X(旧Twitter)に投稿した、書籍『コレラの世界史』の自己感想の転載です。
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— 阿香(Axiang) (@qingxiang_wushu) July 3, 2024
19世紀のコレラ・パンデミック前後での変化とおぼしき現象のひとつとして「総合的に症状を診て投薬や治療法を勘案」という伝統的医療が「売れる薬を処方するほうへシフト」していったらしい、的な言及が『コレラの世界史』にはある。東洋だけの伝統じゃなかったのかそれ、と勉強になった。
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19世紀のコレラ・パンデミック前後での変化とおぼしき現象のひとつとして「総合的に症状を診て投薬や治療法を勘案」という伝統的医療が「売れる薬を処方するほうへシフト」していったらしい、的な言及が『コレラの世界史』にはある。東洋だけの伝統じゃなかったのかそれ、と勉強になった。
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— 阿香(Axiang) (@qingxiang_wushu) July 6, 2024
同書にて言及されるコレラパンデミックの時代は、細菌学やウイルス学の発展もまだまだで、伝染病の感染拡大に一定の抑制効果を持つ公衆衛生の知見がまだ不十分だった。現代の視点から見ると滑稽に映る数々の対策は、当時の人達の努力や奮闘を反映していたものであることを留意するべき、とは思う。
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同書にて言及されるコレラパンデミックの時代は、細菌学やウイルス学の発展もまだまだで、伝染病の感染拡大に一定の抑制効果を持つ公衆衛生の知見がまだ不十分だった。現代の視点から見ると滑稽に映る数々の対策は、当時の人達の努力や奮闘を反映していたものであることを留意するべき、とは思う。
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— 阿香(Axiang) (@qingxiang_wushu) July 6, 2024
伝染病の感染拡大に一定の抑制効果を持つ公衆衛生の知見がまだ不十分な上に、「なぜコレラに感染するのか?原因は?経路は?」に行き当たるまで随分と紆余曲折があった模様。時代が時代だけに仕方ないと思う。当時の人達には申し訳ないがその時代に生まれていなかったことに安堵する自分がいる😔
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伝染病の感染拡大に一定の抑制効果を持つ公衆衛生の知見がまだ不十分な上に、「なぜコレラに感染するのか?原因は?経路は?」に行き当たるまで随分と紆余曲折があった模様。時代が時代だけに仕方ないと思う。当時の人達には申し訳ないがその時代に生まれていなかったことに安堵する自分がいる😔
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— 阿香(Axiang) (@qingxiang_wushu) July 8, 2024
「伝染病コレラとの戦い」は、単なる感染症vs人間の対立構造にとどまらず、科学的思考と民俗的思考、当時の庶民・労働者の飲食・生活習慣と感染との関わり、各種イデオロギー、利害的および政治的な対立、人の情報の伝達伝承、人の遺体を巡る法制化等々、実に様々な歴史の”顔”を見せたのである。
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「伝染病コレラとの戦い」は、単なる感染症vs人間の対立構造にとどまらず、科学的思考と民俗的思考、当時の庶民・労働者の飲食・生活習慣と感染との関わり、各種イデオロギー、利害的および政治的な対立、人の情報の伝達伝承、人の遺体を巡る法制化等々、実に様々な歴史の”顔”を見せたのである。
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<4>に続きます。(予定)