降って湧いたように......というわけでもないのでしょうが、衆議院解散総選挙期間に突入している本邦。
自民党総裁選では「石破以外の3名は誰が総裁になっても米国既定路線の踏襲だろうなあ。さてどうなるのかなあ」と思っていたら、”消去法で石破?”と思えなくもない結果に。
我が家では本日現時点では石破茂に関しては具体的な判断をまだ下しておらず保留にしている(なぜなら、彼の言動や行動が真に意味するところがまだ読みきれていないため)のですが、彼が総裁=日本国首相になった途端に欧米メディアが破竹の勢いで彼のことを猛烈バッシングし始めたため、ますます「早急に判断をくだすのはちょっと避けておこうか」という状態になっている次第。
なにせ、「わざと自民党がもっと恨まれるようにやってません?」と思いかねない言動が2〜3見られたんですよね、首相に就任してから。
そこに加えて、ホワイトハウスが気にくわない人事だと全力で叩きにくる欧米メディアの攻撃が突然過熱。
公平公正な報道が中心ではなく「ホワイトハウスのお好みか否か」で攻撃するかしないか論調が変化しやすい傾向を、第二次安倍政権までは私自身が見抜くことができなかったため欧米メディアを判断の基準に過剰にしてしまうことが多々ありましたが、近年多方面から少しずついろいろ調べていて「欧米メディアだけでは本質を考察・追及していくことは不可能だ。なぜならどの国のメディアも玉石混交で”この国が絶対的に正しい報道をしている”とは言い切れず、欧米とりわけ英米とりわけ米国に至っては”有名メディアだからあてになるとは限らない”を地でいっていることが自分自身の中でわかってきた」なので、「欧米メディアが揃いも揃って全力バッシングする際は、一歩引いて観察・調査しないといけない」と考えるようになったのです。
平たく言えば、「欧米メディアを葵の御紋のようにありがたがってずいぶんといろいろ情報の受け取り間違いをしました。反省しております」ということです。
ゴメンナサイm(_ _)m
で。
石破茂個人への評価は保留にしておくとして、保留にしておけないのが目前に迫った衆議院選挙。
あいも変わらず「(白票は票にカウントされないにも関わらず)白票は有効だ」プロパガンダがところどころに湧いてきており、「まともに投票させたくないんだなー」という与党陣営の意思を感じたりも。
立派な投票妨害に該当しますから、それはやってはいけないことなのですけれどもねえ。
特に与党陣営とマスメディアがそれを率先して扇動している場合はなおさら。
そういう妨害には目もくれず、入れたい人が自分の選挙区にいなかろうが「カレー味の大便か大便味のカレーかを選ばないといけない」状況であろうが、とにかく一票を投じないといけないなと思う次第。
私は民衆・大衆の側にいる人間なので、その自分の立場にもとづいて自分が票を投じる人間を選びたい所存。
権力者でもなければ、利権に媚びて生計を立てているわけでもないので、「庶民としての自分たちの生殺与奪を預けるわけにはいかない候補者を消去して選ぶ」ことになるとは思いますが。
とりあえず、「こいつに入れたらネタになっておもしろそうだから」とか「颯爽とヒーローのように現れてメディアがもてはやしてるからきっと素晴らしい人なんだ」とか、そういう選択だけはしないで済むように注意したいと思います。
ふう。(一息つく)
それにしても。
西側型議会制選挙って、お金も時間も無駄にかかってるなあと近年思う次第。
『資本主義と奴隷制』読んでるときにも思ったんですが、「西側型議会制選挙って、結局資本主義者や縁故的権力層が政治コントロール力を掌握し続けたいがために編み出した手法じゃなかろうか」と考えてしまうくらい、「資産資本と権力を持っている層にやたらと都合がよくできている」と感じてしまうのです。
実際、奴隷貿易が盛んだった時代の英国では「買収で票を獲得して議員になり、自分の奴隷貿易や植民地プランテーション事業に都合がよい政策を堅持し続ける」人間が何人も何人もいたとのこと。
それって結局、ネポティズム的な閨閥政治や苛烈な搾取をする完全資本主義から一歩も出てないんじゃないの???
とさえ思えてくる始末。
ハテ真相はいかに。
ともあれ、真面目に投票に行きたいと思います。