昨年3月の時点で2020/03/14(土) 今後を占う上で踏まえることの覚書。という自分用メモを残してあるのですが...

 

求人広告の出稿数を2媒体で日次確認するようになったのは昨年3月18日からで、

 

不動産、とりわけ中古戸建て物件の売却広告出稿数を2媒体で日次確認するようになったのは昨年4月8日から。

 

数字の取得条件に大きなブレが出ないように気をつけながら、一定期間以上取得した数字を並べてみると、その増減の流れ(金融商品投資でいうトレンドと言ったところでしょうか)に何かを読み取れる気がしてきます。

 

求人広告に関しては、調査を始めた時点での水準まで出稿数が戻らない状況は一貫として続いているように見えます。飲食店の閉店と、それに関連する業種が打撃を受けている可能性を個人的には主因のひとつとして推測しています。

 

一方、不動産とりわけ中古戸建て物件の売却広告は、昨年末までは新着広告の「安い順」からある特定自治体に関して少々チェックしていたのを、今年に入ってすぐに「高い順」でも新着広告をソートして、ある特定自治たちと東京都をチェックするようになりました。

すると、高価格帯の新着に億円規模の物件が何件も見られます。新築分譲の募集ではありません、中古物件の売却です。

 

今年1月にそのことに気づき始めてからまもなく、自宅マンションの郵便受けにポスティングされている中古不動産売却物件の価格帯が変化していることにも気づきました。

うちの近所近郊の場合だと、昨年末までのチラシ掲載価格は200万円や300万円台も多く、数百万円台の物件が載っているとそのチラシ内での相対的に割高感を感じていたのですが、今年に入ってからは基本的に500万円以下の物件がチラシに乗らなくなり、4桁万円の”中古”物件がチラシの半分以上を占める事例が散見されるようになりました。新築の分譲戸建てが4,000万円台だと「わー、たかーい!」と思ってしまうトカイナカ=都心郊外であるにも関わらず、です。

この傾向は今年に入ってから顕著になり、今年も残すところあと1ヶ月半という時期に至るまで一貫して続いています。

 

これらの現象に対する私個人と相方ヒゲ氏の意見は、

”「売却して不動産にかかる経費負担を減らしたい」と考えている層が以前よりも広がって、(ローンを利用したとしても)億円規模の物件を購入することが可能な層にまで影響してるのだろう”

です。

「わー、こんな豪邸まで売りに出てるよ!」と物件広告の画像を見ていると、中には「自宅を事務所にしている職住一体型」のものも時折出てきます。個人的な主観だけでいえば「住み替えするから今の家を売っちゃうね(^^)」ではないように感じます。

 

お片づけ&不用品処分サービス業者のYouTubeチャンネルなどを見ていても、典型的なゴミ屋敷問題解決だけではない、「急遽マイホームから引っ越して出て行きました」的に見える事例が時たま出てきている感じ。

 

これらの現象をとりまとめて見てみると、個人的な意見としては「以前は維持できていた生活水準を手放さないといけない層が広がっている」感じがして仕方ありません。

個人的な脳内イメージとしてラピュタを持ち出すとすれば(なぜラピュタなのか?はご想像におまかせします)、「ラピュタの上層を富裕層、中層を中流層、下層を庶民と仮定した場合、ラピュタの崩壊が下から始まって上層の下部まで届いてきてる」感じです。

 

この意見には賛否両方あるのは当然でしょうし、人によっては異論があって当然だと思います。

あくまでも私的な見方ですから。

ここには「ひとつの個人的な覚書」として記しておく、というお話です。