ」という要求。人道性や倫理性は一体どこへ(汗)。容疑者一人確保する代わりにあたり一帯を皆殺し、というCIAの案が恐ろしすぎる。

 

2-2) 完全なフィクションドラマである『エアーウルフ』『私立探偵マグナム』でも「自分が特定他者を悪人と認定するに足りると”思える”なら違法に攻撃してOK」という心理的傾向が、米国作品には散見される印象がある。徹頭徹尾「殺すのではなく適切に裁け」という韓国ドラマとは違う一貫性がある。

 

 

2-3) 時期的に米国大統領の下半身スキャンダルが露呈していた時期なのだけど、そこから目をそらすための隠れ蓑として「テロ容疑者殲滅を目的とした他国の村複数を空爆」を提案しようとするCIA職員、というのがアウトすぎると感じる次第。逮捕して裁判にかけるのがあるべき筋のはずなのに。

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<2>に続きます。(予定)