「果たして美味しいスイカができるのだろうか?」と不安になりつつも積算温度が1,100度に到達した我が家の水耕もとい液肥栽培スイカ。
(↓撮影日時:8月24日午前7時50分)
積算温度の計算は、スマホのアプリもリリースされているのだそうですが、私個人はオンラインで公開してくれてるプログラム(↓)を使って参考にしていました。
気象観測地点のコードを選択できるのがいいですねこれ。
つるの部分はまだ枯れてないのですが、積算温度も目安水準には到達したようだし、いい感じにしっかりした硬さのある実なので、思い切って収穫してしまえ!ということに。
大きさは手のひらに乗っちゃうミニミニさんです。
(↓撮影日時:8月24日午前7時51分)
先月半ばに某スーパーのテナント直売コーナーで買った100円スイカ↓はきっとこれ⤴︎と同様の経緯をたどったのかなあとやっぱり思ってしまいます。
可愛かったので買って見た100円
— ガブちゃん (@Satoruci3) July 15, 2024
みかんサイズ
想像以上に美味しかったのであったらまた買うかも
冷蔵庫保存にやさしいさいず。 pic.twitter.com/Zcf6OGTasq
いくら収穫したてが新鮮とはいえ、ぬるいスイカは美味しくありません。
というわけで、冷蔵庫で一晩冷やしてからいただきました。
(↓撮影日時:8月25日午前8時21分)
皮が結構厚めではあるんですが、味と食感はちゃんとスイカしてて美味しかったです。
サイズはミニミニさんでも、ちゃんと収穫できてよかったです、ほんと。
スイカ栽培といえばわたくし、実は子供時代にちょっと切ない思い出があるので、そのリベンジになったかな?ということで。
今般スイカの液肥の面倒を見てたのは基本的に相方ヒゲ氏ばかりでしたけどね。
(;^ω^)
で、その”切ない思い出”とは何かと申しますと.........。
時は私が小学校三年生の頃に遡ります。
小学校では1年次はアサガオ、二年次はヒマワリ...と学年全員が「一人1鉢栽培」を経験したのですが、3年次の作物はといえば「ヘチマ」。
学校外でも当時、学研の雑誌『学習』『科学』を自宅て購読していた私のところに、学研の『科学」の付録としてヘチマの種が送られてきました。
その頃住んでいた戸建てには裏庭があり、庭の一部は畑状態になっておりました。
で、「ヘチマができたらたわしにしてもいいかも」とでも思った小3の私は、学研が送ってくれたそのヘチマの種を蒔いて育ててみることにしたのです。
播種された種は特に問題もなく芽を出し、順調に成長していきました。
が!!!
育っていくうちに、とある違和感を覚えたのであります。
その違和感の正体は何かというと......
育っている作物は、どうもヘチマではないようなのですね。
いよいよ花が咲こうというころに、その違和感は「これは違う」という確信に変わりました。
雌花がヘチマのそれではなかったのです。
結論から言うと、雌花が「スイカ」のそれでした。
見間違えではありません。
だって、無事に受粉してしまったその雌花、着々と大きくなる姿がどう逆立ちしてみても「やっぱりスイカ」。
何をどうやってもヘチマには見えませんでした。
なぜにヘチマじゃないのか?と不思議に思いつつも、「そういえば総入れ歯」に考えが至った私。
ヘチマの種って、外見がスイカのそれに似てるんですよね実は。
なので、当時の私は学研にそのことの確認を取らなかったのですが、おそらく「学研が種を間違えた」のだと思います。
何をどうやったらそういう間違いが起こるのか、とも思いますが、あるんですねえそういうこと......
と当時を振り返ってみても思います。
さて。
育ってきたのがヘチマじゃなくてスイカだったのは予想外でしたが、せっかく受粉に成功したのだから食べられるくらいになってくれるといいのにな〜〜〜と、庭での成長を見守っていたのですが......。
そんな我が家に、「引越しする」との宣言が。
引越し予定は9月上旬。
スイカの収穫はその頃までに間に合いそうにない気がしてました。
せっかくだから収穫にまでこぎつけたかったのにぃ........
という私の無念さをよそに引越しは決行され、あわれ私のスイカは置いていかれることに。
いま思えば、小3の身でも自転車を漕いで行けば様子を見に行ける距離に引越しただけだったので、せめて様子を見に行けばよかったのかもなあ...ではあります。
とはいえ、当時それを思いつかなかった私は、結局その「庭で育てたスイカ」と収穫を待たずして今生の別れとあいなりました。
そんな思い出は、店頭でスイカを見るたびにひそかに私の脳裏をよぎります。
それだけに、液肥を追加してるのはもっぱらヒゲ氏とはいえ、「あの頃のリベンジ」という気持ちで収穫のときを待っておりました。
なので、切ってみてちゃんと赤くて美味しいスイカになっていたのは、たとえサイズがミニミニさんでも「喜びもひとしお」というやつでしたね。
小3のあの頃の無念を、少しだけ取り返せたような気がします。
ありがとうヒゲ氏。そしてありがとう、頑張ってくれたスイカの株よ。
.........と、ここでいい話で終わるかと思いきや。
実が1個収穫できたので、その実につながっていた黄色化している枝葉を剪定し、液肥を交換したらば、枝葉が再度元気に伸び始め花もどんどん咲くように。
なんや調子悪かったんは、液肥入れ替えをせず水質が悪かっただけかいな、とツッコミ入れちゃう事態に。
(;^ω^)
今から結実して大丈夫なのかなーと思いつつ、とりあえず結実ぶりの様子をもう少し見る日々になりそうです。
(;^ω^)
※過去ログ